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SUPER GT 2015年 第7戦 オートポリス プレビュー

前戦SUGO戦ピットアウト前の模様

2年ぶりの残り2戦での九州決戦
ウェイトハンデ半減でタイトルへ向けての大一番

昨年のSUGO戦の模様  10月31日(土)~11月1日(日)の両日、大分県日田市上津江町に位置するオートポリスでSUPER GTの第7戦「SUPER GT in KYUSHU 300km」が開催される。
 シーズン全8戦で争われるSUPER GTも残り2戦となった。昨年は第3戦として初夏に開催されたオートポリス戦だが、今年は2年ぶりに、最終戦のひとつ前のレースとして開催される。
 タイトル争いはまだ全く予断を許さない混戦模様。特に、その時点での獲得ポイントによるウェイトハンデ制が採られているSUPER GTでは、前戦までは獲得ポイント×2kgのウェイトが搭載されるが、最終戦のひとつ前、つまり今大会は、獲得ポイント×1kgとウェイトが半減される。タイトルを争い、多くのポイントを獲得してきたことでウェイトハンデに苦しんできたランキング上位のチームにとっては巻き返しのチャンスであり、ノーハンデとなる最終戦へ向け、戦いが激化することは間違いない。
 優勝すると20ポイントが獲得出来るSUPER GTでは、残り2戦でも、まだ多くのチームにタイトル獲得の可能性が残されている。LEXUS RC Fでの初タイトルを目指すLEXUS GAZOO Racingも複数台が僅差でランキング上位を争っており、最終戦でのタイトル争いに残るためにも、非常に重要な一戦となる。

アップダウンの激しいテクニカルコース

スポーツランドSUGO コース図  九州唯一の国際公認サーキットであるオートポリスは、大分県と熊本県の県境近く、阿蘇山麓の山間に位置し、高低差最大52mと、アップダウンの激しいテクニカルコースとして知られる。その一方でストレート長も約900mに及び、標高が高い故の空気の薄さはセッティングにも影響する。
 1周4.674kmのコースは2012年に路面舗装が一新され、路面はスムーズになったものの、タイヤに厳しいレイアウトは変わらず、各チーム戦略を練っての激戦が予想される。

温泉と爽快ドライブが楽しめる九州の景勝地

 温泉の源泉数と湧出量が日本一である大分県に位置するだけあり、近隣には温泉が数多くある。最寄りの日田温泉の他、少し足を伸ばせば有名な湯布院や別府の温泉も楽しめる。
 大分と熊本の県境近く、阿蘇山麓の山あいに位置するため、周辺の道路は非常に景色の良いドライブルートが多い。サーキットへのアクセスロードでもある、菊池阿蘇スカイラインは阿蘇外輪山を走り、オートポリスから車で約15分の「大観峰」は、阿蘇五岳が一望できる人気のビュースポット。また、牧場の中を抜けるミルクロードや、やまなみハイウェイなど、自家用車やバイクでのアクセスなら是非オススメしたいルートが数多くある。
 市街地からやや離れた山間に位置するため,公共交通機関でのアクセスは難しいが、SUPER FORMULAやSUPER GTなどビッグレースの開催時には、熊本駅、日田駅,熊本空港、熊本交通センターから臨時のシャトルバスが用意される。土日の朝と晩1本ずつなので、スケジュールの確認と予約を忘れずに。

LEXUS RC Fは昨年の雪辱と初タイトル獲得へ重要な一戦
テストで好調なトヨタ プリウスの活躍にも期待

ZENT CERUMO RC F 38号車をドライブする立川祐路  新規定車両で初のオートポリス戦となった昨年、LEXUS RC F勢は苦戦を強いられ、トムスの2台が惜しくも表彰台を逃す4位、5位に終わった。今年はその雪辱を果たすべく、タイトル争いにおいても非常に重要なこの一戦に挑む。
 今季、2戦を残してのドライバーズタイトル争いでLEXUS RC F勢は、立川祐路/石浦宏明組ZENT CERUMO RC F 38号車が勝利こそないものの2位2回、3位1回という安定した成績で首位と6ポイント差。立川はオートポリスでの最多ポールポジション記録保持者であり、今乗りに乗っている石浦とのコンビは期待大だ。
 そして、鈴鹿1000kmでの勝利と、3位1回の伊藤大輔/ジェームス・ロシター組PETRONAS TOM'S RC F 36号車が首位と8ポイント差で追う。開幕戦で勝利を挙げた若手コンビのアンドレア・カルダレッリ/平川亮組KeePer TOM'S RC F 37号車も首位と15ポイント差と、逆転を狙える位置につけている。
 また、10月初旬にオートポリスで行われたタイヤテストでは、脇阪寿一/関口雄飛組WedsSport ADVAN RC F 19号車が好タイムをマーク。今季唯一の全レース入賞を続けており、ここ2戦は4位、5位と調子を上げてきている19号車の走りにも注目だ。
 GT300クラスでは、嵯峨宏紀/中山雄一組TOYOTA PRIUS apr GT 31号車がこのタイヤテストでコースレコードを上回りトップタイムと好調ぶりを披露。タイトル争いでは首位と25ポイント差と、やや厳しいポイント差と言えるが、残り2戦両方を制しての逆転タイトル獲得を目指し、必勝態勢で挑む。

イベント広場にLEXUSブースオープン!

LEXUSブース 今大会もイベント広場にLEXUSブースがオープン。人気のドライバートークショーや各チームのレースクイーンステージを実施。また、迫力有るエンジン音を体感できる、LEXUS RC F GT500搭乗体験や、トリビアクイズ大会も行われます。詳細はイベント情報ページをご覧ください。
LEXUSブースでのイベントも是非お楽しみください。

 今大会もLEXUS GAZOO Racing、TOYOTA GAZOO Racingが全力でレースに挑みます。応援よろしくお願いします。