朝から盛りだくさんの内容で行われたトヨタ モータースポーツ フェスティバル(TMSF)は、2008年シーズンをコンストラクターズランキング5位で終えたばかりのTF108と2007年型のTF107による「トヨタF1カー・スペシャルラン」でフィナーレを迎えた。
ステアリングを握ったのは、もちろんヤルノとティモ。ヤルノがTF108、ティモがTF107に乗り込み、まずはティモがコースイン。続いてヤルノもコースに出てウォームアップ走行を済ませると、2台がグリッドに着いて、スペシャルランがスタート! ヤルノが先頭で1コーナーに飛び込んだ。
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しかし、2周目のホームストレートではティモがスリップストリームを使ってヤルノをオーバーテイク。3周目には、今度はヤルノがストレートエンドでティモを抜き、4周目は再びティモが前に出るという演出で、富士スピードウェイの誇る約1.5kmのホームストレートの迫力を存分に“魅せ”た。 |
そして、最後はサイド・バイ・サイドでチェッカー。今シーズンの激戦を共に戦い抜いてきたヤルノとティモの、お互いを称えるようなランデブー走行に、サーキット中が酔いしれた。
マシンを降りたヤルノは、「今シーズンを締めくくるのに相応しい一日だった。皆さんの応援には心から感謝している。これからも応援をお願いしたい」、ティモは「天気もすごく良くて、いろいろなクルマに乗せてもらえた。最後まで残ってくれたファンの皆さん、ありがとう」とスタンドのファンにメッセージを送った。
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