11.1 TRDラリーチャレンジ
- Round 10 in 新城 -

2015.07.07 TRDラリーチャレンジ2015

■第10戦 新城ラウンドの特徴とポイント

決戦の地、愛知県新城に帰ってきたTRDラリーチャレンジ。日本各地・全10戦で争われた2015年シリーズもいよいよフィナーレを迎えます。今年の新城ラウンドは、公園内ギャラリーステージのコースレイアウトを山側に大幅に変更。さらにエキサイティングな走りが期待されます。また、ハイスピードコースの作手SSは鬼久保SSと名称を変え、ギャラリーが観戦する鬼久保ふれあい広場内を通過するステージとなります。激戦の2015年シリーズを締めくくる必見の一戦!

Information

■開催地
愛知県内
■サービス会場/フィニッシュ
新城総合公園
お問い合わせ
公式ウェブサイト http://www.shinshiro-rally.jp/index.html

■進化を続けるTRDラリーチャレンジ。2015年シリーズのポイント!

初心者が参加しやすいだけでなく、ステップアップカテゴリーとしても注目されるTRDラリーチャレンジ。今年は、レギュラーシリーズのラリーチャレンジ5戦に加え、全日本戦や地区戦に併設されるラリーチャレンジカップを5戦追加。唐津や北海道など、全国を舞台とした全10戦の熱いバトルが期待される。
初心者が参加しやすいChallengeクラスと実力者が純粋な勝負を楽しめるExpertクラスに分けられるTRDラリーチャレンジでは、今年からステップアップサポート制度を実施。ステップアップサポートにエントリーし、かつTRDラリーチャレンジ2015に参戦したドライバーのうち最多ポイントを獲得したドライバーは2016年度の全日本ラリーや地方戦ラリーへの参戦をサポートする。

2015年シリーズは全10戦となる。日本の色々な道を走ろう。
2015年シリーズは全10戦となる。日本の色々な道を走ろう。

ラリーとは>>

昨年GAZOO Racingチームからは、ニュル24時間を戦う蒲生尚弥選手・影山正彦選手、ダカール・ラリーで活躍する三橋淳選手、ラリー界からは番場彬選手・新井大輝選手などバラエティに富んだ選手がエントリーした。また、ラリー番組でMCを務める栗田佳織さんがドライバーに挑戦し話題を集めることとなった。今年はどんなドライバー、コ・ドライバーがエントリーするのか期待したい。
また、今シーズンも参戦が予定されているモリゾウ選手の走りにも注目が集まる。

  • ダカール・ラリーで大活躍の三橋選手もドライバー/コ・ドライバーを経験した。
    ダカール・ラリーで大活躍の三橋選手もドライバー/コ・ドライバーを経験した。
  • 影山正彦選手も参戦。大観衆が見守る新城を駆け抜けた。
    影山正彦選手も参戦。大観衆が見守る新城を駆け抜けた。
  • ラリー界期待の新人・新井大輝選手と、ラリー番組でMCを務める栗田選手の息のあったペア。
    ラリー界期待の新人・新井大輝選手と、ラリー番組でMCを務める栗田選手の息のあったペア。
  • 今年もモリゾウ選手の参戦に期待が集まる。
    今年もモリゾウ選手の参戦に期待が集まる。

個性豊かなラリーチャレンジ参加

プロのレーシングドライバーから初心者の方まで多くのエントリーを集めるTRDラリーチャレンジは、参加者やマシンのカラーリングも個性的!
2012年から三年連続でクラス2(ヴィッツNCP91/1500cc)のシリーズチャンピオンに輝いた戸塚選手は今年も全日本ラリー選手権にスポット参戦することが決定するなど、着実にステップアップを果たしている。
その他にも、TRDラリーチャレンジの前身であるTRDヴィッツチャレンジから皆勤参戦中の小林選手など、注目選手は多い。

  • チーム監督として新城を訪れた片山右京さん。
    チーム監督として新城を訪れた片山右京さん。
  • 全日本選手権で活躍する選手もラリーチャレンジを楽しんだ。
    全日本選手権で活躍する選手もラリーチャレンジを楽しんだ。
  • ラジオ、テレビで活躍する黒岩唯一さんも参戦。熱い走りを見せた。
    ラジオ、テレビで活躍する黒岩唯一さんも参戦。熱い走りを見せた。

■ラウンド別攻略法

● 第9戦 高岡ラウンドの特徴とポイント

白熱した戦いを繰り広げた2015年ラリーチャレンジも残すところ2戦。第9戦となる本戦は富山県高岡市が舞台となる。朝10時に高岡市役所からスタートしたラリーカーは、ターマックSSを5本・グラベルSSを2本の、計7つのステージでバトルを繰り広げる。なお、当日は高岡市内の日本総合リサイクル(株)敷地内においてTOYOTA GAZOO Racing PARKが開催。イベント会場内に設置された特設SSでの迫力の走りを観戦することができる。

● 第8戦 北海道豊浦ラウンドの特徴とポイント

丹後半島ラウンドから2週連戦となる北海道豊浦ラウンド。北海道ラリー選手権「2015 ARK スフ?リント 300」との併催で、全日本ラリー選手権でも使用されるコースを使ったハイスピードなグラベルラリーとなる。オールグラベルとなる本戦は、それぞれ特徴的な3つのSSを2周する構成が予定されており、拠点となる豊浦海浜公園駐車場では、開放的なロケーションでラリーのスタート&フィニッシュを見守ることができる。

● 第7戦 丹後半島ラウンドの特徴とポイント

前戦の弘前ラウンドから一ヶ月ぶりとなる本戦は京都・丹後半島が舞台となる。6つのスペシャルステージ(SS)はすべてターマック(舗装)路面。天橋立を望む林道SS「大内線」「奥寄線」と、ギャラリーステージとなる丹後王国(旧あじわいの郷ギャラリーステージ)SSが予定されている。昨年の全日本戦でも使用されたコースということもあり、ハイレベルなバトルに期待が集まる。

● 第6戦 弘前ラウンドの特徴とポイント

ラリーチャレンジカップ戦の第3戦目は青森県の弘前ラウンド。初の東北開催となる本戦は、地方ラリー選手権「青森 ツールド・東北」への編入となる。夏の晴れた日には山頂から北海道が望めるという岩木山の百沢スキー場駐車場にてセレモニアルスタートが行われる。
グラベルとターマックのミックスラリーが予定されており、どちらの路面にセッティングを合わせるかが勝負の鍵となる。
弘前、丹後半島、北海道豊浦の3連戦となるカップ戦。大量ポイントのチャンスを活かせるか!?

● 第5戦 高山ラウンドの特徴とポイント

第5戦は、2012年シリーズ以来の開催となる高山ラウンド。岐阜県高山市にある道の駅「モンデウス飛騨位山」を起点として開催される。SS(スペシャルステージ)は6本全てターマック(舗装路)を予定しており、5kmの林道ロングSSも設定される。 また、総走行距離は170kmにも及び、選手にとってはハードな一日となることが予想される。
シリーズ折り返しとなる高山ラウンド。今後のポイント争いを左右する一戦となるだろう。

● 第4戦 安芸高田ラウンドの特徴とポイント

TRDラリーチャレンジカップとして2戦目となる安芸高田ラウンドは、全日本ダート選手権等も開催される日本有数のダートコース「テクニックステージタカタ」において5つのSSが設定される。本戦はオールグラベル(未舗装路)となることもあり、グラベルスペシャリストにとってはポイントを稼ぐ絶好のチャンス。2本のスーパーSSも予定されており、ギャラリーとしても1日楽しめるラウンドとなるだろう。

● 第3戦 須坂ラウンドの特徴とポイント

第3戦の舞台となるのは長野県須坂エリア。今シリーズ初のグラベル(未舗装路)ステージを含む全6つのSSで争われる。グラベルSSのステージとなるスポーツランド信州は本格グラベルコースとして定評があり、激しいアップダウンと独特な硬質ダート路面をどう攻略するかが肝となる。林道を使用したターマック(舗装路)ステージも設定されており、チャレンジングなラリーとなるだろう。

● 第2戦 信州中川ラウンドの特徴とポイント

春の中川アルプスを望む素晴らしいロケーションのもと開催される信州中川ラウンドは、6本の舗装路SSが予定されている。路肩に雪が残るようなコンディションも予想されることから、ペースノートを有効に活用するなど、コ・ドライバーとのコンビネーションが重要となる。

● 第1戦 唐津ラウンドの特徴とポイント

全日本ラリー選手権の開幕戦に併設される本戦。林道4本と、特設ステージにおけるスペシャルギャラリーステージ2本の舗装路ステージが予定されている。中でも注目は、唯一のギャラリーステージとなるSSSシーサイド。唐津港近くに特設されるこのSSは、短いながらも迫力の走りを見渡せる好ロケーション。テンポよく各車スタートするので、家族連れでも楽しめるSSとなる。

  • 初の開催となった2014年唐津戦には多くの参加者が集まった。
    初の開催となった2014年唐津戦には多くの参加者が集まった。
  • スペシャルSSの唐津港特設ステージでは、多くの観客が見守る中での走行となった。
    スペシャルSSの唐津港特設ステージでは、多くの観客が見守る中での走行となった。

■TRDラリーチャレンジを見て・応援して・参加して楽しもう!

TRDラリーチャレンジは、林道や特設コースに一般車が入らないよう通行を規制して行うため、通常はコース内での観戦はできない。だが、ラウンドによっては観戦できるギャラリーステージを設ける場合もあり、ラリーカーの迫力の走りを間近で観戦することができる。また、スタート・サービスパーク・ゴール地点の多くは一般解放されるので、ぜひ一度現地でTRDラリーチャレンジのアットホームな空気を感じてほしい。

ラリーカーの迫力の走りを間近で見られるギャラリーステージ。
ラリーカーの迫力の走りを間近で見られるギャラリーステージ。

TRDラリーチャレンジに参加するために必要なものはBライセンスと少しの装備と車両のみ。オートマ車での参加者が増えていることから分かるように、勝ち負けは抜きにして「手軽に週末ラリー体験」を楽しみたい人にオススメのモータースポーツイベントといえる。また、今年もクイズラリー「ドライビン!」を開催予定。ライセンス不要で誰でも参加できるイベントなので、友達や家族と気軽に参加してみてはどうだろう。

2014年よりスタートしたクイズラリー「ドライビン!!」。今年は規模を拡大して開催!
2014年よりスタートしたクイズラリー「ドライビン!!」。今年は規模を拡大して開催!

日曜日のみの1DAYラリーなので、土曜日に現地入りしてラリーステージ近くの温泉街や観光地を巡るのも楽しみの一つ。観光情報なども公式サイトで事前に告知されるので、是非チェックしたい。

ラリー開催地の名勝を巡るのも楽しみの一つ。
ラリー開催地の名勝を巡るのも楽しみの一つ。