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Rd.13 Grand Prix of Italy
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F1第13戦イタリアGP決勝 ポイント獲得成らず
J.トゥルーリ11位。R.シューマッハー15位。来週のベルギーGPで巻き返し

2007年9月9日(日)(イタリア・モンツァ発)

F1第13戦イタリアGPの決勝レースが、イタリアのモンツァ・サーキットで行われた。快晴の下、午後2時に気温28度、路面温度33度、湿度42%のコンディションで53周の決勝レースがスタート。9番手グリッドからポイント獲得が期待されたヤルノ・トゥルーリだったが、スタートでポジションを落とし、13番手で序盤戦へ突入。その後、1回給油ピット作戦で粘り強く走り抜いたが、11位でフィニッシュ。母国でのポイント獲得は成らなかった。一方、18番手と後方スタートを余儀なくされたラルフ・シューマッハーは、15番手まで順位を上げてレースを終えた。パナソニック・トヨタ・レーシングは、失望の結果となったイタリアGPを後にし、来週に迫るスパ・フランコルシャン・サーキットで行われる第14戦ベルギーGPへと向かう。チームは7月に“スパ”で行われた合同テストで、手応えを得ており、好結果を目指しベルギーGPを戦う。

ヤルノ・トゥルーリ : カーナンバー12
シャシー:TF107/06



決勝 : 11位 (トップと1分17秒736差)
タイヤ選択 : ミディアム/ソフト
グリッド : 9番手

「我々の走行ペースは良く、ポイントが獲得出来たはずだけに、このような結果は残念だ。不幸にも再びスタートで問題を抱えてしまった。スタートでポジションを落とし、そこからは厳しいレースを余儀なくされた。“TF107”は競争力が高く、安定性もあったが、最初のいくつかのコーナーを終えた後は、ずっと前走車に阻まれるレースとなってしまった。私は前走車よりも速かったが、ここモンツァでは、追い越しは不可能だった。今日のレースが示すとおり、中団グループでの争いは非常に接近しており、ほんの少しの差が大きな結果の差に繋がるために、あらゆることを完璧にこなす必要がある。我々にはまだやるべきことが多いが、まずは次戦ベルギーGPでの好結果を目指さなくてはならない」

ラルフ・シューマッハー: カー・ナンバー11
シャシー:TF107/05



決勝 : 15位
タイヤ選択 : ミディアム/ソフト
グリッド : 18番手

「我々2人にとって非常に幻滅させられる結果であった。今日は、作戦があまり上手く行かず、私たちは苦戦を強いられた。この週末、ヤルノ・トゥルーリは私よりもなんとか上手く立ち回ることが出来たが、私のほうはここモンツァでは、我々の一番の強みを発揮するには難しい状況であった。まだ我々は縁石の対処には、いくつか問題を抱えており、それはモンツァにおいては大きな差となる。スタート直後の第1コーナーは、いつでも混乱に見舞われるが、今日私は比較的順調に通過出来た。もちろん後方からのスタートとなっても、全力で攻めることは出来るので、私は出来る限り速く走ろうとした。分析しなくてはならないことは多いが、今は心機一転、次のレースへと集中することが先決だ。我々はスパでのテストで成果をあげており、好結果を狙えるはずだ」

新居章年 : 技術コーディネーション担当ディレクター

「またしてもレースの大勢はスタートから第1コーナーでの間で決まってしまった。GPウィークの3日間、どこかひとつが悪くても良い結果は得られない。富士で行われる日本グランプリももうすぐであり、この様なことがもう起こらないように徹底的に対策を行う。あえて前向きな点をあげれば2台共に完走したことであるが、今のグランプリではこれはもう最低条件とも言える。2年振りの“スパ”は変わりやすい天候で有名だが、その分もしっかり考えてベルギーGPに臨みたい」

山科忠 : TMG会長 兼 チーム代表

「我々の今週末には、2つの重要な問題点があった。まず、予選でのラルフ・シューマッハーの結果だ。我々は、これほどに全てのライバルが僅差に接近するとは予測していなかった。そのため、2台共に予選第2セッションへは進出は可能と考えており、実現出来ると確信していた。しかし、第2セッション進出は非常に厳しく、ラルフ・シューマッハーは進出を果たせなかった。2つ目の問題点は、今日のヤルノ・トゥルーリのスタートだ。スタートでポジションを落とすこととなり、ライバル勢も同じく1回給油作戦を採っていたために、追い越しのチャンスは得られなかった。ヤルノ・トゥルーリは前を走る2台よりも速かったが、追い抜くチャンスは無かった。問題がどこにあったのかを分析し、次戦へと対策を練らなくてはならない。しかし、我々は決して戦いを諦めない」

Result
1 F・アロンソ マクラーレン
2 L・ハミルトン マクラーレン
3 K・ライコネン フェラーリ
4 N・ハイドフェルド BMW
5 R・クビサ BMW
6 N・ロズベルグ Tウィリアムズ
7 H・コバライネン ルノー
8 J・バトン ホンダ
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