| 「今シーズンは調子がいいときとそうでもないときがあったけど、全体的に見るとトヨタのみんなにとってポジティブなシーズンになったと思う。ちゃんとした結果が伴うようになって、2000年からずっと続けてきた苦労がようやく報われた感じだね。ライバルたちと高いレベルで競い合うチャンスがある、ということがわかっているときは、レースに臨むときのモチベーションも高まるしね。ただし、そうは言ってもまだまだやるべき仕事はたくさんあるし、これからもプッシュし続けなければならない。レースで１位になろうと最下位だろうと、やるべき仕事の量に変わりはないんだ」
「日本ＧＰはわれわれにとってホームレースのひとつだ。だからサーキットではたくさんのファンからの応援があるだろうね。チームが成功しはじめた今年はトヨタに対する注目も高まっているから、きっと鈴鹿では以前と違った特別な反応があるんじゃないかな。レースを見に来る人たちはもちろんＦ１の大ファンなわけだけど、日本ではみんながとても礼儀正しいから、誰からも邪魔されずに仕事が進められるんだ」
「個人的にも鈴鹿は好きだ。いわば古いスタイルのサーキットだけど、一番楽しめるコースでもある。ドライバーにとっても、クルマをセットアップするわれわれにとっても挑戦のしがいがあるからね。でもどのサーキットにもやはり同じような姿勢で臨まなければならない。すべてのサーキットが優劣なく同じなんだという気持ちでレースの週末に臨み、そして日曜日の夕方にどういった成果を上げているかを見てみる、というわけさ」 |
