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SUPER GT 第1戦(開幕戦)岡山 プレビュー

昨年も勝利した開幕戦で今年も好結果を目指すLEXUS Racing

昨年も勝利した開幕戦で今年も好結果を目指すLEXUS Racing
参戦2シーズン目のPRIUSもハイブリッド車のSUPER GT初勝利に挑む

開幕戦はテクニカルな岡山国際サーキットで開催

 4月6日(土)〜7日(日)の両日、岡山県の東部、美作市滝宮にある岡山国際サーキットでは、国内で最も人気の高いモータースポーツシリーズ"2013 AUTOBACS SUPER GT"の開幕戦OKAYAMA GT 300km RACEが開催されます。
 2010年シーズンから開幕戦のホストサーキットを務めてきた岡山国際サーキット。1周は3.703kmとSUPER GTのシリーズ戦が行われるサーキットでは最も短いのですが、高速コーナーからバックストレートにかけての前半部分と、テクニカルな中低速コーナーが続く後半部分という性格の違うレイアウトを併せ持ち、非常にテクニカルなコースと言われています。
 また観戦エリアからコースまでの距離が短いことでも知られています。それだけにレース当日は多くのファンがフェンス越しではありますが、迫力ある走行&バトルシーンに釘付けとなることも多く、現地観戦派のモータースポーツファンに人気の高いサーキットです。

クルマでのアクセスは良好で、近くには温泉地も

 レース関係者や多くの観客は、津山市や岡山市、備前市、あるいはお隣の兵庫県相生市などに宿泊することが多いようですが、いずれの場合もサーキットまでは1時間程度。緑に囲まれたアクセスロードのドライブも、またレース観戦の楽しみの一つとなっているようです。
 またサーキットからクルマで30分ほどの距離にある名湯、湯郷温泉も人気のスポットで、レース後にひと風呂浴びてから帰路に就くのが恒例、というレース&温泉のファンも少なくないようです。ちなみに、最寄りのインターチェンジは山陽自動車道の和気か備前、中国自動車道なら作東ICか美作IC。そのいずれからもサーキットまで30分前後。アクセス良好なサーキットと言えるでしょう。

今シーズンが推し量れるのが開幕戦

 開幕戦は、文字通り今シーズンの幕開け、レース関係者にとって"元旦"のようなもの。どのチームもチャンピオン獲得に向け、好スタートを、それも優勝という好結果が欲しいところでしょう。
 また、ポイントを積み重ねた"強い"クルマにはウェイトハンディが課せられるSUPER GTですが、開幕戦は全車がノーハンデの横並び。そのシーズンの力関係を読み解くには開幕戦が絶好の機会。SUPER GTの熱心なファンや取材記者は、ここで各チーム、各車種の実力を量るくらいです。つまり、本当に見逃せないのが開幕戦岡山なのです。

昨年もLEXUS SC430が優勝。今年も頂点に挑む

 今シーズンのGT500クラスにはLEXUS Racingから昨年同様、6台のLEXUS SC430がシリーズに参戦します。その中で、注目したいのがNo.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)です。昨シーズンの開幕戦、ここ岡山国際サーキットで史上稀に見るほどの激戦バトルを制して優勝。そしてシーズン終盤までチャンピオンを争いました。残念ながら、あと一歩及ばずシリーズ2位となった彼らにとって、今年の目標は"チャンピオン奪回"以外には考えられません。3月16、17日に開幕戦の地、岡山国際サーキットで行われた公式テストでも4回の走行セッション中3回でこれまでのコースレコードを上回るスーパーラップを叩き出し、2回のセッションでトップにつけるなど安定した速さを見せつけていました。エースの立川祐路選手もテスト終了後に「仕上がりは去年以上で、今年の開幕戦も去年以上(の成績)...と言いたいけれど、それより上は無理ですね」と、冗談が出る余裕がありました。「開幕戦岡山で勝って、今年はそのままシーズンをリードしていきますよ」と力強く必勝宣言をしてくれました。
 また、GT300クラスではトヨタのハイブリッド技術を投入したNo.31 Panasonic apr PRIUS GT(新田守男/嵯峨宏紀組)が参戦。昨年は岡山での開幕戦がデビュー戦でしたが、その後メキメキと速くなり、歴戦のライバルを相手に表彰台も獲得し、大健闘の1年でした。今年は初優勝の期待が高まっています。
 SUPER GTシリーズの開幕戦は、4月6日(土、予選)、7日(日、決勝)、岡山県美作市の岡山国際サーキットです。LEXUS Racing、TOYOTA Racingの各チームも大いにがんばりますので、ご声援をよろしくお願いします。