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Rd.1 Grand Prix of Australia
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ヤルノ8番手、ラルフ9番手から明日の決勝へ
僅差の混戦の中で、2台共に最終第3セッションに進出

2007年3月17日(土)

パナソニック・トヨタ・レーシングは2007年のF1開幕戦となるオーストラリアGPの予選で力強いパフォーマンスを見せてスタートを切った。パナソニック・トヨタ・レーシングは、シーズン開幕戦の“ノックアウト”方式の予選において、トップ10台によって争われる最終セッションに2台共に進出した、3チームのうちの1チームとなった。

ヤルノ・トゥルーリは1分28秒404をマークし、8番手グリッドを確保。チームメイトのラルフ・シューマッハーはこれに続き1分28秒692のタイムで9番手グリッドから決勝レースへと挑む。

「厳しい冬季テストのあとだっただけに、2台揃ってトップ10入りできたというのは良い結果だ」とJ.トゥルーリは語った。「新たなシーズンの第一印象は、非常に高いレベルでの戦いになるだろうと言うことだ。今日のアタックラップは私にとってこれまでで最高のものとは言えないが、クリーンな周回が出来た。そして、明日の決勝レースでポイント獲得を狙っていくのに良い位置からのスターティンググリッドを得ることが出来た」

R.シューマッハーはオーストラリアの雰囲気を好んでおり、付け加えて語った。「オーストラリアへ来ることは、シーズンを通してもお気に入りの旅の一つだ。私はここメルボルンで何度も良いレースを戦って来ており、明日も良い結果となることを望んでいる。今日の予選はノートラブルというわけではなかった。第2セッションでギアボックスコントロールの問題が発生し、1度しかアタックラップが出来なかった。そして最終第3セッションでは小さなミスを犯してしまった。しかし、2台揃って第3セッションに進出出来たことに満足しなくてはならないだろう」

K.ライコネン(1分26秒072)がポールポジションから、彼にとってスクーデリア・フェラーリ・マールボロでの初のスタートを切る。そして最前列2番手にはディフェンディングチャンピオンであるF.アロンソ(1分26秒493)が続き、彼も新たなチームとなる、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスでのデビュー戦へと臨む。3番手にはBMWザウバーのN.ハイドフェルド(1分26秒556)が、昨年のGP2チャンピオンであり、マクラーレンからのF1デビュー戦となるL.ハミルトン(1分26秒755)をわずかに抑えて入った。ポーランド人ドライバーであるR.クビサ(1分27秒347)の2台目のBMWザウバーが5番手グリッドで、INGルノーF1チームの最高位はG.フィジケラ(1分27秒634)による6番手となった。続いてレッドブル・レーシングRB3のM.ウェーバーが1分27秒93をマークして7番手につけ、上位7台に5つの異なるコンストラクターが入る結果となった。8番手のJ.トゥルーリと9番手R.シューマッハーの後方には、スーパーアグリの日本人ドライバー佐藤琢磨が力強い走りでつけ、トップ10入りを果たした。

パナソニック・トヨタ・レーシングのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーであるパスカル・バセロンが説明する。「我々は本来の速さを予選で初めて見せた。なぜなら公式練習中は決勝レース中のセットアップ作業に専念し、その走行のほとんどはハードタイヤで行われたからだ。そして予選ではソフトタイヤを使用し、R.シューマッハーとJ.トゥルーリの両ドライバーが最終セッションまで進出できたことに満足している。Q2ではJ.トゥルーリがジャッキを引きずってピットアウトしてしまったが、幸いにも実害はなかった。Q2ではR.シューマッハーもギアボックスコントロール不調が生じたが、我々は極めて迅速にこの問題を解決した。冬季休暇を終えて最初のレースであるだけに、こういった問題は起こりうるだろう。我々は最終第3セッションに1セットずつしかタイヤを残していなかったため、一度きりのアタックしかできなかった。しかし我々は明日の決勝レースでポイント獲得を狙っていける良い位置につけている」

Result
1 K.ライコネン フェラーリ
2 F.アロンソ マクラーレン
3 N.ハイドフェルド BMW
4 L.ハミルトン マクラーレン
5 R.クビサ BMW
6 G.フィジケラ ルノー
7 M.ウェーバー レッドブル
8 J.トゥルーリ トヨタ
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