WEC 2014年 第3戦 ル・マン24時間レース
決勝レース3 スタート後9時間
9時間経過。TS040 HYBRID #7が漆黒の闇を切り裂き首位キープ
#8は7位まで浮上も再びピットイン。現在11位走行中
ル・マン24時間レースも本格的なナイトセッションに入った。レースをリードするTS040 HYBRID #7は中嶋一貴が着実な走りで首位を堅守し、アレックス・ブルツに交代。夜を前にトップ10入りを果たした#8のニコラス・ラピエールは、一時7位まで躍進したが、再度調整のために作業を強いられピットイン。現在は11位を走行している。
首位でステアリングを握り続けた#7中嶋の給油ピットインを目前に、他車のアクシデントによる、この日3回目となるセーフティカーが導入された。#7は、セーフティカーに先導されるレースカーが通過するまでピットから出ることが出来ず、ピットでタイムロス。しかし、ライバルのアウディ#2も同様の状況に陥り、2台の差はさらに若干広がることとなった。15分間のセーフティカーランの後、再開されたレースで中嶋は90分間にわたって着実に首位を走行。ブルツへと交代した。
#8はアンソニー・デビッドソンがハイペースで周回し、一時7位まで順位を上げたが、スローパンクチャーに見舞われ、予定よりも3周早くラピエールへと交代。序盤のアクシデントに伴うバランスの不調にも見舞われ、再びピットインを強いられ、12位へと後退。しかし、その後コースへ復帰し、トップ10への復帰を目指して周回を重ねている。
TS040 HYBRID #7:
8時間経過時点(中嶋一貴):1位 121周
9時間経過時点(アレックス・ブルツ):1位 137周
中嶋一貴 #7:
これまでのところ、我々のチームは全てがとても上手く進んでいる。アレックスが最初のスティントで素晴らしい走りを見せて大きなギャップを築いてくれた。ステファンも更に後続を引き離し、私もリードを広げることが出来た。全てが良い方向に進んでいるが、レースはまだ長いので、プッシュし続ける。
TS040 HYBRID #8:
8時間経過時点(ニコラス・ラピエール):7位
9時間経過時点(ニコラス・ラピエール):11位
アンソニー・デビッドソン #8:
我々#8の今の目標は、ワールドチャンピオンシップ獲得のために、なるべく多くのポイントを得ることだ。懸命に追い上げて、可能なかぎりの結果を出せるように試みるつもりだ。私のスティントは少し短縮されたが、2回目のピットストップは、左後方に異常を感じたため、早めにピットに入ることになった。