関東シリーズ第3戦
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#4北田選手、開幕から3連勝で今大会を制す！

2015年8月8日(土)・9日(日)、「Netz Cup Vitz Race」2015年関東シリーズ第3戦が、真夏の富士スピードウェイで開催された。
エントリーは総勢69台、関東シリーズ2連勝(東北シリーズ初戦を含め3連勝)の若武者・#4北田選手に、居並ぶ歴代グランドチャンピオンたちがストップをかけられるのか、注目のレースとなった。

予選日の土曜、日本中で猛威を振るう酷暑が少しは和らいだものの、蒸し暑いコンディションの中、公式予選A/Bの2組に分かれてタイムアタックがはじまった。

A組公式予選は33台が登場。
まずは、好調の#557大西選手がトップタイムをマーク、それに#283武平選手、北田選手が続く。
その後、開幕から2連勝中の北田選手がすぐさまトップタイムを更新する。
これで決定かと思われたA組予選だが、終了間際に武平選手が更にトップタイム更新、2'17.136をマークする。
このままA組予選は終了、B組予選の結果を待つこととなった。

続いて行われたB組予選、まずは#108峯選手がトップ、2位に#1水谷選手、3位に#11種村選手が続く。
この後、#200黒田選手、#62石渡選手らがベストタイムを次々に更新し、さらに上位を狙ってくる。
しかし、峯選手がこのまま予選終了までトップを譲ることなく、2'17.025のトップタイムを守りきった。

両組公式予選の結果、B組トップの峯選手がA組トップ武平選手のタイムを0.111秒上回り、前回の第2戦に続き、ポールポジションを獲得。2位にはA組トップ武平選手、そして3位に黒田選手が続き、注目の北田選手は4番手から虎視眈々と上位を狙う。

日曜日、晴天の夏空のもと、コンソレーションレース・決勝レースが開催された。
決勝レースに先立ち行われたコンソレーションレースは参加台数22台、周回数4周の超スプリントレース。
スタート直後の１コーナーは大混戦、激しいレース展開が予想されたが、ポールポジションからきっちりとスタートをきめた#17仲村選手が、安定した走りでこのレースを制した。
終わってみれば、後続に約6秒の大差をつけ、また一度もトップを譲ることのない完璧なレース運びであった。

続いて周回数8周・フルグリッド45台による決勝レースが行われた。
クリーンスタートでレースがはじまる。
スタート直後の1コーナー、きっちりスタートをきめたポールポジション峯選手がオープニングラップをしっかりおさえて、トップでメインストレートへ戻ってくる。
一方、スタートから激しい追い上げを見せたのは、4番手スタートの北田選手。
オープニングラップのダンロップコーナー手前でひとつポジションを上げると、翌周のメインストレートでは、先行する武平選手の背後にぴったりとつき、スリップをいかして１コーナーでパス。さらにその翌周の1コーナーでは、ついにトップ峯選手をイン側からパスし、レース前半であっという間にトップに。
レース後半では、トップ奪還を狙う峯選手が北田選手へ猛プッシュをかける。
トップ争いが各コーナーで激しく展開される中、3位の武平選手は徐々に2台から遅れはじめる。その後方では、大西選手・黒田選手・石渡選手らによる表彰台圏内を目前にした、激しい4位争いが展開。
この後、最終ラップまで、何度となく峯選手が北田選手に並びかけるが、なかなかパスできない。
結果、最後までトップを守りきった北田選手が僅差でトップチェッカー！開幕から3連勝で関東シリーズ第3戦を制した。
2位には最後まで接戦を繰りひろげた峯選手、3位には武平選手が続き表彰台を獲得した。

次回の関東シリーズは第4戦・最終戦。10月31日(土)・11月1日(日)に今大会と同じく、富士スピードウェイにて開催される。ここで、ついに関東シリーズチャンピオンが決定する。