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SUPER GT 2015年 第8戦(最終戦)もてぎ プレビュー

タイトル獲得の可能性を残してこの最終戦へ臨む

6チームが可能性を残してのシーズン最終戦
LEXUS RC F勢は2台が逆転タイトルを狙う

逆転タイトルを狙うZENT CERUMO RC F 38号車とPETRONAS TOM'S RC F 36号車  11月14日(土)~15日(日)の両日、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎでSUPER GTの第8戦(最終戦)「MOTEGI GT 250km RACE」が開催される。
 前戦オートポリスからわずか2週間。全8戦で戦われてきた2015年のSUPER GTも最終戦を迎える。今季のSUPER GTは6チームがタイトル獲得の可能性を残してこの最終戦へ臨む。
 LEXUS GAZOO Racingでは、今季未勝利ながら2位2回、3位1回と着実にポイントを重ねて来た立川祐路/石浦宏明組のZENT CERUMO RC F 38号車が首位と13ポイント差の3位、夏の鈴鹿1000kmを制した伊藤大輔/ジェームス・ロシター組PETRONAS TOM'S RC F 36号車が17ポイント差の6位につけ、優勝で20ポイント獲得出来る最終戦での逆転の可能性を残している。
 とはいえ、共にほぼ優勝することが条件であり、他チームの結果次第では優勝しても逆転は叶わない可能性はある。しかし、最後まで諦めることなく、LEXUS RC Fに初のタイトルをもたらすべくLEXUS GAZOO Racing一丸となってこの一戦に挑む。
 今大会は全車ウェイトハンデ無しの真っ向勝負。SUPER GTの中では短い250kmで争われ、比較的追い抜きの難しいもてぎということもあり、予選から熱いバトルが繰り広げられることは間違いない。

珍しいオーバル併設のテクニカルコース

スポーツランドSUGO コース図  1997年オープンと比較的新しい施設であるツインリンクもてぎは、1.5マイル(約2.4km)のオーバルコースと4.801kmのロードコースが併設された、世界でも珍しいサーキット。メインストレートはオーバルのストレートと並行し、コース途中2回にわたってトンネルでオーバルコースの下をくぐる。
 ロードコースではSUPER GTやスーパーフォーミュラといった4輪のトップカテゴリーレースの他、二輪の世界選手権日本グランプリも開催されている。比較的タイトなコーナーやヘアピンでストレートが結ばれた、ストップ&ゴーが繰り返されるタイプのサーキットなため、ブレーキやタイヤ、ドライバーへの負担も大きい。
 観戦ポイントは数多く、後半セクションはコースの比較的近くで観戦できる他、オーバルコース脇は高さがあり、コースの広い範囲を見渡すことも出来るなど、バリエーションに飛んでいる。

施設、周辺観光や宿泊も充実

 栃木県と茨城県の県境に近い山中に位置するため、基本的には自動車でのアクセスとなるが、週末のみJR東北新幹線の宇都宮駅、JR常磐線の水戸駅の両方からサーキット行きの路線バスが出ている。但し本数が限られているので注意。また、最寄り駅である真岡鐵道の茂木駅からタクシーなら15分ほど。
 自家用車では常磐道の水戸から30km、東北道の宇都宮から40km程となっており、定番のアクセスルートだったが、近年は北関東道の開通や、水戸北スマートICからのアクセス(ETCが必要)など、更に便利になっている。但しサーキット周辺の渋滞は考慮したい。
 ツインリンクもてぎ内には、子供向けの様々なアトラクションが用意されており、家族連れでも楽しめる。特に、2013年に出来たメガジップラインつばさは、森からサーキットへとダイナミックな空中散歩が体験できるアトラクション。モータースポーツファンには、ホンダコレクションホールも見逃せない。
 宿泊は、サーキット内にホテルがある他、キャンプも可能。近隣茂木町内の宿泊施設や、水戸、宇都宮まで入れれば、宿泊に困ることはないだろう。
 近隣駅である茂木駅は第3セクターの真岡鐵道の駅。この路線はSL(蒸気機関車)の運行でも有名で、そちらを観光に組み込むのも良いだろう。

ノーハンデでの短距離戦。LEXUS RC Fでのもてぎ初勝利に期待

ZENT CERUMO RC F 38号車をドライブする立川祐路  ストップ&ゴータイプと言われるもてぎで、LEXUS GAZOO Racingは2012年、2013年と連勝。2013年はトップ6のうち5台を占めるなど得意としてきたコース。しかし、新規定車両へと変更された昨年は、予選で最高位が4番手、決勝では13番手スタートから追い上げた37号車が2位表彰台と気を吐くも勝利には届かなかった。
 最終戦はウェイトハンデがゼロとなり、全車ノーハンデで戦うこととなる。中盤戦、重いウェイトに苦しんできたLEXUS RC F勢が真の速さを見せる今大会、もてぎでの初勝利を目指す。
 今大会、僅かながら逆転タイトルの可能性を残す36号車の伊藤は昨年37号車を駆り、見事な追い上げで2位表彰台を獲得している。38号車は2012年のもてぎ戦でポール・トゥ・ウィンを挙げた立川と、今季絶好調、ついにスーパーフォーミュラでタイトルを獲得した石浦との勢いに乗るコンビで、逆転タイトルへの期待が高まる。
 また、タイトル争いには絡まないものの、昨年タイヤ未交換作戦で上位を争い、後半は激しいバトルで観客を沸かせた脇阪寿一/関口雄飛組 WedsSport ADVAN RC F 19号車、そして車両は違うものの、2013年に若手コンビとしてここもてぎで初勝利を挙げた大嶋和也/国本雄資組 ENEOS SUSTINA RC F 6号車の活躍にも注目だ。

イベント広場にLEXUSブースオープン!

LEXUSブース 今大会もイベント広場にLEXUSブースがオープン。人気のドライバートークショーや各チームのレースクイーンステージを実施。また、迫力有るエンジン音を体感できる、LEXUS RC F GT500搭乗体験や、トリビアクイズ大会も行われます。詳細はイベント情報ページをご覧ください。
LEXUSブースでのイベントも是非お楽しみください。

 今大会もLEXUS GAZOO Racing、TOYOTA GAZOO Racingが全力でレースに挑みます。応援よろしくお願いします。