Michael Waltrip Racing のファクトリー Raceworld USA には二台の #00 Aaron's Toyota CAMRY が飾ってあります。

入ってすぐのホールに展示されているのがこの↓ #00 Aaron's Toyota CAMRY。 これは今年5月に David Reutimann が Lowe's にて TRD エンジンに初優勝をもたらした車両がそのまま展示されています。 このときは雨でレースが延期になり、フライトを変更するためには費用がかかるなぁ・・・と予算を心配して決勝レースをみずに予定通りのフライトで帰ってきたので、歴史的な瞬間に立ち会えませんでした。 Toyota CAMRY の初優勝は 2008年3月 の Atlanta で #18 Kyle Busch があげた一勝でしたが、そのときの車両はその後もレースに使われ続け、保存されていないんです。 この #00 はずっと保存して欲しいですね。
TRD 1st win 一方、ファクトリーの裏手にあるシャシ製作工場の一角にあるのが、この↓ #00 Aaron's Toyota CAMRY。 こちらは Michael McDowell が 2008年4月 の Texas での予選で大クラッシュしたときの車両。 頑丈なパイプフレームのお陰で運転席部分は潰れずに助かりました。 Michael も怪我はなく無事で、この事故はTV放送をにぎわせ、Michael はこれで一躍有名になったんです。 いまでもシャシ製造工場で、丈夫なパイプフレームを作っている証として展示されています。
2008 Texas Michael McDowell 同じ車番で二つのまったく違う車両ですが、それぞれに思い出がつまっているんです。

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コメント

Jura [09.09.26 14:42]

優勝した車を飾っているところは多いでしょうが、クラッシュした車をそのまま残して飾っている?のは珍しいのではないでしょうか。

作る側としてはぶつかるとどのように壊れるかがよくわかるいい展示ですよね。
モーターショーでは、ぶつかっても安全ですって展示があったりしますが、事故の怖さと車の安全を訴えるのに、日本の博物館にもこんな太っ腹な展示があってもいいのではと思ったりして。

イサカ [09.09.26 22:07]

Juraさん いつもコメントありがとうございます♪
写真の周囲に柵がありますが、そこまでファンは近づくことができるんです。 フォーミュラーなどだと、モノコックの部分は使えちゃうから部品を取り替えて再生しちゃうんですよね。 普通クラッシュした車両をそのまま保存しておくことはないので貴重な展示だと思います。

m&ms [09.09.27 19:39]

休むことなく日々安全性を向上させている姿勢に頭が下がります。
レース車両としては、スーパーヘビー級とも言える1.6トンの車両が
300㎞でコンクリートウォールに激突してもドライバーを守る構造は
素晴らしいと思います。
これからも、世界一安全なレースカーで戦うNASCARを堪能したいと思います。

イサカ [09.09.27 21:23]

m&msさん いつもコメントありがとうございます♪
COTは安全性が向上した車両です。だから助かった・・・なんて話もあります。来年は Nationwide も一部レースで COT 車両が導入されます。 さすがに全面展開するとシャシをすべて作り直しになってしまうので、いまの経営状況では難しく徐々に導入されるんです。 Sprint Cup とはちょっと形状が違いますよ。

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