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SUPER GT 第8戦 ツインリンクもてぎ 決勝

立川祐路/平手晃平がLEXUS SC430最後のシーズンにタイトル獲得!

立川祐路/平手晃平がLEXUS SC430最後のシーズンにタイトル獲得!
大嶋和也/国本雄資の若手コンビが有終の美を飾る初優勝

ENEOS SUSTINA SC430 6号車
ENEOS SUSTINA SC430 6号車
 3日(日)も空には雲がかかっていたものの、気温は20度、路面温度26度と今大会で最も高く、過ごしやすい気候の下で午後1時半に53周、250kmで争われる決勝レースのスタートが切られた。
 上位勢はグリッドのまま順当なスタートを切ったが、4番手のZENT CERUMO SC430 38号車 平手晃平が第2コーナーで早くも3位へ。更に4周目には前を行く車両のミスを見逃さず、2位へとポジションを上げ、序盤からLEXUS SC430が1-2体制に。
 後方では13番手スタートのPETRONAS TOM'S SC430 36号車 ジェームス・ロシターが10位へとジャンプアップ。その後も次々と前走車をパスしていき、16周目には7位までポジションを上げた。

 首位を逃げるENEOS SUSTINA SC430 6号車 大嶋和也は、ペースの上がらない2位の38号車を引き離し独走。ドライバー交代が始まる直前の19周目には、その差は15秒にまで広がった。
 20周が過ぎると続々とドライバー交代、給油とタイヤ交換のためにピットイン。平手から立川祐路へと交代した38号車は、ピット作業で後続との差を若干詰められたものの、ピットアウト直後のタイヤが冷えた状態でも、後続からの猛追を凌ぎきり、2位のポジションをキープした。

38号車、39号車、36号車の3台が連なっての3位争い
38号車、39号車、36号車の3台が連なっての3位争い
 一方首位の6号車は、上位勢では最後となる、24周目にピットインし、国本雄資へと交代。この時点で2位以下との差は20秒以上となっていた。
 全車がピット作業を終えた後、脇阪寿一から石浦宏明へと交代したDENSO KOBELCO SC430 39号車がハイペースの追い上げを見せ、32周目に3位に浮上。LEXUS SC430が1-2-3を占めての中盤戦となった。
 しかし、2位を走る38号車のペースが上がらず、タイトルを争うKEIHIN HSV-010 17号車と3台のLEXUS SC430による激しい2位争いが展開されることに。
GT300クラスの周回遅れ車両と、コースに散らばるタイヤかすに苦しみながらの接近戦が繰り広げられたが、38周目に立川は惜しくもHSV 17号車にかわされ、2位の座を譲ることとなってしまった。

 その後は、6号車が大差をつけて首位を逃げる一方で、38号車、39号車、36号車の3台が連なっての3位争いとなった。
 首位の6号車国本は、後半若干ペースが落ちる場面も見られたものの、2位に11秒差をつけて逃げ切り、トップチェッカー。今季より6号車で組むこととなった大嶋と国本の若手コンビが嬉しい初優勝を飾った。大嶋にとってはGT500の通算4勝目。国本はGT500クラス初優勝となる。

ゴールシーン
ゴールシーン
 38号車は3位でチェッカーを受け、立川と平手は2ポイント差でシリーズチャンピオンを決定。LEXUS SC430にとってSUPER GT最後のシーズンを、タイトル獲得で締めくくった。立川はGTシリーズ最多タイとなる通算3度目のタイトル獲得。平手にとっては、4輪レースにステップアップして以来初めてのチャンピオンに輝いた。
 LEXUS TEAM ZENT CERUMOもチームタイトルを勝ち取り、立川と共に8年ぶりの戴冠となった。
 39号車が4位、36号車が5位、KeePer TOM'S SC430 37号車も6位まで追い上げてチェッカーを受け、LEXUS SC430はトップ6台中5台を占める強さを示してシリーズ最終戦を終えた。

 GT300クラスでは、14番手からスタートしたPanasonic apr PRIUS GT 31号車が健闘を見せたが、スピンや接触で順位を落とし、20位でレースを終えた。

ENEOS SUSTINA SC430 6号車 大嶋和也:
大嶋和也と国本雄資
今シーズンは苦戦していたので最終戦で勝てて嬉しい。今日はチームの判断でスタートドライバーを務めたが、出来るだけギャップを築いて、楽な状態で国本選手に渡すことを託されたので、自分に出来ることは全て出し切り、プッシュした。クルマもとても速く、エンジンもタイヤも申し分ない状況でレースをすることが出来たと思う。優勝という結果を残すことが出来て良かった。

ENEOS SUSTINA SC430 6号車 国本雄資:
今年加入したチームでなかなか結果が残せず、悔しい想いと焦りがあったが、後半戦頑張って取り戻し、最終戦でこんな素晴らしい勝ち方が出来て、自分自身への自信にも繋がった。大嶋選手からスイッチした時は、大きなミスがなければ優勝は間違いないという状態だったので、しっかりレースをコントロールして走った。大嶋選手の走りも素晴らしかったし、このクルマを作ってくれたチームやスポンサー、各関係者に結果で報いることが出来て本当に良かった。

ZENT CERUMO SC430 38号車 立川祐路:
立川祐路と平手晃平、高木虎之介監督
今年1年、クルマの調子は常に良かったのだが、それを結果に繋げられなかった。3戦連続ノーポイントで終わった時は、チャンピオンを諦めかけたこともあった。2年連続でLEXUSがチャンピオンを獲れず、奪還すべくチームやタイヤメーカーと共に頑張って来たことと、開発当初から関わっているLEXUS SC430の最後の年ということを考えると、タイトル獲得は本当に感慨深い。

ZENT CERUMO SC430 38号車 平手晃平:
4輪にステップアップしてから初めてのタイトルなのだが、まだ実感が湧かない。昨シーズン、ランキング2位でタイトルを逃し、悔しい思いをした。今年はLEXUS SC430にとって最後のシーズンということもあって、開幕戦から意気込んで臨んだのだが、なかなか流れに乗ることが出来ず、シーズン序盤は苦しかった。そんな状況から巻き返してチャンピオンを獲得し、LEXUS SC430で有終の美を飾ることが出来て嬉しい。

SUPER GT 第8戦 ツインリンクもてぎ 決勝レース結果:GT500

順位No.車名ドライバー所要時間/差周回ベストラップタイヤウエイト
16ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
大嶋 和也
国本 雄資
1:35'34.873531'44.056BS
217KEIHIN HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
塚越 広大
金石 年弘
11.640531'44.807BS
338ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
立川 祐路
平手 晃平
32.220531'44.856BS
439DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
脇阪 寿一
石浦 宏明
33.293531'45.059BS
536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
33.405531'45.541BS
637KeePer TOM'S SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
43.352531'45.313BS
718ウイダー モデューロ HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
山本 尚貴
F.マコヴィッキィ
43.980531'45.910MI
823MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
46.982531'45.148MI
924D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
安田 裕信
ミハエル・クルム
47.690531'45.562YH
1019WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
荒 聖治
アンドレ・クート
57.947531'45.092YH
1132Epson HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
道上 龍
中嶋 大祐
1'03.938531'45.667DL
12100RAYBRIG HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
伊沢 拓也
小暮 卓史
1'05.040531'45.623BS
1312カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
松田 次生
J.P.デ・オリベイラ
1Lap521'45.566BS
141REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
本山 哲
関口 雄飛
6Laps471'45.122MI
158ARTA HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
ラルフ・ファーマン
松浦 孝亮
15Laps381'45.802BS

SUPER GT 第8戦 ツインリンクもてぎ 決勝レース結果:GT300

順位No.車名ドライバー所要時間/差周回ベストラップタイヤウエイト
111GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3 / M159
平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
1:36'39.089511'50.784DL
216MUGEN CR-Z GT
Honda CR-Z / J35A
武藤 英紀
中山 友貴
1Lap501'51.379BS
361SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300 / EJ20
山野 哲也
佐々木 孝太
1Lap501'50.728MI
44GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3 / P65B44
谷口 信輝
片岡 龍也
1Lap501'52.064YH
588マネパ ランボルギーニ GT3
GALLARDO GT3 / CEH
織戸 学
青木 孝行
1Lap501'52.169YH
662LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3 / M159
黒澤 治樹
黒澤 翼
1Lap501'52.250YH
752OKINAWA-IMP SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3 / M159
竹内 浩典
土屋 武士
1Lap501'52.040YH
887ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3
GALLARDO GT3 / CEH
山内 英輝
吉本 大樹
1Lap501'52.370YH
93S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 / VR38DETT
星野 一樹
佐々木 大樹
1Lap501'52.346YH
100ENDLESS TAISAN PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R / M97/79
峰尾 恭輔
横溝 直輝
1Lap501'52.547YH
1133HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R / M97/79
影山 正美
藤井 誠暢
1Lap501'52.666HK
1210GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3 / M159
田中 哲也
植田 正幸
1Lap501'52.474DL
1386クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
GALLARDO GT3 / CEH
山西 康司
細川 慎弥
1Lap501'52.658YH
1430IWASAKI OGT Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 / VR38DETT
岩崎 祐貴
イゴール・スシュコ
1Lap501'52.143YH
1555ARTA CR-Z GT
Honda CR-Z / J35A
高木 真一
小林 崇志
1Lap501'52.655BS
1622グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3 / M159
和田 久
城内 政樹
1Lap501'53.198YH
172エヴァRT初号機アップルMP4-12C
McLaren MP4-12C GT3 / M838T
高橋 一穂
加藤 寛規
1Lap501'52.691YH
1848DIJON Racing IS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 / VR38DETT
高森 博士
千代 勝正
2Laps491'52.746YH
199NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ
PORSCHE 911 GT3 R / M97/79
密山 祥吾
横幕 ゆぅ
2Laps491'53.981YH
2031Panasonic apr PRIUS GT
TOYOTA PRIUS / RV8K
新田 守男
嵯峨 宏紀
2Laps491'52.537YH
2121ZENT Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra / CJJ
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
3Laps481'53.414HK
225マッハGoGoGo車検 GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 / VR38DETT
玉中 哲二
山下 潤一郎
3Laps481'53.716YH1
50Exe Aston Martin
Aston Martin V12 Vantage GT3 / V12
加納 政樹
安岡 秀徒
45Laps61'53.458YH