#25水谷選手、初のグランドファイナルチャンピオンを獲得!
2014年11月22日(土)・23日(日)、「GR Netz Cup Vitz Race 2014 Grand Final」が秋晴れの下、富士スピードウェイにて開催された。当日は、TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL(TGRF)が開催されており、グランドファイナルはその中のプログラムの一つとなる。たくさんの来場者が観戦するなか、日本一のヴィッツレースドライバーを決める戦いが幕を開けた。
土曜日の早朝から予備予選が行われた。今年のグランドファイナルにエントリーしたのは74名。しかしながら、公式予選・決勝に進出できるのは45名のみ。さらに全国各シリーズの上位ランカー11名に加え、タイ王国からの2名の招待ドライバーがシードドライバーとして登録されている。
よって、シードドライバー以外の61名が、残り枠32名分の切符を手にするための予選が予備予選として開催された。
正午には、厳しい予備予選を勝ち抜いた32台に、シード選手13台を加えた45台の「FAINALIST」達による、20分間の公式予選が始まり、開始早々から熱いアタックが随所に見られた。まずは、#62サネカタ選手がトップタイムをマーク。すかざず、関西シリーズチャンピオンの#108峯選手がトップタイムを更新し、中盤以降までトップをキープ。後半のセッションに入ると、それまで2番手につけていた、#22北田選手がトップに立つ!そして、そのままトップタイムが更新されることはなく予選が終了し、北田選手のポールポジションが決定した。2位には峯選手、3位#25水谷選手の公式予選結果となった。
翌日の日曜日、「ヴィッツ使い日本一」が決まる決勝レースが行われた。
スタートでは、ポールポジションの北田選手がトップで1コーナーをクリア、その後方では、2番手の峯選手に早くも水谷選手が並びかけるが、峯選手がポジションをキープする。このままのポジションでオープニングラップを終えるが、この後のポジションチェンジが激しい。
続く2周目には水谷選手が峯選手をパスし2位へポジションアップ。水谷選手の勢いがとまらない。4周目には、北田選手をパスして、ついにトップへ。同時に3位4位争いも激しく、上位4台の差がさらに詰まってくる。
6周目には、なんと北田選手が水谷選手からトップを奪い返す。しかし、このままでは水谷選手も終わらない。最終コーナーからスリップにつくと、7周目の1コーナーで再びトップへ。そのままトップを渡すことなく、残り周回をきっちり抑えきり、水谷選手が念願のグランドファイナルのチャンピオンを獲得!2位には最後までトップ争いを演じた北田選手、3位に峯選手という決勝結果となった。
水谷選手は、うれしい自身初のグランドファイナルチャンピオンを獲得。今シーズン最後の栄冠を手にした。