WEC 2015年 第5戦 富士6時間レース 現地レポート
- 公式練習日
- 予選日
- 決勝日
公式練習日
小林可夢偉選手、WEC富士に見参!
今シーズン、スーパーフォーミュラで活躍中の小林可夢偉選手が富士6時間レースにやってきました。
可夢偉選手が、TOYOTA GAZOO Racingのリザーブ/テストドライバーを務めていることはご存じですか?
リザーブドライバーとは、レギュラードライバーが万が一、レースに出場できない場合、そのドライバーに代わってレースに出場するドライバーのこと。そのため、可夢偉選手はチームに帯同しているんです。
また今回のWEC富士ではスケジュールの合間をぬって、TOYOTA GAZOO Racingブースでトークショーを行ったり、チームの裏側を紹介するムービーを撮影したりしているそうですよ。
ムービーは近日公開予定!楽しみにしてくださいね。
気分はドライバー!搭乗体験に参加しよう
TOYOTA GAZOO Racingブースには、ル・マン24時間レースを戦ってきた歴代の車両4台が展示されています。
そのうちの2台、TS030 HYBRID(2013年仕様)とTS040 HYBRID(2014年仕様)を使って、レーシングカーの運転席に乗り込むことができるキッズ限定の「搭乗体験」を行っています。WECシリーズやル・マン24時間レースに参戦していた「実車」に乗ることができるまたとないチャンス!
ぜひ体験してみてくださいね。
WEC富士、いよいよ開幕!
本日よりWEC 第6戦 富士6時間レース開幕!
世界を転戦してきたWECがついに日本にやってきました。
初日の今日は公式練習日。午前と午後の2回にそれぞれ90分間の公式練習が行われています。
イベント広場にある「TOYOTA GAZOO Racingブース」も本日からオープン!3日間とも8:00〜17:00までオープンしているので、ぜひ遊びに来てくださいね。
TOYOTA GAZOO Racingの応援よろしくお願いします!
予選日
予選日終了! 決勝日はもっと熱く盛り上がりましょう!!
予選後、各チームの作業も終わりが近づいていました。ピットガレージ裏にあるチームの控え室も、もうひっそりと静まり返っています。シャッターの下ろされたガレージの前では、メカニックが、ホイールのクリーニングで最後の1本に取り掛かっていました。
今日は予選の応援、ありがとうございました。富士スピードウェイに来た皆さんは、予選やTGRPのイベントで楽しんでいただけたでしょうか?TOYOTA GAZOO Racingに明日の決勝日もまた、熱い応援をよろしくお願いします。
ミート・ザ・チームで、今日の公式スケジュールは終了
サポートレース、アジアン・ル・マン・シリーズの決勝レースを終えた後、午後5時半からメディアセンターでは、TOYOTA GAZOO Racingのミート・ザ・チームが実施されました。これは公式予選を終えた6人のドライバーが、取材記者たちの集まる場所に行ってフリーに近い状態で取材されるという会見で、取材記者からは"囲み取材"と呼ばれているものです。そこではハイブリッド・プロジェクトの村田久武リーダーを囲んで話が弾んでいました。
今大会に向けたTS040 HYBRIDの改善点を聞かれた村田リーダーは「エンジン出力をウン十馬力高めてきました。燃費を無視してパワーアップするのはナンセンスで、エンジンの熱効率を高めてパワーを引き出しています」と答えていました。
また、チームで唯一の日本人ドライバーである中嶋一貴選手には、東京運動記者クラブからその活躍を賞したトロフィーが贈られていました。中嶋選手を含めて6人のドライバーたちは口々に、明日の決勝での奮起を口にしていました。
TS040 HYBRIDは予選5番手と6番手に
LMGTEクラスに続いて午後2時10分から20分間、LMP1とLMP2クラスの公式予選が行われました。TOYOTA GAZOO Racingでは、1号車は中嶋一貴選手とセバスチャン・ブエミ選手が、2号車はステファン・サラザン選手とマイク・コンウェイ選手がアタックを担当しました。WECの予選は走行した2選手のベストタイムの平均で争われます。平均タイム1分25秒072をマークした1号車が予選5番手。2号車も1分25秒327の好タイムをマークし、6番手で続きました。
明日の決勝レースは、午前11時にスタート。今度は6時間の長丁場です。TOYOTA GAZOO Racingの2台への熱い応援よろしくお願いします!
くま吉もがんばってます!
TOYOTA GAZOO Racingを応援するため、各地のサーキットに出没してきたトヨタ くま吉が、WEC第6戦が開催されている富士スピードウェイのイベント広場に登場!
ファンのちびっ子を抱っこしたり、トヨタのル・マン挑戦を描く連載マンガ「眠らぬ虎」の主人公"中路一気"選手と写真を撮ったり、お母さんとハイタッチしたり、まさに元気一杯!!でファンのみんなと交流を深めていました。
イベント広場からのエールは、きっとレーシングコースのTOYOTA GAZOO Racingのみんなに届いたことでしょうね。
可夢偉選手のドライブで富士を走る!
午前11時45分から、レーシングコースでは「Media Hot Laps(メディア・ホット・ラップス)」と呼ばれるイベントが行われた。これはWEC第6戦富士を取材に来た記者、レポーターの何人かが、プロのレーシングドライバーが運転するクルマで富士のレーシングコースを走る、というもの。
TOYOTA GAZOO Racingからは、リザーブ/テストドライバーを務める小林可夢偉選手、そして車両はライトスポーツカーとして人気の高い86が登場。トップドライバーが操る86のサイドシートに乗り、富士を走るという得がたい体験をした記者たちは、走行後には頬を紅潮させ、感激した様子でクルマから降りてきていました。
そこから見えるのはユノディエール? 富士の1コーナー?
イベント広場のTGRPには多くのファンが詰めかけていますが、ちびっ子たちに特に人気なコンテンツと言えば、昨日も紹介したレーシングカーの搭乗体験です。車両は、時間によって代わりますが、TS030 HYBRIDやTS040 HYBRIDなどのコクピット(運転席)に乗り込み、ドライビングシートに収まってみよう、というものです。ちびっ子たちに用意されたステップでサイドポンツーン(コクピット横の張り出し部分)をまたぎ、タイトなコクピットに入ってしまえばもう、気分はWECドライバーですね。座高が低すぎてクルマの前方を見通せないのは御愛嬌ですが、それでも、子供たちの夢は一杯に拡がっているようでした。
レーシングコースでは3回目のフリー走行が行われました
午前9時50分から1時間に渡り、レーシングコースではWEC第6戦富士の3回目となるプラクティスが行われました。大会初日となった昨日から、サポートレースも含めて7回の走行セッションが実施されたことでコースコンディションも"仕上がった"状態に近づき、全体的にラップタイムも向上しています。TOYOTA GAZOO Racing勢も好調にタイムを削り、1号車が1分25秒458で4番手を記録。2号車も1分26秒186をマークし、5番手で続いています。
プロのドライビングテクニックを体験しよう!
メインスタンドから少し最終コーナー方向に進んだP12エリアでは、「POWER DRIVE」が人気を呼んでいます。これは田ケ原章蔵選手ら4人のプロドライバーが運転するクルマの助手席に同乗し、彼らのドライビングテクニックを体感できるというもの。
使用するのは、トータルチューンを施したスポーツカーブランドとしても知られるG'sのアクアなどだから、狭い特設コースでもクルマの楽しさが存分に感じられるはず。さらにコースには散水車で水が撒かれているから、クルマの動きも大きくなり、巻き上げるしぶきで一層迫力もアップするという仕掛けも。参加資格は中学生以上となっています。今日は午後4時から最後の試乗券配布となっていますが、明日も午前8時から夕方まで実施される予定となっています。
ドライバーのトークからWECを知る
日本各地を巡回してきたWECキャラバントレーラーの脇に設けられたTOYOTA GAZOO Racing STAGEでは午前10時40分から小林可夢偉選手、脇阪寿一選手、伊藤大輔選手を迎えてのトークショーが行われていました。
TOYOTA GAZOO Racingでリザーブ/テストドライバーとしてTS040 HYBRIDをドライブしたことのある小林選手は、今シーズン国内で参戦しているスーパーフォーミュラと比較しながら、また脇阪選手と伊藤選手は、やはり国内で参戦しているSUPER GTと比較しながらWECを紹介しました。第一線のドライバーたちだけにレースに関してのエピソードも織り交ぜながら、楽しいトークショーとなっていました。ちなみに、このトークショーは明日も午前8時半から開催される予定となっています。
プロドライバーに挑戦しよう!
TGRPの中には歴代のル・マン24時間レース参戦車両が並んでいます。その隣に長蛇の列を発見しました!
実はこれ、WECドライビングシミュレーター体験というコンテンツへの参加者が、順番を待っているのです。プロのドライバーでも十分楽しめるほどリアルなドライビングが体験できるもそうです。本当にプロドライバーのタイムも掲示されていて、プロのドライビングスキルに挑戦することも可能なんです。今日は午後5時まで開催されていて、中学生以上ならだれでも参加できます。プロのドライバーに挑戦したい腕自慢は、ぜひ挑戦してみてください!
モータースポーツの第一歩、カートに触れてみる
TGRPには多彩なコンテンツが用意されていますが、アクティブ派にお薦めは「ザ・カート」。モータースポーツの入門カテゴリーと位置づけられるカートに試乗し、タイムアタックで速さを競うというものです。
参加資格はシートにきちんと座れてペダルに足が届き、ハンドル操作ができるという条件で、目安としては小学校の高学年以上となっています。レーシングスクールでインストラクターを務める藤田孝博さんと、実際にカートレースに参戦している大谷飛雄選手がインストラクターを務め、ビギナーにも安心して走れるノウハウを伝授してもらえます。3人組で合計タイムを競うのだが、1人からでも参加は可能。今日はこの後、午後2時から最後の試乗券配布が行われる予定です。
第6戦富士の予選日、スタートです!
おはようございます。今日は曇り空となった富士スピードウェイ。2015年 WEC 第6戦、富士6時間レース、いよいよ公式予選日を迎えました。レーシングコースやメインスタンドは、まだレースの前だけに静かですが、スタンド裏では早くも観客の皆さんの熱気が漂っていました。TOYOTA GAZOO Racing応援席専用受付では、多くのファンが応援セットを手にしようと、長蛇の列が出来上がっていました。
決勝日
イベント広場は、まだまだ賑わいが続いています
WEC第6戦富士のレーススケジュールは、すべて終了しました。イベント広場の特設ステージでは、まだまだ魅力的なプログラムが続いています。
午後5時35分からは後夜祭としてSpeedway Rock's @WECと銘打ち、海外でも人気の女性サックスプレーヤーの小林香織さんのライブステージが行われていました。続いては伝説のハードロックバンド"アースシェイカー"が登場するということです。まだまだ富士の"熱い"1日は終わらないようです。皆さん、最後まで楽しんでいってくださいね!
TS040 HYBRIDは5位、6位で決勝レースを終える
スタートから6時間、チェッカーが振られて、ついに決勝レースは終了となりました。TOYOTA GAZOO RacingのTS040 HYBRIDの2台は、5位と6位でチェッカーを受けました。
雨の中、最後まで応援してくれたファンの皆さん、どうもありがとうございました。この後も上海、バーレーンと転戦が続きます。引き続きご声援をお願いします。そして、来年もまた、富士でお会いしましょう!
次への戦いはレース中からスタート
決勝レースも大詰めを迎えた頃、TOYOTA GAZOO Racingのピット裏では、撤収作業が少しずつ始まっていました。これはライバルチームも同様で、レースが終わってから片付け始めるのではなく、レース中から片づけられるものから順に進められています。
まずはミシュランのタイヤサービスガレージにすべてのタイヤを返却。同時にパーツや工具などをまとめる箱を準備する・・・など。3週間後に行われる次戦 上海6時間レースに向け、早くも新たな戦いが始まっています。
メカニックたちも戦っています
雨が降ったり止んだりを繰り返している決勝レース。それはコース上だけのドライバーだけでなく、メカニックたちにも試練を与えています。TOYOTA GAZOO Racingのメカニックたちは、次のピットストップでTS040 HYBRIDが履くウェットタイヤの準備していました。
ところが路面が乾いてきたため、急遽ハイブリッドタイヤと呼ばれる溝のないウェットタイヤの用意をすることに。次のピットストップまで、あまり時間はありません。メカニックたちは慌ただしい動きで、新しいタイヤの準備にとりかかっていました。ピット裏でも"戦い"が行われています。
雨の中、応援ありがとうございます!
スタートから約1時間経過。富士スピードウェイでは、相変わらず雨が降り続いています。TOYOTA GAZOO Racingの応援席では、雨に濡れながらも、熱心なファンの皆さんが応援を続けています。スタンド最前列の大フラッグ部隊も、気合充分に応援旗を振り続けています。応援ありがとうございます!
富士スピードウェイから南にある箱根方面では、晴れ間も広がっているようです。今後、富士スピードウェイも、天候が持ち直すかもしれませんね。
レース観戦の合間にTGRPでWECを満喫!
WECは6時間の長丁場、レース観戦以外でも満喫できるように、TGRPでは様々なコンテンツが用意されています。昨日も紹介した小林可夢偉、脇阪寿一、伊藤大輔の3選手によるトークショーは、雨のためにTGRPの大テントの下に場所を変えて行われていました。
またSUPER GTやスーパー耐久などで活躍する吉田広樹選手と佐藤公哉選手によるドライビングシミュレーター対決などにも多くのファンが詰めかけ賑わっていました。レース観戦の合間にぜひTGRPにお越しください!
いよいよ6時間レーススタート!
午前11時のスタートに向けて、スタート進行が始まりました。昨年まではコース上のスターティンググリッドに全車が整列するのですが、今年からはル・マン24時間レースのみで行われていた「ル・マン式スタート」となりました。ル・マン式スタートでは、ピットウォールに沿って全車がグランドスタンドの方向をを向いて並べられます。2台のTS040 HYBRIDもこの通り。
またグリッド上では、国歌斉唱とともに御殿場太鼓の演技も披露されました。
スタートは安全を考慮して、セーフティカー(SC)が先導する形となりました。6時間の長丁場、TOYOTA GAZOO Racingへの応援よろしくお願いします!
あのカフェが、TGRPにオープン!
先日、公開されたTOYOTA BARISTA(/archive/ms/jp/wec/toyotabarista/)は、もうご覧になられましたか?あのスペシャルムービーに登場したカフェが、TGRPに「プチ」オープンしています。用意された2台のコーヒーマシンをよく見るとコーヒーを注ぐボタンが、なんどTS040 HYBRIDのブレーキ・ペダルを模したデザインになっていることがわかります。
そのブレーキ・ペダルを押すと、ブレーキで回生されたエネルギーを使って、コーヒーが注がれる仕組みになっています。レース観戦の合間に、ぜひ「ハイブリッド」で淹れた美味しいコーヒーを味わってみてください!
ピットウォークは雨の中でも大盛況
午前8時半から始まったピットウォーク。雨にもかかわらず、ピットロードは大変な賑わいとなっていました。
WECのピットウォークでは、ドライバーのサイン会が行われる「オートグラフ・セッション」の時間が設けられています。ファンの皆さんは、持参したグッズにサインを貰ったり、写真を撮影されたりしてドライバーとの交流を楽しんでいました。
一方、その後ではエンジニアやメカニックたちが、決勝レースに備え、最後のチェックを行っていました。
TS010のレーシングサウンドにビックリ、そしてウットリ
TGRP(TOYOTA GAZOO Racing PARK)に用意されたコンテンツの中で、集まったファンの人たちを最も驚かせるのがTS010を使ってのエンジン始動です。
自然吸気のV型10気筒と、より高回転型のエンジンだけに、そのサウンドも魅力的。エンジンがスタートし、V10レーシングの高音圧なサウンドが流れると、クルマの周囲に集まったファンも、思わず手で耳を塞ぐことに。最後にエンジンが停止すると、一瞬の静寂の後に大きな拍手が巻き起こりました。
あいにくの雨。それでも多くのファンの方々が集まりました!
おはようございます。秋色深まる富士スピードウェイは、2015年 WEC 第6戦、富士6時間レースの決勝日を迎えました。朝からあいにくの雨となってしまいましたが、午前8時半から始まるピットウォークを前に熱心なファンが、長い列を作って今か今かと開始時刻を待っています。今日は、メインスタンド裏に特設されたTGRP(TOYOTA GAZOO Racing PARK)に加え、そして決勝レースで盛り上がる観戦席やパドックなどの状況を交えながら、様々な出来事をお伝えしていきます。