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スーパーフォーミュラ 2014年 第4戦 もてぎ 予選

ポールポジションを獲得したジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)

オリベイラが驚速のレコードタイムでポールポジション獲得
復帰戦デュバルが3番手、好調石浦が4番手

ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)  8月23日(土)栃木県のツインリンクもてぎでスーパーフォーミュラ第4戦の予選が行われ、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)がポールポジションを獲得した。

 今大会が新型SF14でのもてぎ初走行となることもあり、前日22日(金)に2度にわたって専有テスト走行が行われたが、共に石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)がトップタイム。23日(土)午前中のフリー走行ではチームメイトの国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING)がトップ、石浦が2番手と、P.MU/CERUMO・INGINGの2台が速さを見せ、レースウィークに臨んだ。

 気温32度と暑さは感じるものの空にはやや雲がかかり、路面温度は38度とそれほど高くないコンディションで、午後1時15分からノックアウト方式予選のQ1(20分)がスタート。
 セッション開始と共に全車走り始め、一度タイムを出したところでピットへ。残り6分ほどで再びコースインし、アタックが開始された。
 復帰戦となったロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)の3番手を最上位に、トヨタ勢は順調に上位タイムをマークし9台がQ2へ進出。中山 雄一(KCMG)が17番手、嵯峨 宏紀(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)が18番手でQ1敗退となった。

石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)  Q2(7分)は、前半タイヤを暖め、全車アタックに入り始めた残り2分のところで、クマール・ラム・ナレイン・カーティケヤン(Lenovo TEAM IMPUL)が最終コーナー立ち上がりでコースアウトし、ホームストレート上でスピンしストップ。セッションは赤旗中断に。
 残り3分でセッションは再開され、全車一発アタックとなる中、平川 亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)はわずか100分の3秒及ばず10番手、国本も予選ではタイムが伸びず11番手。カーティケヤンが14番手で3台がQ3への進出を逃した。

 Q3(7分)はオリベイラが先頭を切ってコースイン。セッション終盤にかけ、タイムが塗り替えられていったが、もてぎを得意とするオリベイラが、コースレコードを大きく塗り替える驚速のタイムを叩き出し、今季2度目のポールポジションを獲得。
 デュバルはアタックラップの第1セクターでは全体のトップタイムをマークする速さを見せたが、その後のセクターで前走車に引っかかり、タイムを伸ばせず。それでも2列目3番手を確保。好調な石浦も、若干アタック中のミスがありながらも4番手につけた。
 中嶋 一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)は5番手、今大会急遽アンドレ・ロッテラーに代わり出場となったアンドレア・カルダレッリ(PETRONAS TEAM TOM'S)が6番手で続いた。
 尚、予選後にロシターを含む複数の車両に違反が見つかり、対象車両は予選タイム抹消。これに伴い、各車予選グリッドが繰り上がることとなった。


予選ポールポジション:
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)

ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)と星野一義監督 「昨日今日で、クルマが徐々に良くなってきている。少しずつセッティングを変えていった結果、コンマ3秒も速くなったので、色々試したことは間違っていなかったと思う。ポールポジションは狙えないと思っていたが、Q3のアタックを パーフェクトにこなすことを心がけた。ミスもあったがポールポジションを獲得出来てとても嬉しい。明日は、これ以上ない位置からのスタートなので、朝のウォームアップ走行で燃料がフルの状態でのクルマのコンディションの様子を確認し、決勝では、ピットストップなどのタイミングや戦略に集中する」


予選3番手:
ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)

「日本に戻り、ファンや、サポートしてくれている方々の前で再びレースが出来るのは本当に嬉しい。フリー走行から予選にかけて、セッティングの方向性を色々と試した。Q3では、順調なアタックの最中に前走車に引っかかってしまい、タイムをロスしてしまったのが残念だ。一か月半前は、もうレースが出来ないかと思ったこともあった。明日は楽しんでレースをしたい」

スーパーフォーミュラ 2014年 第4戦 もてぎ 予選結果

順位No.ドライバー車両名/エンジンQ1Q2Q3
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
TOYOTA RI4A
1'32.984 1'32.792R 1'32.321
240野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
Honda HR-414E
1'32.829 1'32.730R 1'32.485
38ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
TOYOTA RI4A
1'32.979 1'33.257 1'32.706
438石浦 宏明P.MU/CERUMO·INGING SF14
TOYOTA RI4A
1'33.083 1'32.869 1'32.772
537中嶋 一貴PETRONAS TOM'S SF14
TOYOTA RI4A
1'33.394 1'33.102 1'32.792
636アンドレア・カルダレッリPETRONAS TOM'S SF14
TOYOTA RI4A
1'33.447 1'33.129 1'33.164
741武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
Honda HR-414E
1'33.731 1'33.341
87平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
TOYOTA RI4A
1'33.782 1'33.346
939国本 雄資P.MU/CERUMO·INGING SF14
TOYOTA RI4A
1'33.308 1'33.425
1011ヴィタントニオ・リウッツィHP SF14
Honda HR-414E
1'33.703 1'33.436
1131中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
Honda HR-414E
1'33.941 1'33.611
1220クマール・ラム・ナレイン・カーティケヤンLenovo TEAM IMPUL SF14
TOYOTA RI4A
1'33.334 1'40.283
1332小暮 卓史NAKAJIMA RACING SF14
Honda HR-414E
1'33.996
1410塚越 広大HP SF14
Honda HR-414E
1'34.093
1518中山 雄一KCMG Elyse SF14
TOYOTA RI4A
1'34.453
1662嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset SF14
TOYOTA RI4A
1'34.660
173ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
TOYOTA RI4A
181山本 尚貴TEAM 無限 SF14
Honda HR-414E
192中山 友貴TEAM 無限 SF14
Honda HR-414E