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Rd.1 Grand Prix of Australia
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オーストラリアGP予選 2台揃ってトップ10入り
J.トゥルーリ8番手、R.シューマッハー9番手から明日の決勝レースへ

2007年3月17日(土)(オーストラリア・メルボルン発)

F1開幕戦オーストラリアGPの公式練習第3回目と公式予選が行われた。午前11時からの公式練習第3回目は、開始直前に小雨が降ったものの、ドライへと 変わるコースコンディションで1時間に渡って予選と決勝へ向けたセットアップ が行われた。その後、2時間のインターバルを経て午後2時から開始された公式 予選は、気温22度、路面温度38度、湿度48%のコンディションの下、昨年 同様“ノックアウト方式”で行われ、僅差の争いとなった第1セッションでは、ヤルノ・トゥルーリが9番手、ラルフ・シューマッハーが11番手に着け、第2 セッションへと進んだ。第2セッションでは、ラルフ・シューマッハーが序盤に ギアボックスコントロールの不調に見舞われたものの、ピットインをして修復。 その後、9番手タイムを刻み、8番手に着けたヤルノ・トゥルーリと共に最終の第3セッションへと進出を決めた。最終第3セッションでは、ヤルノ・トゥルー リが8番手、ラルフ・シューマッハーが9番手のグリッドを決め、パナソニック・トヨタ・レーシングは明日の開幕戦を、2台揃ってトップ10グリッドから スタートを切ることとなった。

ヤルノ・トゥルーリ : カー・ナンバー12 
シャシー:TF107/04



公式練習3回目 : 14番手 1分27秒897(トップと1.833秒差) 16周
予選第1セッション: 9番手 1分27秒014(トップと0.370秒差)  6周
予選第2セッション: 8番手 1分26秒688(トップと1.362秒差)  6周
予選第3セッション: 8番手 1分28秒404(トップと2.332秒差) 11周
グリッド:  8番手(暫定)

「厳しかった冬季オフテストの後、あまり高い期待は持たずにいただけに、非常 に嬉しい。2台がトップ10入り出来たというのは良い結果だ。第3セッション でのアタックは最高とは言えないものの、クリーンな周回が出来た。これは、 “TF107”がまだ更なる可能性を秘めているということを意味する。我々は予想 していたよりも良いパフォーマンスを見せることが出来た。もちろん、まだレー スは終わっておらず、我々は決勝レースを戦い、ポイントを獲得してフィニッシ ュを果たす必要がある。しかし、我々は明日の決勝レースを楽しみにしており、 好結果へとベストを尽くす」

ラルフ・シューマッハー : カー・ナンバー11
シャシー:TF107/03



公式練習3回目  : 13番手 1分27秒887(トップと1.823秒差) 13周
予選第1セッション: 11番手 1分27秒328(トップと0.684秒差)  7周
予選第2セッション:  9番手 1分26秒739(トップと1.413秒差)  4周
予選第3セッション:  9番手 1分28秒692(トップと2.620秒差) 11周
グリッド: 9番手(暫定)

「8番手、9番手というポジションは、セッション開始時に我々が予想していた ものよりもかなり良い結果であり、非常に満足している。私にとっては完璧な午 後ではなかった。第2セッションでギアボックスコントロールの不調に見舞われ、 タイムアタックが一度しかできなかった。また、最終第3セッションでは何度か ミスを犯してしまい、タイム的には平凡なものに終わってしまった。しかし、こ のレースウィークは厳しいスタートを切り、また、通常、シーズンの開幕時は困 難なものだ。それを考えれば、2台が揃って予選でトップ10入り出来たという のは良い結果だ。明日の決勝レースでは成果を得て終われるように、全力で立ち 向かう。私はここメルボルンで何度も良いレースを戦って来ており、明日も良い 結果となることを望んでいる」

パスカル・バセロン : 
シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー

「今日の結果は我々が望んでいた通りのものではないが、この週末、これまでの 状況を考えれば、予想よりも良い結果だ。午前中の公式練習第3回目のセッショ ンの大部分を、決勝レースの準備のために費やした。それが、我々がトップ10 入り出来る力を持っていることを示すのが遅れた理由だ。ラルフ・シューマッ ハーは第1セッションで、ハードタイヤを選択して2周連続の走行を行い、タイ ヤ温度上昇の問題を解明するために予定していた数周をこなした。また、ソフト タイヤでのアタックラップは1周しか出来ないことも分かっていた。第2セッシ ョンではラルフ・シューマッハーの“TF107”にギアボックスコントロールの不 調が生じたが、我々は極めて迅速にこの問題を解決した。我々の目標は最終第3 セッションに進出することであったため、これを達成した時点で、使える新品タ イヤは1セットづつしか残っておらず、アタックラップは1度しか行えなかった。 これはタイヤを2セット残すために有効であったが、タイムを失った。とはいえ、 順調なスタートであり、ヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハーは上手く やってくれた。明日の決勝レースでは、各チームが2つの異なるタイヤをどのよ うに使っていくか興味深いものになる。片方は摩耗が激しいため扱いが難しく、 もう片方は安定して速い。我々は良いポジションに着けており、上位を目指し努 力する」

新居章年 :  技術コーディネーション担当ディレクター

「決して順調ではなかったが、2台揃って予選最終セッションに進むことが出来、 最低限の目標はクリア出来た。しかし、様々なトラブルもあり、“TF107”の速 さを増すためにやるべきことは、まだまだある。まず、明日のレースでは確実に 上位を目指して積極的にレースを戦う」

Result
1 K.ライコネン フェラーリ
2 F.アロンソ マクラーレン
3 N.ハイドフェルド BMW
4 L.ハミルトン マクラーレン
5 R.クビサ BMW
6 G.フィジケラ ルノー
7 M.ウェーバー レッドブル
8 J.トゥルーリ トヨタ
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