あと1ヶ月!ル・マン応援リポーター決定
ル・マンへの道。
それは世界三大レースのひとつと言われる「ル・マン24時間レース」へと続く過酷な道である。
1923年より続くこの道は、現在までに数多くの人やクルマを鍛えてきた。
2年前、この過酷な道に挑んだ男がいた。
今、新たな物語が幕を開けようとしている・・・。
僕は桃之介。
TOYOTA GAZOO Racingウェブサイトを制作する会社に務める31歳。
モータースポーツと白米が大好きな男である。
今年のル・マン24時間レースまであと1ヶ月。
この時期になると思い出すな・・・2年前のあの大冒険の日々。
2年前に見ていただいたあなた!
お久しぶりです!僕のこと覚えてますか??
はじめて見たというあなた!
はじめまして!桃之介と申します。
2年前の「ル・マンへの道 2013」もぜひ見てくださいね!
2年前のWEC富士を終えたあと、僕は別のプロジェクトに携わることになり、
WEC/ル・マンの仕事から離れていました。
だから、去年のル・マンには行くことができず・・・
でも、もちろんテレビでバッチリ見てましたよ!
ル・マン、勝てなくて悔しかったな・・・
でも、ワールドチャンピオンになって嬉しかったなぁ・・・
そんなことを考えながら、仕事をする僕の元に1本の電話が。
電話の主はWEC/ル・マン24時間レースを担当する「K」さん。
2年前、僕を「サポートなし」でル・マンへ送り込んだ担当Kさんとは別の
もうひとりのKさん・・・通称「アナザーK」だ。
僕は、何だろうと思いながら電話に出た。
桃之介くん、お久しぶりです。
アナザーKさん。お久しぶりです。お世話になっております!
元気にしてますか?もうすぐル・マン24時間レースですね。
去年はル・マンにいってなかったみたいだけど、1年間何してたんですか?
僕は、今まで別のプロジェクトに携わっていたことや
去年のル・マンもちゃんとテレビ観戦していたことなどを話した。
そう、ル・マンへの興味を無くしてないか心配していました。なら話は早いですね。
(話が早いって?・・・どういうこと?)
桃之介くん、アナタを
TOYOTA GAZOO Racing 応援リポーターに任命します!
お、おうえんりぽーたぁ〜???
アナザーKさんは任命の理由をこう語った。
- 今年こそTOYOTA GAZOO Racingがル・マン24時間レースに優勝するためにぜひとも「ファンの応援の力」が必要。
- 桃之介くんがファンとチームの架け橋となり、ル・マンへ応援に行くことができないファンの思いを集め、それをル・マンで頑張っているドライバーやエンジニアたちに届ける。
- そしてテレビなどでは見えない、ドライバーやエンジニアたちがル・マンで頑張っている姿を日本のファンへ届ける。
ル・マンへの道で1度鍛えられた桃之介くんならファンとチームの架け橋になることができると考えて、応援リポーターに任命したんだ。
(2年前、頑張ってよかった!てっきりまた無理難題を言われるのかと思ったけど、アナザーKさんで良かった。汗)
で、やります?やりません?
もちろん、やらせてください!
(やった!ル・マンにまた行ける!)
じゃあ頼みますよ!早速、準備よろしくお願いします。
ファンとチームの架け橋になれるように精一杯頑張ります!
(でも、どうやってファンの熱い気持ちを集めたらいいんだろう??汗)
あ、言い忘れてたけど、フランス国内の移動はクルマでお願いしますね。
自らハンドルを握って、ル・マンへの道を走ってほしいです!
く、クルマ!?
今年は、担当Kに変わって私が桃之介くんをビシビシ指導するからね。
そう簡単にル・マンに行けると思ったら大間違い!
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応援リポーターという大役に任命された僕。
でも、どうすれば「ファンの思い」を集めることができるんだろう?
それに異国の地で運転・・・。
一応、普通自動車運転免許はもってるけど、これでフランスでも運転できるんだろうか?
そして僕の担当が、アナザーKさんに変わってもル・マンへの道の厳しさは変わらなかった(涙)
これからどんな試練が待っているんだろう?
・・・わからないことだらけだけど、もう一度これを着て頑張るぜ!
次回予告
再び、ル・マンへの道に挑むことになった桃之介。
アナザーKより新たに与えられた「応援リポーター」と「クルマでル・マンに行く」という指令を無事果たし、ファンとチームの架け橋になることができるのか?
いくぜ!ル・マン