SUPER GT 2015年 第6戦 SUGO 予選

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Q1から全車コースレコードを更新する僅差の予選
カルダレッリ／平川組LEXUS RC Fが2列目4番手スタート

　9月19日（土）に宮城県のスポーツランドSUGOでSUPER GT第6戦の予選が行われ、アンドレア・カルダレッリ／平川亮組のKeePer TOM'S RC F 37号車が2列目4番手グリッドを獲得。大嶋和也／国本雄資組のENEOS SUSTINA RC F 6号車が6番手、脇阪寿一／関口雄飛組WedsSport ADVAN RC F 19号車が7番手につけた。

　例年真夏に行われていたSUGOラウンドは，今年より秋に移り、好天ながら気温25度、路面温度33度とやや涼しいコンディションの下で予選が行われた。
　予選Q1（15分）は午後1時50分より開始されたが、セッション序盤は誰もコースインせず。平手晃平の駆るDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車を先陣に、残り9分を切ったあたりから各車コースへと向かった。
　気温、路面温度が下がったことで、エンジンにもタイヤにも好条件となった事もあり、Q1から各車好タイムを叩き出し、15台全車がこれまでのコースレコードを更新。トップタイムから15番手まで0.8秒以内という、僅差での激しいアタック合戦が繰り広げられた。

　このセッションではカルダレリの37号車がトップと0.1秒以内のタイムを叩き出し3番手、関口の19号車が好走を見せ4番手で今季2度目のQ2進出。国本の6号車はシフトの不調に見舞われながらも7番手でQ2進出を決めた。
　一方、この僅差のバトルで、重いウェイトハンデを課せられているランキング上位勢が苦戦。ランキング2位のZENT CERUMO RC F 38号車は13番手、1ポイント差で同3位のPETRONAS TOM'S RC F 36号車が11番手でQ2進出を逃すこととなってしまった。Q1では、この2台を含むランキング上位4台が脱落するという、ハンデの厳しさが表れたセッションとなった。
　早めのコースインで勝負かけた39号車はアタックラップのタイミングが合わず、15番手でグリッドが確定した。

　GT300クラスの赤旗中断により、予定よりもやや遅れた午後2時42分に開始された予選Q2（12分）では、大嶋の駆る6号車がまずトップタイムをマーク。しかし、大嶋の6号車はQ1から続くシフトの不調に加え、アタックラップで2度に渡ってコースをはみ出し、コンマ数秒タイムロス。
　その直後にストレートに戻って来た平川の37号車が大嶋のタイムを上回る形となったが、ライバル勢がタイムアップすると2台はかわされ、37号車が2列目4番手、6号車が6番手、19号車は7番手から明日の決勝レースに臨むこととなった。

KeePer TOM'S RC F 37号車 ドライバー アンドレア・カルダレッリ：
「予選は、そんなに悪くない結果だと思っている。Q1は、接近戦の中3番手につけ、Q2に進むことが出来た。クルマのコンディションはとても良く戦闘力があり、タイヤのマッチングも良かった。Q2は4番手となったが、この予選結果は、タイトル争いにおける自分たちの状況の中で、良いポジションだと思っている。明日の決勝レースは、そんなに簡単に運ぶとは思っていないが、良い位置からスタート出来るので全力を尽くす」

KeePer TOM'S RC F 37号車 ドライバー 平川亮：
「朝の公式練習走行でソフトタイヤとミディアムタイヤをテストして、予選、決勝で使用するタイヤを決めた。予選は、Q1でアンドレア（カルダレッリ）が良いアタックをしてくれた。しかし、自分が担当したQ2は納得するタイムではなく、無難にまとめて出したタイムとなってしまった。朝からタイムも上がり、1周のイメージも思い浮かべていたのだが、その通りに走ったらハーフスピンしてしまい、タイヤのグリップを失ってしまったので、無難にまとめるしかなかった。SUGOでSUPER GTのレースをするのは初めてで、判断が難しいサーキットなので、落ち着いて鈴鹿で失敗した分を挽回したい」

SUPER GT 2015年 第6戦 SUGO 予選結果：GT500