2026年10月16-18日に行われたイタリア・ラリー選手権第7戦に、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラム3期生の後藤正太郎と松下拓未、グローバル生のヤスパー・ヴァヘルが参戦。伝統ある「ラリー・サンレモ」のターマックステージで貴重な経験を積みました。経験豊富な地元ドライバーたちを相手に、ヴァヘルは総合6位、イタリア国外のドライバーとして最上位を獲得。松下と後藤も、ラリーを通じて着実に成長を見せ、それぞれ総合9位と13位でフィニッシュしました。
また、同プログラムのコ・ドライバーである前川富哉は、姉妹大会として開催されたFIAヨーロッパ・ヒストリック・ラリー選手権にヤリ=マティ・ラトバラ選手のコ・ドライバーとして出場。トヨタ・セリカST185で複数のステージで勝利を収め、総合10位に入りました。
| 日程 | 2026年10月16-18日 |
|---|---|
| 大会名 | ラリー・サンレモ – イタリア・ラリー選手権第7戦 |
| 路面 | ターマック |
結果(総合)
1 Fabio Andolfi/Marco Menchini (Lancia Ypsilon Rally2 HF Integrale)
1h43m43.0s
2 Roberto Daprà/Luca Guglielmetti (Škoda Fabia RS Rally2)
+4.7s
3 Simone Campedelli/Tania Canton (Toyota GR Yaris Rally2)
+6.1s
4 Boštjan Avbelj/Damijan Andrejka (Škoda Fabia RS Rally2)
+7.0s
5 Andrea Nucita/Alex Guion (Škoda Fabia RS Rally2)
+1m03.1s
6 ヤスパー・ヴァヘル/ヤンニ・フッシ (Toyota GR Yaris Rally2)
+1m08.4s
9 松下拓未/ペッカ・ケランダー (Toyota GR Yaris Rally2)
+4m55.3s
13 後藤正太郎/ユッシ・リンドベリ (Toyota GR Yaris Rally2)
+7m25.3s
ユホ・ハンニネン(インストラクター)
非常にうまく進んだラリーでした。GR Yaris Rally2で初めて参戦した3人のドライバーに大きな問題はなく、全員が全てのステージを完走できたことはとてもポジティブな結果です。サンレモは長年にわたってWRCの一戦として開催されてきた、非常に難易度の高いイベントです。コースはテクニカルなうえ、先の状況を読むのが難しいのでペースノートが非常に重要になります。正確なペースノートを作り、それを信頼して走る必要があります。また、イタリアのトップドライバーたちのレベルは非常に高く、このような道の経験も豊富です。ヤスパーは、今回が初めてのサンレモにもかかわらず素晴らしい走りを見せました。地元ドライバーと比べても、いくつかのステージでは非常に良いタイムを記録しており、これ以上望めないほどの出来でした。松下も非常に安定した走りを見せました。土曜日の夜から良いスタートを切り、日曜日もさらに進歩しました。後藤はやや慎重なスタートとなりましたが、ラリーを通して彼も着実に成長しました。全体として、全員にとって非常に価値のある経験になりました。
後藤正太郎
前戦はアクシデントで早期リタイアとなったため、今回はできるだけ多くの走行距離を重ねることを最優先にしていました。ラリーで狭く曲がりくねった舗装路を走るのはほぼ初めての経験だったため初日は苦戦し、なかなかリズムを掴むことができませんでした。2日目には良いリズムをつくり始めることができ、走りのレベルを向上させることができました。最終的には、焦らず辛抱強く走り切ってラリーを通じて自分が成長できたこと、貴重な経験を積めたことに満足しています。
松下拓未
とても良いラリーになりました。全ステージを走り切ることができ、高速コーナーや低速コーナー、路面の変化、さらに一部にはグラベル区間もあり、非常に多くのことを学ぶことができました。最初の2つのステージではタイヤのグリップを十分に生かせていなかったので、よりアグレッシブなアプローチに切り替えたところ、SS3では良くなりました。日曜日の午前中は、逆に少し攻めすぎていたかもしれません。そのため午後の2ループ目の走行では適切なバランスを見つけることを意識し、うまくいきました。前回のラリーと比べると、ターマックでのクルマとタイヤの挙動をより深く理解できるようになりました。
ヤスパー・ヴァヘル
今回のラリーは非常にうまくいったと思います。土曜日の夜、暗い中でラリーをスタートするのは簡単ではありませんでしたが、うまく対応できました。そして、日曜日は本当に楽しんで走ることができました。ステージは難しい部分もありましたが、走っていてとても楽しいコースでした。特に四駆車でのターマックの経験はまだそれほど多くないため、今回のラリーを通じて多くの経験を積むことができました。幅の広い道や狭い道、高速区間やテクニカルな区間、さらにさまざまな路面など、多種多様なコンディションに対応する必要がありました。そのおかげで多くのことを学べましたし、ステージタイムも悪くありませんでした。ヤンニとの協力も良い形で機能していたので満足しています。
前川富哉
今回のラリーは、ペースノートの面で最も難しいラリーの一つでした。ヤリ-マティが英語のノートでターマックを走るのは今回が初めてで、私にとってもこれまでヤルッコと使ってきたものとは全く異なるシステムでした。今回のような高速で、狭く、曲がりくねったステージでは、序盤の数ステージで少し苦戦しました。しかしその後は徐々にリズムをつかむことができ、ラリーが進むにつれてペースもどんどん良くなっていきました。残念ながら、マシントラブルによって総合上位を狙う可能性は失われてしまいましたが、とても良い経験になりました。このような機会を与えてくれたヤリ-マティとチームに感謝しています。
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