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FUJI SPRINT CUP 2013 特派員レポート

11月23日(土)、24日(日)何もかもが最後づくしのJAF GP FUJI SPRINT CUP 2013が、富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)にて開催されました。充分過ぎるほどの秋晴れに見舞われ、どのイベントも大盛況。現行車両の見納めとなった二日間は、LEXUS SC430とSF13の雄姿を見る為、たくさんのファンがサーキットを訪れました。今季最後のレースウィーク!その模様を振り返って参りましょう。レースの内容につきましては、レースレポートをご参照ください。

若手の大活躍により、優勝2つをもぎ取る!

土曜日行われた公式予選で、スーパーフォーミュラでは国本雄資選手が初ポールポジション。スーパーGT第二レースで大嶋和也選手がポールポジションと大健闘。そして迎えた翌日の決勝は、この若手の二人が揃ってポール・トゥ・ウィンを達成しました。国本選手は、初優勝です! 前日、フロントローからスタートする国本選手の"緊張"を心配した関係者たち。今季、予選上位につき成長著しい国本選手でしたが、なかなか結果に結びつかず...。そんな印象が残ってしまっていたのですが、周囲の予想に反して、決勝レースで国本選手は「落ち着いていた」とコメント。その言葉通り、抜群のスタートダッシュで、初勝利を手に入れました。ピットでは、シーズン中のレースウィークとはまた少し違うムードの中、関係者のみんなが笑顔で迎え、そして笑顔で決勝に送り出す、そんなシーンを見ることができました。
大嶋選手は、スーパーGT最終戦からの良い流れをそのまま勝利へと導きました。今回は中嶋選手との接近戦を制したので、スーパーGTの最終戦の大きく後続を引き離したレース展開よりも、非常にタフなレースとなりました。チェッカーを受けたときは、珍しく無線で絶叫してしまったそうです。二人とも本当に素晴らしいレースをしてくれましたよね。われわれも気持ちよくシーズンを締めくくることができ感謝の気持ちでいっぱいです。 写真は、先ずセルモインギング、勝利の瞬間のピット周りなどをどうぞ。

シーズン最後の勝利を祝うチームスタッフ

喜びもひとしお!こちらは、レクサス チーム ルマン エネオス!スーパーフォーミュラで優勝した国本選手が見守る中での優勝となりました!チームスタッフのこのような笑顔を見ると、サポートする側も遣り甲斐があります。おめでとうございます!

JAF GP FUJI SPRINT CUP 2013総合表彰

二日間に渡り開催されたスーパーGTのレースは、2戦の戦績を合計し総合表彰が行われました。第一レースで2位表彰台を立川選手が獲得したレクサスチームゼントセルモが総合2位に、第二レースで2位表彰台を獲得した中嶋選手のレクサスチームペトロナストムスが総合3位となりました。惜しくも優勝は逃してしまったものの、最後の開催となったJAF GP FUJI SPRINT CUP 2013でポディウムに2チームが上がったことは、とてもうれしい想い出となりましたね。

オールグリッドウォーク -SUPER GT -

JAF GP FUJI SPRINT CUP ならではのオールグリッドウォーク。異なるカテゴリーのクルマがずらっと並ぶのは壮観ですね。走行写真を撮ることができればもっと良いのですが...。 ギャラリーにUPされていると思いますので、レアなムードを楽しんでくださいね。 朝早くから行われたこのコンテンツは、寒い中でしたがたくさんの来場がありました。ドライバーも今季最後のファンサービスに忙しくしていました。とうとうこのクルマたちも見納めです...。

オールグリッドウォーク -SUPER FORMULA -

こちらは、スーパーフォーミュラ。もちろんこちらも見納め。

サーキットの様子をどうぞ

グランドスタンドでは、応援旗が振られていました。今シーズンも私設応援団のみなさまが、精一杯旗を振ってくださいました。本当にありがとうございました。ドライバーやチームのみなさんの励みになっているはずです。雨の日もスタンドで揺れている旗を見ると、勇気づけられましたし感謝の気持ちでいっぱいになりましたね。
トヨタブースには、沢山のファンのみなさまが訪れてくださいました。今回もさまざまなトークショーやじゃんけん大会で盛り上がっていました。アンドレ・クート選手はご子息を白血病で亡くされてから、スーパーGTのレースウィークにドナー登録の推進活動をしています。今回もイベント広場でも頑張っていました。

レジェンドカップ

このJAF GP FUJI SPRINT CUP の名物"レジェンドカップ"が、今回も開催されました。今年は、86 / BRZレースのドライバーとレジェンドドライバー、GAZOO Racingの車両には親子ドライバーのペアも登場するなど、例年にも増して豪華な顔ぶれとなりました。TOM'Sからは、スーパーフォーミュラで監督も務める舘会長、スーパーGTの関谷監督、中嶋一貴選手が出場。中嶋選手は、実父でF1ドライバーとして大活躍された中嶋悟氏とペアを組みました。このエキシビションレース"レジェンドカップ"の極みは、ペナルティ。今年も腕立て伏せなど、愉快なペナルティが課せられていました。最後の開催となってしまうのは大変さみしいですね。

JAF GP FUJI SPRINT CUP 2013の閉幕と共に、国内スーパーGT、スーパーフォーミュラはオフシーズンに入ります。来季に向けて現行車両は勇退し、新しい車両へと変更になることから、各チームはデリバリ―後クルマ作りに没頭する日々が待っています。ドライバーのみなさんも、開幕まで新たな心持ちで過ごされることでしょう。
ファンのみなさまには、今シーズンもLEXUS Racing、TOYOTA Racingを応援いただきありがとうございました。怒涛のレースシーズンがあっという間に過ぎて行ってしまい、もっともっとお伝えしたい事がたくさんあったなあと、反省を含め振り返っております。こちらの特派員レポートは、これが最終回となります。最後になりましたが、今シーズン取材に協力してくださったみなさま、閲覧してくださったみなさま、応援してくださったみなさま、本当に本当にありがとうございました。 WECバーレーン戦も控えております。引き続き最後まで応援よろしくお願いいたします。