プログラムのドライバー2期生から5期生の7選手が、フィンランド・ラリー選手権第5戦に出場。TGR-WRTの本拠地であるユバスキュラで開催されたユバスキュラ・ラリーで、グローバル生のヤスパー・ヴァヘルがエサペッカ・ラッピを1.6秒差で抑え、フィンランドの路面で自身初の総合優勝を飾りました。ラリージャパンでWRC2初表彰台を獲得したばかりの2期生、山本雄紀は久しぶりにフィンランドでのラリーに出場し、総合4位でフィニッシュしました。3期生の松下拓未と後藤正太郎は、それぞれ総合10位と11位、4期生の尾形莉欧と柳杭田寛太は、Rally3車両でSM2クラスを1-2フィニッシュ。一方、16歳でラリーデビューを飾った5期生の箕輪大也は初めてのラリーを走り切り、Rally4車両によるSM3クラス6位でラリーを終えました。
| 日程 | 2026年6月12-13日 |
|---|---|
| 大会名 | ユバスキュラ・ラリー – フィンランド・ラリー選手権第5戦 |
| 路面 | グラベル |
結果 (SM1クラス)
1 ヤスパー・ヴァヘル/ライト・ヤンセン (Toyota GR Yaris Rally2)
46m18.5s
2 Esapekka Lappi/Enni Mälkönen (Škoda Fabia RS Rally2)
+1.6s
3 Mikko Heikkilä/Kristian Temonen (Škoda Fabia RS Rally2)
+11.4s
4 山本雄紀/ジェームス・フルトン (Toyota GR Yaris Rally2)
+31.7s
5 Patrick Enok/Silver Simm (Škoda Fabia RS Rally2)
+37.6s
6 Lauri Joona/Antti Linnaketo (Škoda Fabia RS Rally2)
+43.3s
10 松下拓未/ペッカ・ケランダー (Toyota GR Yaris Rally2)
+1m43.2s
11 後藤正太郎/ユッシ・リンドベリ (Toyota GR Yaris Rally2)
+2m06.9s
結果 (SM2クラス)
1 尾形莉欧/ミカエル・コルホネン (Renault Clio Rally3)
48m42.6s
2 柳杭田貫太/ヴィッレ・マンニセンマキ (Renault Clio Rally3)
+16.3s
3 Pekka Keski-Korsu/Hannu Lamminen (Renault Clio Rally3)
+55.2s
4 Nataniel Bruun/Marcelo Der Ohannesian (Ford Fiesta Rally3)
+1m23.2s
5 Miikka Vuokila/Jenni Perälä (Renault Clio Rally3)
+2m32.5s
6 Tuomas Skantz/Juha Lummaa (Renault Clio Rally3)
+3m20.9s
結果 (SM3クラス)
1 Roope Hirvonen/Aleksi Marttila (Ford Fiesta Rally4)
51m25.0s
2 Vili Hakala/Tero Korhonen (Ford Fiesta Rally4)
+17.2s
3 Lauri Halonen/Niklas Heino (Peugeot 208 Rally4)
+17.3s
4 Sander-Erik Tiits/Fredi Kostikov (Ford Fiesta Rally4)
+1m24.5s
5 Hugo Arendi/Kaimar Taal (Ford Fiesta Rally4)
+1m47.1s
6 箕輪大也/ユホ・コスキ-ランミ (Renault Clio Rally4)
+2m15.9s
ミッコ・ヒルボネン(インストラクター)
7組全てが完走し、良い結果も残せ、成功に終わったホームラリーでした。ヤスパーは前回のスウェーデンでのラリーですでに速さを示していましたが、今回は地元のステージをよく知るエサペッカ・ラッピと競り合いながら安定した走りで勝利を掴み、非常に印象的でした。また、山本も良いパフォーマンスをし、フィンランド選手権の強豪たちを抑えて4位でフィニッシュしたことも良かったです。これが今後のWRCのグラベルイベントに向けた自信になればと思います。松下と後藤は、Rally2車両で挑む速くテクニカルなステージで経験を積みました。細かいミスが出た箇所もありましたが、パフォーマンス改善に向けて引き続き取り組んでいきます。尾形と柳杭田は好調を維持し、序盤からトップを争いました。互いに無理をしすぎずに競えるのは素晴らしいことで、シーズン終盤までチャンピオン争いを繰り広げるのを見るのが楽しみです。最後に、箕輪はデビュー戦で非常に良い走りをしました。彼のドリフトのバックグラウンドから、クルマの扱いは問題ないことはテストで分かっていましたが、ペースノートへの信頼を築くには時間がかかります。今回の経験は、ノートに頼って覚悟を持って走る状況がどんなものかを学ぶ非常に貴重な機会となりました。競争の激しいカテゴリーにおいて良いスピードで安定した走りをすることができ、本人も初ラリーを終えてとても喜んでいました。
山本雄紀
1年以上ぶりにフィンランド選手権で再び競うことができて嬉しかったです。また、これほど速いグラベルステージを走るのも久しぶりだったので、今後のWRCのグラベルイベントに向けてその感覚を取り戻せたのも良かったです。今回の走行は私にとって非常に重要で、とても楽しめました。序盤はどのクレストでクルマが跳ねるのか少し確信が持てず、多少調整が必要でしたが、徐々にリズムを取り戻して良いステージタイムを出せるようになりました。総合4位は悪くない結果で、多くのデータと知見を得られたのでとてもポジティブなイベントになりました。
後藤正太郎
今回のホームラリーは自分にとって良いラリーだったと感じています。前回のラリー後にも言っていたように、新しい運転スタイルに慣れるのに少し苦労していたのですが、このラリーでは前進する良い一歩を見つけることができました。大きな一歩というわけではなく、タイムは依然としてトップとはかなり差がありますが、将来を考えればとても重要な前進だと思っています。今後のイベントでも改善を続けていきます。
松下拓未
すべてのステージが自分にとって初めてで道も馴染みはなかったのですが、今回のホームラリーに出場できてとてもよかったです。土曜の朝はスピンしてしまい、リズムも掴みきれていませんでしたが、午後にかけて徐々に改善しました。Rally2車両であれほど多くのジャンプやクレストがあるラリーを走るのは初めてで、どこでクルマが跳ねるか跳ねないかの見極めを学んでいる段階でしたが、今後のイベントに向けた良い練習になりました。
ヤスパー・ヴァヘル
今回の結果にはとても満足しています。勝利を争うとは正直思っていませんでしたが、走行順をうまく活かせたことが助けになり、いくつかのステージではかなり良い走りができました。そのおかげで首位に立ち、最後までそのポジションを保つことを心がけました。今回はすべてのステージが初めてだったので、今回の主な目的は知識と経験を積むことで、すべてのステージが初めてだったこともあり多くのことを学べました。まだ改善の余地はあり取り組みを続けますが、ここまで導いてくれたチーム全員に心から感謝したいです。
尾形莉欧
自分たちのホームであるユバスキュラで優勝できてとても嬉しいです。前回のイマトラ・ラリーと似た展開になるだろうと予想していて、同クラスのアルトマー選手と大きな争いになると思っていましたが、彼がSS3でリタイアとなり、その後は貫太さんに対してもリードすることができました。いくつか危ない場面はあったものの、自分のペースを保ち、差を広げることができました。いくつかのステージでは自分の走りに満足していますが、別のステージではもう少し良くできたとも思うので、さらに改善できるようこれからも努力します。
柳杭田貫太
チームメイトと共にホームで表彰台に立てたのはとても特別なことです。土曜の朝の最初のステージではグリップ感を掴むのに苦戦しましたが、サービスでセッティングを変えた後は格段に走りやすくなり、自信を持って走ることができました。序盤にタイムを失ったのは残念でしたが、ラリー後半は手応えが良く、全体的にはポジティブなラリーとなりました。チーム全員の尽力に感謝します。これからも懸命に取り組み、次のラリーではさらに強くなりたいです。
箕輪大也
初めてのラリーをトラブルなく完走できて本当に嬉しいです。SS6でスピンはしましたが、それ以外は比較的安定して一貫した走りができました。ラリーではペースノートを聞くことや前を走る車のラインを追うことなど、すべてが自分にとって新しいことばかりですがだいぶ慣れてきています。超高速で幅の広い道もあれば、前走車が作った轍をただ辿らなければならない狭い道もあり、デビュー戦としてはかなり大変なラリーでしたが、どれも貴重な経験になりました。講師の方々が多くのことを教えてくださり、チームも全力でサポートしてくれています。この機会を与えてくださった皆さんに感謝していますし、次のラリーが楽しみです。
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