SUPER GT 2015年シーズン開幕へのプロローグ Part 2
LEXUS TEAM PETRONAS TOM'S
No.36 PETRONAS TOM'S RC F
伊藤 大輔
「今年のLEXUS RC Fのエンジン、シャシーに進化を実感」
去年はタイトルを獲れそうで獲れなかったという悔しい思いをしたので、今年は開幕戦から全力でタイトルを狙っていく。去年はシーズンを通して安定してポイントを獲得することができた。しかしSUPER GTで頂点に立つためにはそれだけでは不十分で、勝つことも大切だ。また、たとえ勝てなくとも、どのレースでも上位でフィニッシュする強さが求められる。チーム自体は去年と同じだが、乗るクルマと担当エンジニアが変わりセッティングの味つけは多少異なるので、開幕までにエンジニアとの関係やクルマに対する理解をさらに深めたい。LEXUS RC Fはエンジン、シャシーともに進化を実感している。きっと、去年よりもエキサイティングなレースを見せることができるだろう。
ジェームス・ロシター
「今年は絶対にチャンピオンと気合いが入っている」
2013年、2014年とLEXUS TEAM PETRONAS TOM'Sで戦い、タイトルに近いところまでいった。それでも結果は2年連続3位だったので、今シーズンこそは絶対にチャンピオン!と気合いが入っている。オフシーズンは例年以上にしっかりとフィジカルトレーニングを続けるなど、入念な準備を行ったので体調はとても良い。今年は中嶋一貴選手がWEC全戦に出場するためチームを離れたが、新たにペアを組む伊藤大輔選手とのコンビネーションは良好だ。中嶋選手とはドライビングもクルマのセッティングも完全に一致していたが、伊藤選手もスタイルは似ているので問題はない。過去2年間で中嶋選手から学んだことを生かし、チームと供にタイトル獲得を実現したい。
LEXUS TEAM PETRONAS TOM'S フォトギャラリー
LEXUS TEAM KeePer TOM'S
No.37 KeePer TOM'S RC F
アンドレア・カルダレッリ
「今年も岡山で勝って開幕ダッシュを決めたい」
去年は良い形でシーズンを戦ったが惜しくも2位だったので、今年の目標はやはりチャンピオンになることだ。SUPER GTはとてもハイレベルなシリーズなので、1年を通して安定した戦いを続けることが重要となる。今年は新たに平川亮選手がチームメイトになり、少しだけ言葉の問題はあるが今のところ関係はとても良い。彼は若くて才能があるドライバーなのでふたりで力を合わせて戦いたい。クルマについては、基本的な部分は去年と変わらないが全体的に進化している。特にエンジンは課題だったターボラグが随分と解消され、パワーも向上している。レースでの戦闘力はかなり上がっているはずだ。開幕戦の岡山は去年優勝しているレースなので、今年も勝って開幕ダッシュを決めたい。
平川 亮
「開幕戦では自分の若さ溢れる走りを見てほしい」
SUPER GTにフル参戦するのは今シーズンが初めてだ。去年シリーズ2位になったクルマなので結果を求められていることはわかっているし、自分としても結果を出したいと思っている。しかしSUPER GTはあまりアグレッシブに走り過ぎると接触などアクシデントに繋がりやすいので、冷静さを保つことも重要だ。内なるものは燃えていても、カッとならないように落ち着いて戦いたい。目標はもちろんシリーズ優勝だが、少なくともLEXUS RACINGの中ではトップになりたい。クルマはまるでフォーミュラのように挙動がシャープなので、スーパーフォーミュラでの経験を生かせるはずだ。開幕戦では自分の若さ溢れる走りを見てほしい。
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