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強豪「LEXUS TEAM ZENT CERUMO」にみるSUPER GTチーム

第1回 SUPER GTチームにおける監督とエンジニアの役割

監督は「スタッフを信頼し、決断と責任は僕が引き受ける」


 クルマづくり=開発&セットアップの現場をチーフエンジニアに任せているとは言っても、最終的な判断は"チーム監督"に委ねられることになる。
「SUPER GTではタイヤがとても重要で、レースウィークの流れをシミュレーションしながらタイヤを選ぶ(村田エンジニア)」のだが、意見が分かれることも少なくない。それも最終決断は監督がする。さらにレース中のターニングポイントに際しても、やはり最終決断は監督の仕事となる。
「昔は、あらかじめ作戦を決めていて、何かハプニングが起きた時に『どうしよう?』となったんですが、今はそんなことなくて、常に周りを見ながら作戦を立てて(修正して)いるんです」と立川選手。すると高木虎之介監督は「ピットウォールで僕と村田さん、そしてドライバーも交えて『どうしよう? どうしよう?』といつも相談しているんですよ」と苦笑する。

「決断」をするのが仕事という高木監督。次回は監督業のさらなる難しさ、そしてドライバー2人の役割にも話が及びます。そして、LEXUS TEAM ZENT CERUMOが他のSUPER GTチームと大きく違う秘密が明かされることになります。


目次ページ

  1. 第1回:SUPER GTチームにおける監督とエンジニアの役割(2013年8月29日公開)
    1. 1. SUPER GTのトップチームであるLEXUS TEAM ZENT CERUMO
    2. 2. 監督は「スタッフを信頼し、決断と責任は僕が引き受ける」
  2. 第2回:最大の武器はチーム全員の「想い」の総量(2013年9月5日公開)
    1. 3. 監督がチームを変え、チームが監督を変える
    2. 4. やるべき仕事でドライバーの個性も変わる?
  3. 第3回:ZENT CERUMO SC430を動かすチームメンバーたち(2013年9月6日公開)
    1. 5. ZENT CERUMO SC430を動かすチームメンバーたち
    2. 6. インサイドフォトギャラリー