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スーパーフォーミュラ 2014年 第7戦(最終戦)鈴鹿 予選

アンドレ・ロッテラーと中嶋一貴

スーパーフォーミュラ最終戦「JAF鈴鹿グランプリ」予選
レース1はアンドレ・ロッテラー、レース2は中嶋一貴がポールポジションを獲得!

アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)  11月8日(土)三重県の鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラの今季最終戦「JAF鈴鹿グランプリ」の予選が行われ、レース1はアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)、レース2は中嶋 一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)がポールポジションを獲得した。

 今大会は2レース制で行われるため、ノックアウト方式の予選Q1で、レース1のグリッドも決定される。このため、Q1から激しいアタック合戦が繰り広げられた。

 空には雲がかかっているもののドライコンディション、気温19度、路面温度20度で午後1時半に予選Q1(20分間)がスタート。ほとんどの車両がセッション開始と共にコースインし、まず1度目のタイムをマークした後ピットへ。残りが7分を切ったところで、各車ニュータイヤで再アタックを開始。セッション終盤に各車タイムを上げていった。

 最後のアタックで、ロッテラーがトップタイムを叩き出した直後、チームメイトの中嶋一貴が1000分の1秒まで全く同じタイムをマーク。規則に則り、先にタイムを出したロッテラーがレース1のポールポジションを獲得。中嶋一貴が2番手で最前列グリッドとなった。

中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)  国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が好走を見せ3番手。中嶋一貴、ロッテラーと僅差でタイトルを争うジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)、ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が4,5番手で続いた。

 タイトルの可能性を残す石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が7番手、平川 亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が8番手。ジェームス・ロシター(KONDO RACING)は10番手、クマール・ラム・ナレイン・カーティケヤン(Lenovo TEAM IMPUL)が11番手。

 中山 雄一(KCMG)と嵯峨 宏紀(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)はそれぞれ19、20番手でQ1敗退となった。

 予選Q2(7分間)では、石浦がトップタイム。カーティケヤンが10番手でQ2敗退となったが、その他の8台のトヨタ勢はトップ8を占め、スーパーフォーミュラでは初めて、トヨタエンジン搭載車のみでQ3が争われることとなった。

 予選Q3(7分間)はセッション開始後1分ほど待機し、オリベイラからコースイン。タイヤを温めた後アタックに入った。オリベイラに続きアタックした中嶋一貴が完璧な走りを見せトップタイムをマーク。その後各車次々にアタックしていくが、中嶋一貴のタイムは上回れず、レース2は中嶋一貴がポールポジションを獲得。タイトルへ向け、貴重な1ポイントを獲得した。

 2番手はデュバル、3番手にロッテラー、4番手には国本が入った。5番手以降は石浦、オリベイラ、平川、ロシターと続き、明日のレース2のグリッドが確定。ロシターはQ3で車体下部のトラブルに見舞われ、タイムを伸ばすことが出来なかった。

 トヨタエンジンは今季最後のレースを、グリッドの4列目までを占めてスタートすることとなった。

アンドレ・ロッテラー
アンドレ・ロッテラー 「チームの2台による接近戦という、エキサイティングな一日だった。Q1は全く同じタイムだったが、自分が先にピットアウトしたので運良くポールが獲得出来た。レース1はピットストップが無く、オーバーテイクも難しいので、ポールを獲得出来て良かった。Q3はパーフェクトな走りが出来なかった。ちょっと感触が悪いと、すぐ結果に影響してしまうような僅差の予選だった。一貴がレース2でのポールを獲ったので、決勝では負けないように頑張りたい」

中嶋一貴
中嶋一貴 「予選では色々とセッティングを試してみたが、それでも同タイムだった。自分のミスもあったので残念だ。しかしフロントローは獲得出来たし、天気もわからないのでとりあえず良かった。クルマのパフォーマンスを100%出し切った予選だったので満足している。明日のレースも今日と同じ位置で終われるよう頑張る」

国本雄資
「朝のフリー走行では、トップとタイム差があったので、厳しい予選になると思っていた。予選を走ってみたら、意外とタイムも縮まっていたしクルマも良い方向に向かっていたので、出来る限りプッシュした。今の状況を考えるとポールが欲しかったが、予選結果には満足している。予選3番手ということで、優勝のチャンスはあるので、明日はそれにむけてトライしたい」

ロイック・デュバル
「今日一日、朝のフリー走行から振り返ってみて、他のチームと比較してクルマは出来ていないかも知れないが良い一日だったと思う。コース状況があまり良くなく、Q1でミスをしてタイムが出せなかった。Q2、Q3ではセットアップを変更したのが効を奏し、安定した走りが出来た。明日は、どんなコンディションであってもベストを尽くし、目標を果たしたい」

スーパーフォーミュラ 2014年 第7戦(最終戦)鈴鹿 予選結果

順位No.ドライバー車両名/エンジンQ1Q2Q3
137中嶋 一貴PETRONAS TOM'S SF14
TOYOTA RI4A
1'38.085 1'38.207 1'37.507
28ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
TOYOTA RI4A
1'38.418 1'37.821 1'37.671
336アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM'S SF14
TOYOTA RI4A
1'38.085 1'38.071 1'37.717
439国本 雄資P.MU/CERUMO·INGING SF14
TOYOTA RI4A
1'38.231 1'38.309 1'37.862
538石浦 宏明P.MU/CERUMO·INGING SF14
TOYOTA RI4A
1'38.506 1'37.809 1'37.900
619ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
TOYOTA RI4A
1'38.248 1'37.934 1'38.000
77平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
TOYOTA RI4A
1'38.519 1'38.346 1'38.239
83ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
TOYOTA RI4A
1'38.971 1'38.340 1'39.721
910塚越 広大HP SF14
Honda HR-414E
1'38.814 1'38.375
1020クマール・ラム・ナレイン・カーティケヤンLenovo TEAM IMPUL SF14
TOYOTA RI4A
1'39.008 1'38.420
111山本 尚貴TEAM 無限 SF14
Honda HR-414E
1'38.474 1'38.434
1240野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
Honda HR-414E
1'39.164 1'38.823
132中山 友貴TEAM 無限 SF14
Honda HR-414E
1'39.036 1'39.010
1441武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
Honda HR-414E
1'39.243 1'39.142
1532小暮 卓史NAKAJIMA RACING SF14
Honda HR-414E
1'39.450
1634伊沢 拓也DRAGO CORSE SF14
Honda HR-414E
1'39.630
1731中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
Honda HR-414E
1'39.705
1811ヴィタントニオ・リウッツィHP SF14
Honda HR-414E
1'39.729
1918中山 雄一KCMG Elyse SF14
TOYOTA RI4A
1'40.031
2062嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset SF14
TOYOTA RI4A
1'40.748