今回のグッドウッド・フェスティバルには、トヨタから5台のクルマが出走した。 |
|
|
|
|
IMSA Eagle Mark III(1992年)
[今回のドライバー:ファン・マニュエル・ファンジオII] |
|
1992年、IMSA-GTPメーカーチャンピオンを獲得したトヨタイーグルマークIII(11戦7勝) |
|
■車輌概要
エンジン:トヨタ3S-G改良型/直列4気筒/DOHC(16バルブ)2140cc/760PS
全長:4800mm
全幅:2006mm
全高:1016mm
トランスミッション:5速M/T
サスペンション:ダブルウィッシュボーン(前後)
ブレーキ:14インチ/カーボンコンポジットディスク |
|
|
トヨタは1989年、アメリカのスポーツプロトタイプのレース、IMSA(International Motor Sports Association)のGTPクラスにAAR(All American Racers)から参戦。イーグル・マークIIIは1991年にデビューし、翌92年にはファンジオの活躍により、早くもメーカー、ドライバーチャンピオンを獲得した。引き続き1993年には全10戦に優勝し、2連覇を達成。今回の出展車は1992年のチャンピオンカー。 |
|
|
|
|
|
|
Castrol Tom's SUPRA(1997年)
[今回のドライバー:片山右京] |
|
1997年、JGTCで活躍するスープラ |
|
■車輌概要
エンジン:3S-GT改/1998cc/480PS以上
全長:4520mm
全幅:1910mm
全高:1200mm
トランスミッション:ヒューランド製6速シーケンシャル
サスペンション:ダブルウィッシュボーン(前後)
車両重量:1150kg以上 |
|
|
JGTC(全日本GT選手権)は1994年に発足。現在では国内最高峰の市販車ベースのレースとして定着。WRC(世界ラリー選手権)でも活躍した3S-GTエンジンをさらにチューンアップして搭載。1997年にはドライバー部門(ミハエル・クルム、ペドロ・デ・ラ・ロサ)およびチーム部門(トヨタチームトムス)のチャンピオンを獲得した。今回出走した車輌はそのときのチャンピオンカー。 |
|
|
|
|
|
|
TOYOTA TS020(1999年)
[今回のドライバー:片山右京] |
|
1999年6月、第67回ル・マン24時間耐久レースで綜合2位を獲得したトヨタTS020(片山右京) |
|
■車輌概要
エンジン:RV36V-R/3600cc/600PS以上
全長:4840mm
全幅:2000mm
全高:1125mm
ホイールベース:2800mm
シャシー:カーボンモノコック
トランスミッション:TTE製6速シーケンシャル
サスペンション:プッシュロッドタイプ・ダブルウィッシュボーン
車両重量:900kg以上 |
|
|
2位を獲得し表彰台に上がった日本人トリオ(左から土屋圭一、鈴木利男、片山右京) |
|
|
ル・マン24時間耐久レース専用車としてトヨタ・TMGで共同開発され、1998年にデビュー。予選2位、決勝でもラスト1時間までブーツェン/コラール/ヘラリー組がトップを独走する勢いを見せたが、ミッショントラブルでリタイヤ。片山右京/鈴木利男/土屋圭一組が9位にとどまった。翌99年は、予選で1、2、8位を獲得したが、レースでは上位2台がアクシデントでリタイヤ。日本人ドライバー組が準優勝に輝いた。今回出走した車輌は99年準優勝した実車。 |
|
|
|
|
|
|
TOYOTA TF104B(2004年)
[今回のドライバー:オリビエ・パニス] |
|
この年の最高位はアメリカGPの5位だった(日本GPを走るオリビエ・パニス) |
|
■車輌概要
エンジン:RVX-04/V型10気筒2998cc/900PS以上
全長:4547mm
全幅:1800mm
全高:950mm
シャシー:カーボンモノコック
トランスミッション:7速セミオートマチック
サスペンション:カーボンファイバー製プッシュロッド式トーションバー
車両重量:600kg(ドライバーおよびカメラ含む) |
|
|
2004年のF1カー、TF104をベースに、新たにチームに加わったマイク・ガスコインにより空力を大幅に改良され、7月のドイツGPから投入されたBスペックマシン。2005年の躍進を予想させる速さの片鱗を見せた。 |
|
|
|
|