TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムの5名のドライバーが、イタリア北部のブレシアで開催された「ラリー・ミッレミリア」に参戦し、今シーズン最初のターマックラリーを経験しました。
プログラム3期生の後藤正太郎、松下拓未、グローバル生のヤスパー・ヴァへルにとって、GR Yaris Rally2でのターマックラリー初挑戦。後藤は金曜日夜のSS2でリタイアしましたが、松下とヴァへルは2日目の土曜日まで走行を続けました。4期生の柳杭田貫太と尾形莉欧もRally3車両でのターマック路面は初めてで、それぞれクラスで首位と2位を走行していましたが、観客が亡くなる事故が発生したため大会は中止され、最後の2ステージはキャンセルされました。
亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、遺族および関係者の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。なお、追悼の意を表し、本プログラムのクルーは最終タイムコントロール前にリタイアすることを決定しました。
| 日程 | 2026年9月4-5日 |
|---|---|
| 大会名 | ラリー・ミッレミリア ー イタリア・ラリー・チャレンジャー選手権第4戦 |
| 路面 | ターマック |
ユホ・ハンニネン(インストラクター)
今回、5人全員にとってこのクラスの車でのターマックラリーは初めてで、今週の主な目的は路面に慣れ、良いフィーリングをつかむことでした。ラリー前の事前テストでは十分な走行距離を重ね、学びや発見が多くあった良いテストとなりました。具体的にはテクニカルで曲がりくねったアスファルト路面でのペースノート作りや、気温30度以上の中でのタイヤ管理などです。残念ながら、ステージの中断が相次ぎ大会は大きく影響を受け、最終的には非常に悲しい事態で終わってしまいました。今週の経験をドライバ―たちと分析し、次のラリーでも引き続きターマック路面での学びを深められるよう準備をします。
後藤正太郎
Rally2車両でのターマックラリーは今回が初めてで、ラリー前にはとても良いテストができました。金曜夜のSS2で手応えとリズムが出てきたところだったのですが、ペースノートのミスがあり本来ブレーキをすべきコーナーに速いスピードで入りすぎてしまい、バリアに当たってリタイアすることになりました。チームには大変申し訳なく思っています。なぜそうなったのかをしっかり分析して今後に活かします。
松下拓未
GR Yaris Rally2でターマックを走った第一印象は、本当にレーシングカーのようだということです。サスペンションに遊びがなく、ハンドル操作に対する反応が特に速いと感じました。ラリー中、クルマのフィーリングは終始非常に良かったですが、最適なライン取りやタイヤの使い方などはまだ模索中でした。スピンや小さなトラブルもありましたが、可能な限りの走行距離を積むことができたのは良かったです。次のラリーでも色々試して、さらに成長したいと思います。
ヤスパー・ヴァヘル
あらゆる面で非常に厳しい大会で、とても悲しい結末になってしまいました。金曜はSS1で良いリズムで走り出しましたが、前を走っていた車が炎上したので助けるためにストップしました。SS2ではパンクしてタイヤ交換をし、その後は路面がふさがってしまいました。土曜は最初の2ステージが比較的うまくいき、リスクを抑えながら良いリズムを探しているところでした。トップドライバーとの差はまだありましたが、彼らの地元の知識や経験を考えれば当然だと思います。
尾形莉欧
四駆車両でのターマックラリーは今回が初めてでした。ラリー前に2日間のテストがあり、そこで良いフィーリングをつかめたのですが、本番のラリーではその感覚を維持できませんでした。こうしたことはグラベルのラリーでも起こり得るので、原因を理解して今後改善することが大切だと思います。次のラリーでもターマックでの良い経験をさらに積んでいきたいです。
柳杭田貫太
久しぶりにターマックに戻れてとてもワクワクしました。事前テストではセッティング変更をいくつか試し、よい準備ができました。私たちのラリーは暗い中で走る26kmの長いSS2から始まり、少し緊張しましたが、予想以上に楽しめてベストタイムを出すことができました。土曜にもいくつかのステージを走れて、特にカットや路面の変化について多くを学べました。これらはミスにつながりやすいので、レッキで見つけてペースノートにしっかり記すことの重要性を実感しました。
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