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ドライバー&スタッフ Q+A:ジョン・ハウエット
TMG社長 インタビュアー:TMG広報スタッフ
2006.02.04

toyota-f1.com インタビュー
ラルフ・シューマッハー
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ヤルノ・トゥルーリ
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マイク・ガスコイン
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ルカ・マルモリーニ
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リチャード・クレーガン
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ディーター・ガス
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新居 章年
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木下 美明
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冨田 務
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今年の現実的な目標をお聞かせください。重点にしているレースはどれでしょうか?

「これはチームの目標でもあり私個人のものでもありますが、レースに勝つことです。それも1回とは言いません。ここで勝ちたいと選べることができればいいのですが、そうはいかないですからね。しかしどのチームも毎回勝つつもりでレースに挑んでいると思います。もちろん我々も同じですし、その気持ちは変わりません。もちろん、そのなかでも勝つ可能性が高いレースとそうでないレースがあると思いますが、どこでもいいから勝ちたいですね。特にここで勝たなければというのはないです」

今年は去年以上にタフなシーズンになると思いますか?

「ある意味ではタフになって、ある意味では簡単になりますね。去年いい結果を出した分だけ我々の期待も高く、ゴールポストがもっと先に動いています。それと同時に、どのようにしたら表彰台に上がれるかということはすでに経験しているので、今年実現しなくてはいけないのはどうやって表彰台の真ん中にいけるか、という方法を学ばなくてはいけないということです。その前の年は表彰台に登るということさえも知らなかったのですからね」

ラルフとヤルノというコンビは今年どういう結果をもたらしてくれると思いますか。

「彼ら二人はかなり異なっていましてね。趣味も違えば性格も違います。しかし組み合わせとしてはかなりいいのではないかと思います。非常に波長が合っている感じがしますね。ラルフは一発の速さはあまりないかもしれませんが、非常に優秀なレーサーです。レースの展開が実にうまいです。ヤルノについてですが、彼以上に予選一発の速さがあるドライバーが他にいるでしょうか? この二人はチームに実にいい影響を与えていると思います。そういう意味でも今年二人がチームの一員として落ち着いているというのは去年よりもいい状況であると言えます。去年はまだチームもラルフもヤルノも互いを勉強しあっている状態でしたからね」

今年の状況――V8エンジン、タイヤのレギュレーション、予選方式――というのはトヨタにどういう影響をもたらすと思いますか。

「エンジンにおいてはかなり前から準備してきたと言えます。タイヤルールは去年のように周回数が限られていたときよりもいいと思います。特に我々には金曜日のテスト走行がありませんからね。当然、周回数が多いほうが得られるデータが増えます。したがって、予選はドライバーが以前よりもアグレッシブな姿勢をとるかもしれませんね。1回のチャンスだけではありませんから、攻め込むかもしれません。かなり我々には有利にみえる条件が揃っていると言えます。しかし唯一分からないのは今年トヨタがブリヂストンと組むことになったことです。というのも今の我々の課題はいかにしてタイヤを巧く使いきれるか、ということです。それが何よりも勉強しなくてはいけないことですね」

チームが今年レースで勝つためには何が必要だと思いますか?

「勝つためにはすべてがベストの状況でなければ勝てません。クルマもエンジンもタイヤもドライバーもチームも、すべてがベストの状態でなければ勝てません。それを我々ができるかどうかですね」

最後に、公式サイトにアクセスしてくれたみなさんへひと言。

「我々が結果を出すところをぜひ見ていてください」

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