SUPER GT 2015年 第2戦 富士 GT300 予選

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中山雄一がコースレコード更新！ プリウスがポールポジションを獲得

　5月2日（土）富士スピードウェイでSUPER GT第2戦富士500kmレースの予選が行われ、佐々木孝太／中山雄一／嵯峨宏紀組 TOYOTA PRIUS apr GT 31号車がポールポジションを獲得した。

　午後2時15分より予選Q1がスタート。朝の公式練習走行でトラブルに見舞われ、あまり走行出来なかったプリウス31号車だが、アタックを担当した中山雄一が、セッション序盤から積極的に周回を重ねていった。中山雄一は、残り6分ほどになったところで、長いストレートで上手く他車のスリップストリームも利用し、これまでのコースレコードタイムを上回るトップタイムをマーク。その後、コース内停止車両による赤旗中断などもあったが、最後までこのタイムを上回るものは出ず、31号車は2番手に1秒以上の大差をつけてトップでのQ2進出を決めた。

　一方、今季より参戦、デビュー2戦目となるSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は、トラブルに苦しみ25番手となった。

　Q2は、今大会31号車の3人目のドライバーとして出場する、ベテランの佐々木孝太が担当。佐々木は残り3分で一旦トップに。その後、ライバル2台に上回られるものの、最後に一人1分36秒台に入れ、トップを奪い返し、ポールポジションを獲得。佐々木にとっては、自身の持つGT300クラス最多ポールポジション記録を13へと伸ばすことに。今季よりGT300クラスにフル参戦する中山雄一とっては初のポールポジション獲得となった。

　いつもTOYOTA GAZOO Racing、LEXUS GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございます。決勝レースも頑張りますので、応援の程よろしくお願いいたします。

TOYOTA PRIUS apr GT 31号車 ドライバー 佐々木孝太：
今回が自分にとっては開幕戦なので、しっかり走り込んで練習をしたかったのだが、公式練習でトラブルが出たため、それが出来ず、不安な中予選に臨むことになった。チームの作ったプリウスはとても仕上がりが良く、Q1の雄一は、同じタイヤではないにしても驚きのタイムで、良い刺激を受けた。久しぶりのレースとなった自分のリハビリにもなったと思っている。ポールは無理かなと思っていたので、とても嬉しい。明日は楽なレースにはならないと思うが、絶対に勝つべく3人で力を合わせて頑張りたい。

TOYOTA PRIUS apr GT 31号車 ドライバー 中山雄一：
朝の公式練習走行でクルマにトラブルが出てしまい、満足に走ることが出来ないまま予選を迎えてしまった。Q1の担当だったのだが、Q2の孝太さんに繋ぐ為ソフトタイヤを使用したところ、思いの外速いタイムが出せた。この会見の場には、富士を知り尽くしたメンバーがいるので、とても刺激になった。明日は、500kmを経験したことがないので、どんなことが起こるかわからないが、自分に与えられた仕事をこなし、ぜひ優勝したい。

TOYOTA PRIUS apr GT 31号車 ドライバー 嵯峨宏紀：
孝太さんの最多ポール記録がかかっていたので、華を持たせなくてはと考えていたところ、まさかの有言実行で、夢にも思っていなかったのでとても嬉しい。このプリウスにとって、ここ富士は生まれた場所であり、それだけに得意とするコースで、勝率も高い。ポールからスタート出来るのはもちろん有利だ。500kmレースは、毎年いろんなアクシデントが起こるが、どんな逆境にも応えられる、我々の強いチーム力を見せられればと思っている。

SUPER GT 2015年 第2戦 富士 予選結果：GT300