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男子禁制!女性限定のル・マンパビリオン

ル・マンへの道2015 第13話

前回までのあらすじ

脇阪寿一選手の生解説や観戦ポイントツアー等、
予選1日目を満喫した桃之介。

予選2日目の本日は、どのようなイベントが行われるのだろうか。

ル・マンへの道2015 第13話 男子禁制!女性限定のル・マンパビリオン

予選2日目の朝を迎えました。
本日の最初の走行は、19:00から行われる予選2回目。

昨夜は午前0時まで予選1回目が行われていたので、
今朝はちょっと遅めにサーキット着。・・・が、それが失敗でした。

チームホスピタリティブースで、昼食を頂こうと思ったら、
お昼のケータリングは、既に終了・・・(涙)。

お昼ごはんがない

まさかのお昼ご飯抜き!?
前日に午前0時まで走行があったのにチームの皆さんのスケジュールは、変わらないんだなぁ。

・・・サーキット内のどこかの出店で食べることにしよう。

お昼ごはんがないことにがっかりする桃之介

・・・気を取り直して。

先日に引き続き、日本人エンジニアの方にお話を伺います!
今日は、TS040 HYBRIDの空力開発を行うエンジニアさん

空力エンジニア 2名

皆様、「空力」の開発ってどういうことを行うのか、ご存知でしょうか?

TS040 HYBRIDは、複雑な形状をしてますよね。
その形を決めるのが、空力のエンジニアさんの仕事です。

この形状の理由は、コーナーを速く曲がるために空気の流れを利用して、
クルマを地面に押さえつける力(ダウンフォース)を発生させるように作られているからなんです。

複雑な形状のTS040 HYBRID 全体

ただ、ダウンフォースを発生させると、空気抵抗が増えることにも繋がります。

空気抵抗が増すと、最高速が上がらず、燃費も悪くなるので、
空力開発は、ダウンフォースと空気抵抗のバランスが肝なんだそうですよ。

TS040 HYBRIDの個々のパーツの形状

TS040 HYBRIDの個々のパーツの形状

TS040 HYBRIDの個々のパーツの形状

空気抵抗の改善が、市販車の燃費向上などの先行開発につながっているとおっしゃられていました。





エンジニアさん達のお話を聞いた後、
まだ訪れていなかったヴィレッジ(イベント広場)のブースへ。

ヴィレッジにあるTOYOTA GAZOO RacingのPRブースはこんな外観です。

TOYOTA GAZOO RacingのPRブース外観

こ、これは(!)

僕は、PRブースの中にレアな1台を見つけました。
それは、2014年の開幕戦にだけ出場したハイダウンフォース仕様のTS040 HYBRID

ハイダウンフォース仕様のTS040 HYBRID

ついさっき空力のエンジニアさんのお話を聞いたので、
特徴的なフロントのヘッドライト周辺がすごく気になるなぁ。

ハイダウンフォース仕様のTS040 HYBRIDのフロントフェンダークローズアップ

ちなみにこのTS040 HYBRIDを使って、
タイヤ交換のタイムを競うピットストップチャレンジが行われていましたよ。

タイヤ交換チャレンジ

PRブースの中には他にも・・・

1999年のル・マンに出場した「TS020 2号車」
1999年のWRCチャンピオンの「カローラ WRC」
グランツーリスモの体験コーナー

などがありました。

TOYOTA GAZOO RacingのPRブース雑感 最低3枚

TOYOTA GAZOO RacingのPRブース雑感 最低3枚

TOYOTA GAZOO RacingのPRブース雑感 最低3枚

ヴィレッジを歩いていると2年前には無かった
「Pavillon de la femme」
というパビリオンを発見。

なんだか他のブースと雰囲気が違うぞ。

Pavillon de la femmeの外観

なんでも初の試みの「女性ファン限定」のパビリオンらしい。

女性限定・・・というわけで中の様子は、
久々登場の「救世主Cさん」がお届けしま〜す。

中には何があるのか、すごく気になる。

※救世主Cさんについては
「ル・マンへの道2013 準備編 その六 救世主現る!?」
をご覧ください。

久々登場の救世主Cさん

Pavillon de la femmeのパビリオンの中はこ〜んな感じ。
パリのセレクトショップを思わせるような内装♪

サーキットの中とは思えない空間です。

Pavillon de la femmeのブースの中

Pavillon de la femmeのブースの中

Pavillon de la femmeのブースの中

ネイルをしてもらったり・・・
メイクをしてもらったり・・・
ヘアメイクをしてもらったり・・・
シャンパンを飲みながら、オードブルを食べたり・・・

女性に嬉しいサービスが満載です。
ちなみにネイルをされているのは今年の「ミス・ル・マン」です!

ネイル&メイク&ヘアメイク&シャンパンの合わせ

また壁にはル・マンで活躍してきた女性たちの写真が飾られています。

女性写真

写真のクルマに座っている女性は、クリスティーヌ・ベッカースさん
70年代にル・マン24時間レースに参戦されていました。

クリスティーヌ・ベッカースさん当時の写真

会場にいらっしゃったご本人と当時のクルマとともにパチリ!

クリスティーヌ・ベッカースさんとクルマ

井原慶子さんの写真も飾られてましたよ。

井原慶子さんの写真

他のサーキットでもこんなパビリオンが増えると
女性ファンは、もっとレースが楽しめそうですね。





19:00、予選2回目スタート!
ようやく本日の走行セッション開始です。

今年から場所が移動した「観覧車」から見ることにしました。

パドックエリアから見た観覧車

パドックエリアからは歩いて移動。
ちょっと遠い・・・。

観覧車まで歩く桃之介

迷わずたどり着けるように、
途中のルートには、こんなペイントされていましたよ。

観覧車に到着

歩くこと約15分、ようやくたどり着きました!
観覧車の新しい場所は「カーティング・コーナー」の内側にあります。

観覧車へのペイント

場所は変わっても、眺めは最高!
・・・だけど相変わらず、速くて怖い(汗)

ちなみに料金は、7ユーロ。
2年前から1ユーロ値上げされてました。

観覧車からの眺め

観覧車からの眺め





今日の予選の結果、
1号車は8番手。
2号車は7番手から、決勝レースをスタートします。

長く厳しい24時間の戦い。
TOYOTA GAZOO Racingの応援よろしくお願いします!

最後にチームホスピタリティブースにあった「ダルマ」を紹介します!

ダルマ

M部長が日本から持ってきたダルマは、ドライバー全員のサイン入り。
レース後に、目が入れられますように!

ダルマ

次回予告

予選2日目が終了、
決勝レースのグリッドが決まった。

明日は再び場所を旧市街に移し、
ドライバーズパレードが行われる。

次回、ル・マンへの道2015 第14話
「16年ぶりの再会」

いくぜ!ル・マン