SUPER GT 第4戦 スポーツランドSUGO 予選

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曇天のSUGOで僅差の予選タイムアタック
DENSO KOBELCO SC430 39号車が最前列2番手を確保

ピットレーンの出口に並ぶLEXUS SC430 7月27日（土）、宮城県のスポーツランドSUGOでSUPER GT第4戦の公式練習に続き予選が行われた。
午前中の公式練習は、雨こそ降っていなかったもののウェットコンディションの下で開始され、徐々に路面は乾いて行った。しかし、セッション後半には、コースを霧が覆い、視界不良のために3度にわたって赤旗中断。GT500クラスはドライとなった占有走行時間ではあまり走れないままに公式練習を終え、予選に臨むこととなった。

午前2時、霧はやや晴れ、気温、路面温度ともあまり上がらないまずまずのコンディションで、ノックアウト方式の予選が開始。路面はドライながら、空には重い雲がかかり、いつ雨が落ちてきてもおかしくない状況で、SUGOでは特に重要な決勝レースでのスターティンググリッドを決める、激しいタイムアタックが繰り広げられた。

予選アタックを行うZENT CERUMO SC430 38号車 GT500クラスはQ1で上位8台がQ2へと進出。LEXUS SC430勢はKeePer TOM'S SC430が10番手、WedsSport ADVAN SC430 19号車が12番手、ENEOS SUSTINA SC430 6号車が13番手でQ2進出ならず。
Q2もドライで開始されたが、徐々に空は暗くなっていき、セッション残り数分になるとついに雨が降り始めた。このため、最後は各車ピットに戻った状況でセッションが終了することとなった。
そんな中、DENSO KOBELCO SC430 39号車の石浦宏明が52kgものウェイトハンデをものともせず好走。惜しくもポールポジションには届かなかったものの、最前列2番手グリッドを獲得した。ZENT CERUMO SC430 38号車は立川祐路がトップから僅か0.5秒差という速さを見せるも5番手。PETRONAS TOM'S SC430は8番手から明日の決勝レースに臨むこととなった。

GT300クラスでは、Panasonic apr PRIUS GT 31号車が僅差のアタック合戦の中で上位を争い、2列目4番手グリッドを確保した。

DENSO KOBELCO SC430 39号車 脇阪寿一：

2番手グリッドを獲得したDENSO KOBELCO SC430 39号車の
石浦宏明、加藤眞代表、脇阪寿一 今日の予選は、前のクルマに進路を塞がれ思うようにアタックできない状況だった。そんな中でタイヤの摩耗が進んでしまい、タイム的には出していたつもりだが、Q1で脱落するかと思った。Q2では本山哲選手（REITO MOLA GT-R 1号車）の頑張りで、惜しくもポールポジションは逃したが、石浦も良いアタックをしたと思っている。ここ菅生では、予選ではとにかく前のポジションを獲得することが大切。その点は狙い通りに行ったので、明日は引出しをフルに活用し、頑張るつもりだ。

DENSO KOBELCO SC430 39号車 石浦宏明：
Q1を終えた（脇阪）寿一さんから「ポール獲れるぞ！」と言われていたので、頭の中はポール！ポール！ポール！と、その事しか考えていなかった。終わってみたら、ポールとはコンマ3秒ほどのタイム差があると聞いてショックを受けたが、ウェイトハンデが30kg以上あることを考えれば、悪くない結果だったと思っている。何より明日の決勝に向けて、とても良い位置につけることが出来、満足のいく予選だった。

SUPER GT 第4戦 スポーツランドSUGO 予選結果：GT500

SUPER GT 第4戦 スポーツランドSUGO 予選結果：GT300