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SUPER GT 第1戦(開幕戦)岡山 決勝

開幕戦で4位入賞したZENT CERUMO SC430

SUPER GT開幕。後方からの追い上げ惜しくも届かず
立川祐路/平手晃平組LEXUS SC430が4位

コースインを待つKeePer TOM'S SC430 37号車
コースインを待つKeePer TOM'S SC430 37号車
 7日(日)の決勝日は、朝のフリー走行開始時点では若干雨がぱらついたものの、午後2時の決勝スタート時には完全なドライコンディション。しかし、気温は11度、路面温度は21度と低く、各車タイヤを暖めるのに苦労することとなった。
 82周の決勝レースへ向けたフォーメーションラップが開始されると、いきなりコースアウトする車両が発生。フォーメーションラップは1周延長され、決勝は81周で競われる形でスタートが切られた。

 LEXUS勢最上位グリッドのWedsSport ADVAN SC430 19号車はペースが上がらず、1周目で10位まで後退。10、12番手と後方グリッドスタートのKeePer TOM'S SC430 37号車、ZENT CERUMO SC430 38号車がこれをかわして8,9位へとポジションを上げると、14番手スタートのPETRONAS TOM'S SC430 36号車も続き、中団グループでSC430同士の激しいバトルを展開した。
 今季SUPER GTデビューとなり、中嶋一貴のパートナーとして36号車のスタートを担当したジェームス・ロシターは、13番手スタートから着実にポジションを上げ、38号車の平手晃平と7位争いを展開していたが、7周目にパスしようとした際に接触。ホイールを痛め、緊急ピットイン。上位争いから脱落してしまった。

レース序盤、激しい闘いを繰り広げたPETRONAS TOM'S SC430(ジェームス・ロシター)とZENT CERUMO SC430 38号車(平手晃平)
レース序盤、激しい闘いを繰り広げた
PETRONAS TOM'S SC430 36号車(ジェームス・ロシター)と
ZENT CERUMO SC430 38号車(平手晃平)
 38号車は前を行く37号車を15周目にパスし、6位浮上。最後尾スタートのDENSO KOBELCO SC430 39号車も石浦宏明が好走を見せ、16周目に38号車に続く7位まで順位を上げた。
 1周が短い岡山で、次々に現れる周回遅れをかわしながら前を追う38号車は、中盤に入ると前走車との差を詰めていき、一時は13秒近くあった5位との差を6秒近くまで短縮。
 36周目、37号車が先陣を切ってピットへ向かうと、次々に各車ピットへ。38号車は最後までピットインを引っ張り、44周目には一時的に首位浮上。45周目にピットインし、立川祐路へとドライバー交代すると、実質4位でコースへと復帰した。

 ピットアウト直後はタイヤが暖まらず、各車アウトラップで大きくペースダウンを強いられる状況となり、38号車も一つポジションダウン。38号車が5位、39号車が6位、37号車が8位、ENEOS SUSTINA SC430 6号車が9位で後半戦での更なるポジションアップを目指した。
 今季全く新しい体制での参戦ながら、前半好走を見せたアンドレア・カルダレッリから伊藤大輔へと交代し、8位につけていた37号車だったが、ピット作業時の違反により痛恨のドライブスルーペナルティを受けることとなり、10位に後退。
 終盤になると雲が厚くなり、雨もぱらつき始めたがタイヤを交換するほどではなく、そのままレースは進行。難しいコンディションの下でも攻め続けた38号車は、ファイナルラップに前走車をパスし、4位に浮上。表彰台には惜しくも届かなかったが、12番手スタートから見事4位まで順位を上げてチェッカーを受けた。
 その後方では、追い上げてきた6号車が、ファイナルラップの最終コーナーで39号車と接触しながらもこれをパス。6号車が7位、39号車が8位でポイント獲得を果たした。

 GT300クラスでは、14番手スタートのPanasonic apr PRIUS GT 31号車が序盤に11位まで順位を上げたが、9周目にトラブルに見舞われピットロード入り口でにストップ。無念のリタイアに終わった。

エンジニアと話すLEXUS TEAM ZENT CERUMO 38号車の立川祐路と平手晃平 ZENT CERUMO SC430 38号車 立川祐路:
予選があの結果だったので、それを考えれば、ここまで順位を上げることができたのは、予想以上の結果で満足している。スタートから、平手が追い上げてくれたことと、クルマの調子がとても良かったので、結果に繋がった。もし予選がうまく行っていれば、もっと上位で優勝争いに絡むことができていたと思う。とりあえず開幕戦からポイントも獲得することもできたし、次の富士はこの調子で優勝を狙って行きたい。

ZENT CERUMO SC430 38号車 平手晃平:
予選が雨のコンディションでLEXUS勢が崩れ、12番手でスタートとなったわけだが、決勝がドライコンディションであれば、事前に行われた合同テストのロングランの結果が良かったので自信はあった。ドライコンディションとなった決勝のスタートでは、序盤からオーバーテイクを重ねて行くことが出来た。HSVの得意なサーキットでもあるし、今回は負けてとても悔しいが、12番手スタートから4位フィニッシュで終われたのは良かった。

SUPER GT 第1戦 岡山国際サーキット 決勝レース結果:GT500

順位No.車名ドライバー所要時間/差周回ベストラップタイヤウエイト
1100RAYBRIG HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
伊沢 拓也
小暮 卓史
1:58'48.911811'24.173BS
217KEIHIN HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
塚越 広大
金石 年弘
0.555811'24.168BS
323MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
4.903811'24.274MI
438ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
立川 祐路
平手 晃平
11.534811'24.603BS
518ウイダー モデューロ HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
12.612811'24.057MI
612カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
松田 次生
J.P・デ・オリベイラ
50.496811'24.560BS
76ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
大嶋 和也
国本 雄資
54.294811'24.093BS
839DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
脇阪 寿一
石浦 宏明
1'11.663811'25.030BS
98ARTA HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
ラルフ・ファーマン
松浦 孝亮
1'29.527811'23.802BS
101REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
本山 哲
関口 雄飛
1'30.704811'25.335MI
1132Epson HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
道上 龍
中嶋 大祐
1'32.049811'25.566DL
1236PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
1Lap801'24.952BS
1324D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
安田 裕信
ミハエル・クルム
1Lap801'25.555YH
1419WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
荒 聖治
アンドレ・クート
1Lap801'25.633YH
1537KeePer TOM'S SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
2Laps791'24.836BS

SUPER GT 第1戦 岡山国際サーキット 決勝レース結果:GT300

順位No.車名ドライバー所要時間/差周回ベストラップタイヤウエイト
111GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3 / M159
平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
1:59'57.178771'29.612DL
24GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3 / P65B44
谷口 信輝
片岡 龍也
11.036771'29.902YH
387ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3
GALLARDO GT3 / CEH
山内 英輝
吉本 大樹
1Lap761'29.757YH
452OKINAWA-IMP SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3 / M159
竹内 浩典
土屋 武士
1Lap761'30.678YH
561SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300 / EJ20
山野 哲也
佐々木 孝太
1Lap761'29.718MI
662LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3 / M159
黒澤 治樹
加藤 正将
1Lap761'30.778YH
716MUGEN CR-Z GT
Honda CR-Z / J35A
武藤 英紀
中山 友貴
1Lap761'30.670BS
833HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R / M97/79
影山 正美
藤井 誠暢
2Laps751'30.628HK
948DIJON Racing IS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 / VR38DETT
高森 博士
千代 勝正
2Laps751'30.614YH
100ENDLESS TAISAN PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R / M97/79
峰尾 恭輔
横溝 直輝
2Laps751'31.008YH
1186クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
GALLARDO GT3 / CEH
山西 康司
細川 慎弥
2Laps751'31.468YH
1255ARTA CR-Z GT
Honda CR-Z / J35A
高木 真一
小林 崇志
2Laps751'30.677BS
137OGT Bonds Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 / VR38DETT
イゴール・スシュコ
折目 遼
2Laps751'31.948YH
1430IWASAKI apr R8
Audi R8-LMS ultra / CJJ
岩崎 祐貴
ファイルーズ・ファウジー
2Laps751'32.012YH
1510GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3 / M159
田中 哲也
植田 正幸
3Laps741'30.959DL
1621ZENT Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra / CJJ
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
3Laps741'32.185HK
175マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3 / F142
玉中 哲二
山下 潤一郎
3Laps741'33.202YH
18360RUN UP GROUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 / VR38DETT
白坂 卓也
田中 篤
4Laps731'32.969YH
199NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ
PORSCHE 911 GT3 R / M97/79
密山 祥吾
横幕 ゆぅ
10Laps671'31.697YH
2050Exe Aston Martin
Aston Martin V12 Vantage GT3 / V12
加納 政樹
安岡 秀徒
20Laps571'31.120YH
3S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 / VR38DETT
星野 一樹
佐々木 大樹
33Laps441'29.571YH
22グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3 / M159
和田 久
城内 政樹
39Laps381'32.602YH
88マネパ ランボルギーニ GT3
GALLARDO GT3 / TBN
織戸 学
青木 孝行
41Laps361'30.865YH
31Panasonic apr PRIUS GT
TOYOTA PRIUS / RV8K
新田 守男
嵯峨 宏紀
69Laps81'30.111YH
2エヴァRT初号機アップルMP4-12C
McLaren MP4-12C GT3 / M838T
高橋 一穂
加藤 寛規
71Laps61'31.674YH