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SUPER GT 第4戦 スポーツランドSUGO プレビュー

前半戦を締めくくるSUGOラウンド
LEXUS SC430は今季2勝目を狙う

 7月27日(土)、28日(日)の両日、宮城県柴田郡村田町に位置するスポーツランドSUGOでSUPER GTの第4戦「SUGO GT 300km RACE」が開催される。
 全8戦で戦われるシーズンも、前半戦を締めくくる第4戦目を迎えた。これまでの3戦は、3メーカーが1勝ずつを分け合うという激戦となっている。灼熱のセパン戦から1ヶ月半。日本も本格的な夏のシーズンに入り、更なる熱い戦いが予想される。
 LEXUS TEAMのSC430は、昨年1-2フィニッシュを飾ったSUGOで、今季2勝目を狙う。

東北の山間に位置するテクニカルコース

 舞台となるスポーツランドSUGOは宮城県の山間部に位置し、ロケーションを上手く利用したアップダウンの激しいテクニカルコースとして知られる。高低差は約70m。
 バックストレートまでの前半はテクニカルなセクション。バックストレートを下って馬の背コーナーをクリアした先は、中高速コーナーが続き、最終コーナーからメインストレートへは、10%勾配という急な上りの名物コーナー。レーシングカーがその大馬力を見せつけるかのように一気に駆け上ってくるシーンは大迫力だ。観客席からも比較的近く、迫力の走りを身近に味わえる。
 1周3.704kmと短く、比較的コース幅が狭いこともあり、特に出走台数の多いSUPER GTでは周回遅れの処理もレースを左右する重要な要素となる。

東北の自然や味覚を存分に味わえる

 自家用車、レンタカーであれば、東北道の村田インターからわずか15分と、アクセスは容易。北側からのアクセスなら仙台南インターでもそれほど時間はかからない。
 近郊には駅がないため、公共交通機関でのアクセスの場合は、JR仙台駅西口から出ている、宮城交通の臨時バスを利用することになる。空路の場合は仙台空港から仙台駅へのバスもあるが、空港の方がサーキットに近いので、直接タクシーで行ってしまうのも手だ。
 宿泊などは、東北最大の都市、仙台が近いのでそちらを利用するのが便利。自然を満喫するなら蔵王周辺の温泉や、日本三景の一つである松島との観光を組み合わせるのもいいだろう。地元村田町はそら豆が特産。仙台名物の牛タンや三陸の海の幸など、グルメも楽しみたい。

昨年はLEXUS SC430の1-2フィニッシュ。連勝なるか

 トヨタ スープラ時代には5連勝を飾るなど、圧倒的な強さを見せていたSUGOだが、LEXUS SC430ではデビューイヤーとなった2006年に勝利を挙げた後、昨年まで未勝利が続いた。
 しかし、昨年のSUGO大会では、ENEOS SUSTINA SC430 6号車が、チームにとって9年ぶりとなる勝利を飾った。終盤にはPETRONAS TOM'S SC430 36号車の中嶋一貴が6号車の大嶋和也を追い詰め、息詰まるような首位争いを展開し、LEXUS SC430は1-2フィニッシュ。4-5-6位にもLEXUS SC430が続き、トップ6に5台が入る強さを見せた。
 今大会は、昨年SUGOで1-2位に入った6号車、36号車はもちろん、前戦セパンで、決勝こそ接触で不本意な結果となったものの、予選では重いウェイトハンデをものともせず2番手の速さを見せたZENT CERUMO SC430 38号車や、前戦2位と好調なDENSO KOBELCO SC430 39号車などの活躍にも注目だ。