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スーパーフォーミュラ 2015年シーズン開幕へのプロローグ Part 1

PETRONAS TEAM TOM'S

No.1 中嶋 一貴
「鈴鹿は相性が良いコースなので開幕戦が楽しみ」

フォーミュラ・ニッポンの時代を含めても、ここしばらく選手権を連覇した選手はいないので、今年はぜひともそれを実現したい。僕自身2013年にチャンピオンになった次の年はアップダウンが激しかった。1度タイトルを獲ったのだから、次の年はもっと思いきり行こうとして少しやり過ぎてしまった。とはいえ守りに入ってはいけないので、今年はそのバランスをとり落ち着いてシーズンを戦いたい。第1戦の舞台となる鈴鹿サーキットは今のクルマ、SF14になってさらに楽しく感じられる。相性が良いコースなので開幕戦が楽しみだ。今季もレベルの高いドライバーが揃っているので、その中で起こる戦いを見て欲しい。予選から手に汗握る僅差の展開となるだろう。

中嶋 一貴 フォトギャラリー

No.2 アンドレ・ロッテラー
「条件は揃った。今年こそは王者に返り咲きたい」

ここ数年は事情で全戦参戦が叶わなず、惜しいところでタイトルを逃している。でも、今季は全戦に参戦ができ、タイトル獲得のための条件が揃っている。今年こそは王者に返り咲きたい。僕とTOM'Sの関係はついに10年目を迎え、今年も素晴らしいコンディションで開幕を迎えることができそうだ。マシンに関しては、去年はトヨタ・エンジンが大きなアドバンテージだったので、今年もそうなることを期待している。また、自分自身も去年はスタートでのクラッチミートという弱点を改善することができたので、より良いレースをできると信じている。大好きな鈴鹿での開幕戦は最初から全開で行くので、まずはスタート直後の1コーナーに注目して欲しい。

アンドレ・ロッテラー フォトギャラリー

KONDO RACING

No.3 ジェームス・ロシター
「最初のレース、鈴鹿から勝ちを狙っていく」

KONDO RACINGでの2年目となる今季は、新しいエンジニアと組むなど変化の年だといえる。とても信頼の置けるエンジニアで良い関係を築くことができており、走るたびにクルマが良くなっていることを実感する。2014年は何度か勝てそうなレースがあったので、今年は絶対に優勝を実現したい。開幕戦の鈴鹿は去年2位だったので自信はある。最初のレースから勝ちを狙っていき、応援してくれるファンの皆さんに最高のショーをお見せしたい。新たにチームメイトとなったウィリアム・ブラーは旧知の仲で、彼の実力はよく知っている。若く才能豊かな選手なので、彼と供にチーム全体のレベルアップをはかり素晴らしいシーズンにしたいと思う。

ジェームス・ロシター フォトギャラリー

No.4 ウィリアム・ブラー
「鈴鹿が日本での初レース。トップ10入りが目標」

今年初めて日本でレースを戦うことになったが、それが世界的に見てもトップレベルのスーパーフォーミュラであることに自分でも驚いている。チャンスを与えてくれた人々に感謝し結果で報いたい。とはいえ日本のサーキットはほとんど経験がなく、クルマも今年初めて乗った。そのため開幕前のテストではコースとクルマに対する理解度を高めることに重点を置いた。チームはとても良い雰囲気で近藤真彦監督はジェントルマンだ。ジェームス・ロシターがチームメイトであることも心強い。開幕戦の鈴鹿ではトップ10に入ることが目標だ。極めてレベルが高いレースなので現実的である必要がある。そこから経験を積み重ね、徐々にターゲットを上げていきたい。

ウィリアム・ブラー フォトギャラリー