「クルマとモータースポーツの明日」10人目の提言 「10人目の提言」作品一覧へ

「国内最高峰のレース SUPER GTにもの申す!」 ニックネーム : たにへいさん

モータースポーツの発展は自動車技術の発展にもつながるのでモータースポーツの衰退は自動車技術の衰退の恐れがあるため、何としても盛り上がってほしいところだが昨今の不況と若者の自動車離れにより今一つ盛り上がりに欠けているのが実情である。

不況はレース参加者を苦しめ、自動車離れはレース観戦者減少といったところでレース主催者を苦しめている。
モータースポーツを興行的に成功させるためには、レース観戦者をエキサイトさせるようなレースで満足させ『またレース観戦したいな』、『今日のレース面白かったな』と言ってもらえるようにならないとダメなのに、国内最高峰のスーパーGTでは『今日はウエイトが重かったから仕方ないな』とか『タイヤ無交換で勝ったな』など純粋なレースでの勝敗よりレース前に決定されるウエイトハンデやレース中のピット作業で勝敗が決まってしまうことがあり、盛り上がりを欠けさせてしまう要因になっていると思う。

少なくとも私は国内のレースにF1のような高度なピット戦略は必要ないと思うし、勝敗はコース内でのバトルでして欲しいと思う。

この提案はスーパーGTに限ったものとなってしまうが


  1. 1ヒート、1時間未満の2ヒート制にする
  2. そのうち1ヒートはGT500とGT300を混走させない
  3. GT500とGT300が混走しないヒートのスタートはスタンディングスタートとする
  4. 1ヒートのうち必ず4輪のタイヤ交換を行い、ドライバーの交代は行わない
  5. 2人のドライバーは必ず、どちらかのヒートを走ること
  6. 2ヒート目はリバースグリッドとし、対象となる順位は完走した車両すべてとする
  7. ポイントによるウエイトハンデは行わない

では、いかがだろうか
レース距離が中距離から短距離に変わることで早い段階でバトルを仕掛けるドライバーも増えると思うし、タイヤ無交換といったピット戦略の選択肢をなくすことでコース上でのバトルも期待できると思う。
また、ウエイトハンデの廃止やGT500とGT300を混走させないことで全てのサーキットで純粋にクルマのスピードを知ることができる。

リバースグリッドについてはWTCCでも採用されているが対象となる順位が8位までとなっているため、稀に1ヒート目で8位争いを見ることがあり、スーパーGTで8位争いを見たくないので対象を完走車両すべてとしたが、スピードのあるクルマが最後尾から追い上げていく様子を見るのは面白いと思う。

最後にレース主催者が考えるべきことは、すべてのレース参加者に勝てる要素を提供するレギュレーションではなく、安全にレースが運営でき、レース観戦者に多くのオーバーテイクシーンを提供できるレギュレーションを考えるべきだと思う。

「日本のカーメーカーはサーキットをガンガン走ってもへこたれない車を作れ!」 ニックネーム :  ECBさん

歴史的に日本のモータースポーツは独自色が強すぎるあまり、国際性に乏しくなりやすいと思われる。

車名をとっても日本車の国内向けと海外向けでは車名を変える場合が多く、海外のイベントでの結果を国内でプロモーションしにくくなりやすい。

また、メーカーの協賛がモータースポーツ参加の底辺を広げるためには絶対的に必要である。

マツダ、日産、スズキがリーマンショックを理由にパーティーレース、ワンメイクレースから撤退し、ホンダもシビックレースから撤退しようとしている。

残るはNetzカップのVitzワンメイクレースくらいである。

ただ量産車でサーキットを走ると多かれ少なかれ不具合が発生する。

水温はすぐに上がってしまったり、ブローバイからオイルが吹き出て白煙を吹いたり、冷却能力が足らずブレーキがフェードしたり、ベーパーロックしたり、燃料が片寄り半分以上残っていてもガス欠症状が出たり、上げたらキリがない。

何故なら日本のメーカーは量産車でサーキットをめいっぱい走るように設計する義務も責任も義理もなく、一般道を制限速度で走るのに充分な保安基準さえ満足していれば良いのである。トヨタももちろん同じ答えが「お客様相談室」からは返ってくる。

たとえABSの誤作動で全損になっても、そこがサーキットであれば自動車メーカーは知らぬ存ぜぬである。全てはドライバーの責任であるのだから。

数百万円かけた車がただの鉄くずになるリスクが高いよね。

だからこそTRDのようなメーカー直系のチューナーのサポートが欠かせないのである。

一切の事故の保証はないが、不具合を事前に避けられる可能性は高い。

もし、これらの現状を変えてくれるポルシェのようなメーカーが日本に出来ればモータースポーツの未来は明るいのではないだろうか?今のところは難しいだろうな。

CR-ZやFT-86のワンメイクレース開催の噂が有るけど、ハコ車はナンバー付きじゃないと台数集まらないよ!

じゃあ、モータースポーツは専用車に当然集中してくるじゃないかな?

準国内選手権ではツーリングカーはすっかり台数が減って、フォーミュラーが大部分だね。

実際若いドライバーの活躍はFCJは活況に見えるし、スーパーFJ、FJのエントラントも多いのが事実だと思うし、そこから先をもっと国際化できればTDPで活躍しているようないいドライバーは一杯出てくるのではないだろうか。

そのためにはF3、FN、スーパー耐久、スーパーGTの国際標準化が必要だな。

ここが問題だ。F3はトムスエンジンだけになってホンダも日産(東名エンジン)もいなくなっちゃった。

世界ではメルセデス、VW、オペルが主流だと思うけど、日本は孤立ぎみ。

FNは完全日本独立レギュレーションだね。GP2に近くすれば交流戦出来そうだけど、難しいだろうな。INDYは大分変わってしまう様だし。

スーパー耐久はGT-3レギュレーションとST-1クラスの共通化が必要じゃないかな?

そうすれば、スーパー耐久で走ってる車でニュルブルクリンク24時間に出られるし、911GT-3だけでなく、M3GT-3やR8GT-3がスーパー耐久走れるようになるね。

スーパーGTはGT300でGT-2カーが走れるのが幸いで、GT500クラスはFIA-GTとは全くバランス出来なそうだな。もう既に2008GT-Rからモノコックすらレース専用品で市販車は陰も形もなくなった。ホンダは市販すらしていないHSV-010を走らせているし、もうすっかりプロトタイプカーじゃないかな。このあとシルエットフォーミュラーの様に消滅しなければ良いけどね。全ては2003年のパイプフレーム解禁から始まった改造しほうだいからFIA-GTと決別してしまった。

1995,1996はGT選手権のスープラとGT-Rがリストリクター変えただけでルマンに出ていたのにな。良い時代だ。テレビ朝日がルマンのLIVE中継していたっけ。

テレビ中継が減ったのもモータースポーツ人気の減少に拍車をかけたよね。

トヨタがWRCから撤退したらBS1がWRC放映やめちゃったしな。

今やフジテレビがF1、FN、スーパーGTみんな中継している。

フジテレビに日本のモータースポーツは掛かっているのかもね。

結論、日本のカーメーカーはサーキットをガンガン走ってもへこたれない車を作れ!

日本にもハイブリッドやTDIのスポーツ車があってもいいじゃん。

ルマンやニュルやWTCCへ日本メーカーもハイブリッドカーやTDIで参加しろ!

JAFはレギュレーションを国際化しろ!

踏ん張れフジテレビ!ESPNとJスポーツも頑張れ!

モータースポーツ万歳!万歳!万歳!!!

「ズバリ、いまのクルマには夢がない。」 ニックネーム :  所沢のイワさん

日本のクルマとモータースポーツを明るいキラキラしたものに盛り上げるためにはクルマに夢がなければ。

ズバリ、いまのクルマには夢がない。では、なぜ、夢がないか。

例えばいまのクルマのCMです。これからクルマを買うかも知れない潜在ユーザーがテレビを見たとする。クルマのCMがテレビ番組の途中で流れ、我が社のクルマは「燃費何キロ」やら「エコ減税対象車」を自慢する。こんな宣伝を見た潜在ユーザーがクルマに夢を持つ事ができるでしょうか?

私が小学生、中学生の頃のクルマのCMはカッコいい音楽のBGMとともに海辺やヨーロッパの町並みを走って、粋な男女が颯爽とクルマに乗っている姿が映し出される。そんなCMのクルマに憧れ、映画では女王陛下の007が運転するボンドカーに憧れた。ジェームス ボンドが運転するトヨタ2000GTにロータスエスプリ。素直にカッコいいと思えた。

もし、ボンドカーのロータスエスプリに低排出ガス車、低燃費基準達成車シールがデカデカと貼ってあり、CMで価格はお得な188万円!買えるでしょ!庶民のあなたでも!とCMで連呼されたらそんなクルマに夢を持つこと憧れを持つ事ができますか?

一昔前はお財布に訴えるようなCMは軽自動車くらいしかなかった。


Drive Your Dreams.


「クルマはスキな時間にいろいろな所にいける。」

「クルマはスキな時に友達に会いに行ける。」

「クルマはスキな時にバーチャルな思い出でなく、実感として感じる世界」etc…。

物理学の世界では5次元世界が話題になっているという。すぐそばに違う次元があるが、人は気づかない。そんな5次元世界。数式で表すことができるそうだ。

クルマは私達を数式で示すことができる5次元世界へとは連れていってくれないが、少なくてもいつもの日常を気軽に違う世界へと連れて行ってくれる。

デフレの世の中ですが、「安い!燃費何キロ!」より、DriveYour Dreams
をクルマとモータースポーツ界に訴求していって、日本のクルマ業界を盛り上げて行きましょうょ。

最後にDrive With Your Mind.

「モータースポーツとクルマは楽しさ、経済、環境の三つが改善できればとても良くなる」 ニックネーム :  RYO0001さん

最近、クルマ離れという言葉を頻繁に聞くようになった。私も高校生なのでその現象をすごく実感できる。テレビ、パソコン、ゲーム、携帯電話、の普及のせいだろうか私の友人の中でクルマに詳しいと思うのは友人の中で1割いかないくらいである。その中にスーパーGTやニュル24時間レースなどのレースに興味のある奴は私くらいだろう。クルマを知っていたとしてもゲーム、漫画などの非現実的なものが大半だ。私がレースの情報や車の次期モデルについて友人に語ると大抵の奴が聞き流すだけであった。彼らは「仮想のクルマ」は知っていても「本物のクルマ」の素晴らしさやクルマのすごさについてはまったくもって無知なのである。個人的にはもったいないと思うばかりである。

私の考えるクルマ離れの原因は三つある。一つ目は、「本物のクルマに楽しさ」を知らない人が多いのではないのだろうかと思っている。これは特に「クルマ買うなら何でもいいや」とかいう人は当てはまる。クルマを所有している満足感や愛着、レースを観戦する楽しさ、ドライブを楽しむ、クルマを手で触れ楽しむ、ブレーキ踏んで減速し、ギアを落とし、ハンドルを切り、アクセルを踏むというアクションの楽しさなどまったく知らないと言っていいと思う。自動車会社やマスメディアはクルマの楽しさをもっとアピールすべきだ。

二つ目は経済的なことだと思う。たとえば、「このクルマほしいけど買えない」、「維持費が高くて乗れない」などである。確かに今100年に一度の不況と言われている中これは仕方ないのかもしれない。クルマ業界も厳しい状況の中にいる。レースの撤退、次期モデルの開発中止、スポーツカーや高級車の生産中止などという大ダメージを与えている。だからと言って、クルマを楽しむというものは経済は奪う権利もないし、奪うこともできないと私は考えている。

しかし、三つ目の地球の環境はそうとも言えない。我々人間のせいで地球温暖化になったのだから。我々人間はこの責任を取らなければならない義務がある。それの義務を果そうとしているのがエコカーである。地球の環境にダメージをなるべく与えずに走っているのだから。近頃、ハイブリッドカー、電気自動車、水素自動車などが普及してくるだろう。ハイブリッドカーはわからないが、そのときが来たら、環境をあまり気にせずに走れる。

モータースポーツもさっき挙げた三つの原因と合うと思う。

最後に、モータースポーツとクルマは楽しさ、経済、環境の三つが改善できればとても良くなるものになるだろうと思う。