義弟が自動車免許をAT限定で取得したのをきっかけに車に興味の無い若者を身近に感じていました。
今回、文章力の無い文面で申し訳ないですがこの企画に対して何か協力ができればと思い書きました。
日本の「クルマ」とモータースポーツを盛り上げるためにはまず、所有しやすく、性能や格好を自分好みに楽しめる車が必要だと思います。
今の車は生活系の車とスポーツ系が二極化しすぎていてほとんどのお客様が生活系を取るため余計にスポーツ系が少数派になりモータースポーツへ触れる機会が減っていると思います。
例えば、CIVIC TYPE-RやフェアレディZなど魅力があってモータースポーツを楽しめる車はありますが、車体価格が高く、税金、駐車場代、タイヤ代(17インチ以上は特に高い)など車体価格以外にもお金がかかり、所有しやすい車とは言い難いです。
また2シーターや、燃費が良くないなど生活で使う分に不便な点も所有しにくい理由に上がると思います。
日本において車は、運転を楽しむ一方で生活の一部としても利用しなければならないため生活を崩させないためにも所有のしやすさは必要なスペックです。
具体的には大衆車ベースでスポーツ性能を向上させた車があればベストだと思います。
なんちゃってスポーティグレードはあるのですがそれでは駄目です。
かといって開発費にお金がかかるため、過剰にスポーツ性能を上げる必要はありません。
かつて、カローラレビン&トレノやシビック SiRⅡ、ミラージュなど大衆車ベースでありながらそのデザインや性能は魅力的で、また所有もしやすくモータースポーツを十分楽しめる車がありました。
これらは絶対的な性能は今のスポーツカーに比べると大したことは無いのですが過剰でもなく過小でも無くモータースポーツ入門にもってこいのレベルです。
また、必要に応じて自分でチューニングしやすいのも最大の特徴です。
大衆車ベースであるため複雑な機構をもたず、簡単にチューニングできるのです。
そのため自分好みに仕上げることができ、より自分の車としての魅力が増します。
料理で言うと「白ご飯」のような存在なのです。
噛めば噛むほど味が出て、味付けは自分好み。
そういったベース車両を各自動車メーカーは作っていく必要があると思います。
例をあげると「オーリス」はRSというグレードがありますがリアのサスペンション形式をビームからダブルウイッシュボーンに変えてサスペンションチューニングをすると良い「白ご飯」になると思います。
また、FR Hot hatch Conceptは魅力、所有しやすさ、性能全てにおいて期待ができそうで是非、発売をお願いしたいと思います。
さて、ここまでは男性の人なら車に興味を持ってもらいそうな気がしますが普段特に生活の一部として車を利用している女性にはそうはいかないと思います。
非現実の速度領域、性能に関心を持たない人がほとんどです。
そこで、モータースポーツにおいて競争要素として「燃費」を挙げてみると良いと思います。
普段、家計のために燃費にシビアな人ほど勝てるわけですからモータースポーツに縁が無い老若男女に興味を持っていただけると思います。
燃費を競うため、速度領域も高くないはずです。
また、スピードを競わないため高価なチューニングが必要無く車両を傷めたりすることも少ないためコストがかからないメリットもあります
さらにハイブリッドカー同士だと燃費計が付いているため、より盛り上がると思います。
軽いCR-Zが有利になるかもしれませんし、EVモードのあるプリウスが有利かもしれませんし自動車メーカー同士で対決できるのも魅力になると思います。
静かでスピード感が無く、迫力にかけるため観戦者には退屈かもしれませんが燃費を他チームより良くするためにアクセルコントロールを気にしたり、レコードラインを封じるなどスピードを競うモータースポーツと同じ要素があるはずです。
燃費を競うところからモータースポーツの嬉しさ、奥深さを知ってもらってそこからスピードを競うレースにつなげていっても良いと思います。
車をただの道具から面白いものへと意識を変えるためにはモータースポーツに踏み入りやすい環境づくりが必要だと考えます。
そのためには踏み入りやすい車を作ることと踏み入りやすいレースを用意するべきだと考えます。
前者には所有しやすく楽しめる車、後者には燃費競争レースと二本立てにし、モータースポーツの敷居を低く、広くすることで日本の車とモータースポーツを盛り上げられると思います。