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SUPER FORMULA 第3戦 富士スピードウェイ プレビュー

SUPER FORMULA第3戦はトヨタの「ホーム」富士 過去強さを見せてきた得意のコースで連勝を狙う

SUPER FORMULA第3戦はトヨタの「ホーム」富士
過去強さを見せてきた得意のコースで連勝を狙う

夏の本格シーズン入りを前に、ホームで勢いに乗るべく邁進

富士スピードウェイのピットレーン  7月13日(土)~14日(日)の両日、静岡県駿東郡小山町に位置する富士スピードウェイで「2013 全日本選手権スーパーフォーミュラ 第3戦」が開催される。
 第2戦オートポリスから1ヶ月あまり。オートポリスで1-2フィニッシュを飾り、開幕戦の雪辱を果たしたトヨタ勢だが、まだシーズンは始まったばかり。本格的な夏のシーズン初戦、ホームである富士スピードウェイで、更に勢いに乗るべく邁進する。
 昨年の富士大会は、天候がめまぐるしく変わる難レースとなったが、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が逆転勝利。最後までロッテラーと首位を争った中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が2位に入り、トヨタエンジンがトップ8を占めた。

ロングストレートが特徴の国際コース

富士スピードウェイコース図  1966年に開設され、60年代から70年代にかけて日本グランプリを開催するなど長い歴史を持つ富士スピードウェイ。2005年にリニューアルオープンし、2007年、2008年にはF1日本グランプリを開催。昨年は世界耐久選手権(WEC)が24年ぶりに行われるなど、日本を代表するサーキットである。
 約1.5kmもの長いストレートが特徴だが、後半には中低速コーナーの連続するテクニカルなセクションもあり、セッティングの難しいコースだ。
 2005年にリニューアルされたばかりということもあり、施設は新しく綺麗なので、カップルや家族連れでも安心してレースを楽しめる。

首都圏から近く、観光地も満載

 首都圏から比較的近く、アクセスは容易。自家用車であれば、東名高速道路の御殿場インターチェンジや東富士五湖道路の須走インターチェンジが近い。公共交通機関ではJR御殿場線の御殿場駅もしくは駿河小山駅から富士急行バスもしくはタクシーでのアクセスとなる。また、東名御殿場まで高速バスも利用可能。
 宿泊については、御殿場周辺に数多くの施設がある他、ちょっと足を伸ばせば箱根や山中湖などのリゾート地も候補に入るだろう。
 富士山周辺、富士五湖や箱根といったメジャーな観光地が近く、温泉や富士サファリパーク、御殿場プレミアムアウトレットや富士急ハイランドなどとの観光と組み合わせたプランも楽しめる。
 ただし、メジャーな観光地の多い立地故に、行き帰りの渋滞は慢性的であり、渋滞対策を十分にしておきたい。

富士戦は3年連続トヨタエンジンが上位独占中

ここ数年、夏の富士戦ではトヨタエンジンが上位を独占している ここ数年、夏の富士戦ではトヨタエンジンが上位を独占しており、2010年は表彰台を独占。2011年はトップ4、昨年2012年に至ってはトップ8をトヨタエンジンが占めるという圧倒的な強さを見せた。
 そんな中でも特に、2011年、2012年と2連勝中なのがロッテラー。前戦オートポリスでポール・トゥ・ウィンを飾り、勢いに乗るロッテラーを誰が止められるかにも注目が集まる。
 前戦オートポリスでロッテラーと激しい首位争いを展開し、惜しくも2位に終わったものの、その後ル・マン24時間レースで初優勝を果たし凱旋するロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)、ル・マン24時間レースでロッテラー、デュバルらとの激戦の記憶も新しい中嶋一貴らはその筆頭と言えるだろう。
 もちろん、現在ランキング首位の松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)、J.P.デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)のインパル勢も必ず上位争いに絡んでくるはず。また、2010年にここ富士で勝利を飾っている平手晃平(P.MU/CERUMO・INGING)、デビューイヤーながら開幕から2戦連続のポイント獲得を果たす脅威のルーキー、平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)をはじめとする、若手勢の活躍にも期待がかかる。