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SUPER GT 2015年シーズン開幕へのプロローグ Part 4

apr
No.31 TOYOTA PRIUS apr GT

嵯峨 宏紀
「クルマの性能は高い。十分にタイトルを狙える」

去年までは新田守男選手がエースとしてチームを引っ張ってきたが、今年は自分がその立場を受け継ぐことになった。ただし、今季はWECにも出場するため、自分が出られないレースに関しては佐々木孝太選手にフォローしてもらう形となる。クルマに関して去年と大きく異なるのはタイヤで、新たに履くブリヂストンタイヤの性能をいかにうまく引き出すかがポイントになる。また、ハイブリッド系についてもより軽量かつハイパワーなシステムに進化したので、運動性能は全体的に向上している。クルマの性能は高いので、何も起きなければ十分にタイトルを狙えるはずだ。ただし開幕戦の岡山は3年連続リタイアとなり決勝では乗っていないので、今年こそはレースで良い結果を残したい。

中山 雄一
「念願のフル参戦。チームの期待に応えたい」

去年までは年に1回だけこのクルマでレースに出場していたが、乗るたびに大きく進化していることに驚く。今年のマシンはハコ車特有のクセがとれ、さらに乗りやすくなっている。コントロールの幅が広がってオーバーステア状態でもスピンしにくくなり、攻めたらその分だけタイムが上がるようなクルマになった。SUPER GTで4シーズン目の今年はついにシリーズフル参戦が実現した。チームの中で全戦に出場するのは僕だけで、テストではいろいろ便宜をはかってもらったのでチームの期待に応えたい。開幕戦の岡山に出場するのは初めてだが、岡山国際サーキットではF3時代に勝っているので相性は良いはず。ミスなく自分の仕事をすれば優勝できると信じている。

佐々木 孝太
「今までの経験をフィードバックし中山選手を支える」

2014年をもってスバルを離れることが決まった時、以前一緒に戦っていたこのチームから誘いを受けた。とても良いチームでTOYOTA PRIUSは勝てる力を持ったクルマなので加入を決断した。僕が出場するのは半分だが、今までの経験をフィードバックし全戦に出場する中山雄一選手がチャンピオンを獲れるようにサポートしていく。クルマはジオメトリーで路面をしっかりとつかむ感じがあって感触はとても良いが、今後さらに改良を続けレースで強いクルマに仕上げたい。僕の初戦は第2戦富士となり、開幕戦の岡山には出場しない。しかし3月に行われた岡山の公式テストではステアリングを握り自分のデータをきちんとフィードバックしたので、開幕戦ではふたりの活躍に期待している。

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LM corsa
No.60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3

飯田 章
「1戦1戦を大切にしてチームもLEXUS RC F GT3も成長させる」

  去年、久々にSUPER GTに復帰し、今年は同じLM corsaからLEXUS RC F GT3で参戦することになった。近年GT300クラスは参戦台数が増え車種もバリエーション豊か。競走は激しく毎回接戦となり、GT500に負けないぐらい盛り上がっている。見るほうも、やっているほうも楽しいレースだと思う。とくにGT3カテゴリーのクルマは世界的にも台数が増えてきているので注目度は高い。LEXUS RC F GT3はまだ開発の途中段階にあり、パフォーマンスの向上はこれからといったところ。決して簡単ではないことは承知しているので、1戦1戦を大切に戦いチームと供に成長していけば良いと思う。全力を尽くしてレースに取り組むので応援してほしい。

吉本 大樹
「LEXUS RC F GT3は空力性能が高い。そこをうまく使いたい」

LEXUS RC F GT3は新開発のクルマということもあり、開幕に向けてやるべき事は多い。セットアップに関してもまだこれからで、いろいろと試すことがある。しかし、言い換えればそれは進化の余地があるということなので、これからどんどん良くなっていくと思う。LEXUS RC F GT3は空力性能が高いので、エアロダイナミクスをうまく使いながらクルマをセットアップしていきたい。開幕戦の舞台となる岡山国際サーキットは過去にいろいろなレースで勝った経験があり、個人的には好きなコースだ。 LEXUS RC F GT3も岡山のようなテクニカルなサーキットに合っているイメージがある。初戦なので、まずは確実に最後まで走りきることを目標に掲げたい。

LM corsa フォトギャラリー