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ドライバー＆スタッフ Q+A：ヤルノ・トゥルーリ
レースドライバー（カーナンバー８）インタビュアー：TMG広報スタッフ2006.02.04
| toyota-f1.comインタビュー | |
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TF106の印象を教えてください。
「昨年末からテストしていますが、フロントサスペンションはとても進歩しています。僕は昨年のTF105Bのフロントサスペンションに手こずったので、個人的にこの部分の開発に最も神経を使いましたね。その結果、問題は解決しました。新しいパワーステアリングと新しいフロントサスペンションの特性には満足しています。さらに、リアエンドの変更によって、車両の挙動はより安定性を増しています。V8エンジンについては、いろいろと悪い予測が持ち上がっていただけに、実際に乗ってみて、その完成度に驚きました。V10エンジンとの差は予想よりも小さかったですしね。ドライブしやすいですし、十分にパワフルで、信頼性も高い。現在のところ大きなトラブルもありません」
ブリヂストンタイヤについてはいかがでしょう。
「当初はスライドが少し大きかったですけど、今ではずいぶん大きく進化しました。基本的に、ブリヂストンタイヤはハンドリング特性に優れています。このタイヤをどう使いこなせばいいかも学んでいるところです。昨年まで使っていたミシュランタイヤとは設計のコンセプトが違うので、学ぶべきことがたくさんあって、必死になってテストしているところです」
フロントサスペンションの問題は完全に解決したのですか？
「現時点では一切不満はないですね」
V8エンジンのフィーリングについて、詳しく教えてください。
「パワーの下がったエンジンに慣れることは簡単ですね（笑）。振動の問題は感じないし、かといってそれほどパワー不足を感じることもない。とにかくいいですね。ドライバビリティもいいですしね」
今年の目標は？
「トヨタは強いチームに育ったと思います。特に過去2年間で著しい進化を見せました。2005年シーズンはコンストラクターズ・チャンピオンシップで4位になり、もう少し運があれば3位になっていました。リソースの強化によってトヨタは今シーズンさらに強力な態勢となりました。タイヤ、エンジン、シャシーのパッケージも最適と言えるでしょう。あとは“その時”を待つだけです。フェラーリ、マクラーレン、ルノーがライバルになると思いますが、トヨタには最上位に君臨する実力が備わっていると信じています。僕はトヨタに初めての表彰台、初めてのポールポジションをもたらしているので、初めての優勝もプレゼントしたいですね」
開幕戦には新しい空力パッケージが持ち込まれますね。
「僕が自信あるのも、それが理由のひとつですね。新しい空力パッケージは良さそうです。チームは強力だし雰囲気もいい。トヨタは新車を早い段階で完成させているので、シーズン序盤戦では信頼性の面でも他チームに対しアドバンテージを築くことができると思います。とにかく、開幕戦から優勝を狙っていきます」
