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スーパーフォーミュラ 2014年 第2戦 富士
予選

レース1はオリベイラ、レース2はロッテラーがポールポジション獲得!

 5月17日(土)静岡県の富士スピードウェイでスーパーフォーミュラ第2戦の予選が行われ、2レース制で行われる決勝のレース1はジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)、レース2はアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)がポールポジションを獲得した。

 17日(土)は朝から好天に恵まれた。午前中にフリー走行を行い、午後2時15分から予選が開始された。
 予選フォーマットは通常のレースと同じノックアウト方式だが、今大会は2レース制で行われるため、Q1の結果でレース1のグリッド、Q1からQ3の結果でレース2のグリッドが決定される。このため、Q1から上位も含め全車フルアタックでのグリッド争いが繰り広げられた。

 気温23度、路面温度38度というコンディションでQ1(20分)のセッションが開始されると、全車一斉にコースインし、一度タイムを出してピットへ。残り7分を過ぎたあたりで再びコースインすると、セッション終盤は激しく順位が入れ替わる展開となった。
 まずロッテラーがトップに立ち、中嶋 一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が続いたが、このトムス勢2台をオリベイラが上回り首位に浮上。続いてロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が好走を見せるもオリベイラには0.007秒届かず2番手。その後、コースレコードホルダーである国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が中嶋一貴を上回るタイムを叩き出し4番手に浮上した。
 もう1周アタックを続け、更にタイムを更新したオリベイラが、レース1のポールポジションを獲得。デュバルが2番手、ロッテラー3番手、国本4番手、中嶋一貴5番手、平川 亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)6番手、石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)7番手と続き、レース1のグリッドが決定した。
 このQ1では、嵯峨 宏紀(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)が17番手で敗退。その他のトヨタエンジン搭載車はQ2へと進出した。

 Q1での上位14台が進出するQ2(7分)は、全車一発アタックとなるが、半分ほどがアタックを終え、残りが1分程というタイミングでスピン車両がコース上に停止したためセッションは赤旗中断。残り2分50秒に延長されてセッションが再開された。
 赤旗中断前にアタック出来ていなかった国本とロッテラーはそれぞれ3番手、4番手に浮上しQ3進出を決めたが、石浦、ジェームス・ロシター(KONDO RACING)、中山 雄一(KCMG)は惜しくも8番手タイムに届かずそれぞれ9番手、10番手、11番手でQ2敗退となってしまった。

 Q3(7分)も一発アタックとなったが、ロッテラーが素晴らしい走りで、昨年末に国本がマークしたコースレコードを更新するトップタイムをマーク。2番手以降は非常に僅差でタイムを塗りかえあうアタック合戦となったが、トップのロッテラーには届かず、オリベイラが2番手、中嶋一貴が3番手、国本が4番手。これにデュバル5番手、平川6番手と続き、元F1ドライバーのクマール・ラム・ナレイン・カーティケヤン(Lenovo TEAM IMPUL)が8番手からレース2に臨むこととなった。
 2番手オリベイラから4番手国本までは0.1秒以内。また、Q3を戦った8台全車が0.7秒以内という、新生スーパーフォーミュラの激戦ぶりを象徴する予選となった。

レース1:ポールポジション、レース2:2番手
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)

「朝から少しずつクルマを良くしていき、特に、リアのグリップ向上を狙った。シーズン前テストの時とは路面の状況が違い、走り始めはグリップが低くびっくりしたが、予選に入ってからは改善された。Q3はトムスの方が速かったようだが、2レースともに良いポジションからのスタートで満足している」

レース1:2番手、レース2:5番手
ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)

「クルマの調子があまり良くなく、ポールポジションは無理かなと思っていたが、Q1で2番手につけられたのは良かった。Q3では5番手と、思いの外伸びなかった。開幕戦を見る限り、オーバーテイクが可能なクルマだと思っているので、明日は頑張る」

レース1:3番手、レース2:ポールポジション
アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)

「レース2でポールポジションを獲得できて嬉しい。すごくクルマは良かったのだが、何かが足りないと感じていた原因に気付いたのが、Q3に入ってからだったのは残念だった。もっと早い段階で気付いていれば、Q1でもJP(デ・オリベイラ)と戦えるタイムがマーク出来たと思う。とはいえレースは最後までどうなるかわからない。レース1も良いスタートを切ることが出来れば展開は変わるはずだ」

レース1:5番手、レース2:3番手
中嶋 一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)

「昨日の練習走行は、相対的なポジションこそ悪くなかったコンディションに恵まれず、今日も朝からかみあわない感じだった。アンドレ(ロッテラー)は足りなかったものが見つかったようだが、自分は見つからないまま終わってしまった。しかし、ペースが良ければオーバーテイクも可能なクルマだと思っており、明日に向けてしっかり準備をして頑張りたい」

スーパーフォーミュラ 2014年 第2戦 富士 予選結果
Q1:レース1のスターティンググリッド

順位No.ドライバー車両名/エンジンQ1タイム差
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
TOYOTA RI4A
1'23.108197.656km/h
28ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
TOYOTA RI4A
1'23.2110.103
336アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM'S SF14
TOYOTA RI4A
1'23.3250.217
439国本 雄資P.MU/CERUMO·INGING SF14
TOYOTA RI4A
1'23.3950.287
537中嶋 一貴PETRONAS TOM'S SF14
TOYOTA RI4A
1'23.5120.404
67平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
TOYOTA RI4A
1'23.6020.494
738石浦 宏明P.MU/CERUMO·INGING SF14
TOYOTA RI4A
1'23.6870.579
81山本 尚貴TEAM 無限 SF14
Honda HR-414E
1'23.9560.848
920クマール・ラム・ナレイン・カーティケヤンLenovo TEAM IMPUL SF14
TOYOTA RI4A
1'24.0850.977
103ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
TOYOTA RI4A
1'24.2351.127
1110塚越 広大HP SF14
Honda HR-414E
1'24.2941.186
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
Honda HR-414E
1'24.3671.259
1340野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
Honda HR-414E
1'24.4801.372
1418中山 雄一KCMG Elyse SF14
TOYOTA RI4A
1'24.5131.405
1541武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
Honda HR-414E
1'24.6631.555
162中山 友貴TEAM 無限 SF14
Honda HR-414E
1'24.7271.619
1762嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset SF14
TOYOTA RI4A
1'24.7731.665
1811ヴィタントニオ・リウッツィHP SF14
Honda HR-414E
1'25.0851.977
1932小暮 卓史NAKAJIMA RACING SF14
Honda HR-414E
1'25.2872.179

スーパーフォーミュラ 2014年 第2戦 富士 予選結果
Q1-Q3:レース2のスターティンググリッド

順位No.ドライバー車両名/エンジンQ1Q2Q3
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM'S SF14
TOYOTA RI4A
1'23.3251'23.314R1'22.572
219ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
TOYOTA RI4A
1'23.1081'23.075R1'22.706
337中嶋 一貴PETRONAS TOM'S SF14
TOYOTA RI4A
1'23.5121'23.1891'22.741
439国本 雄資P.MU/CERUMO·INGING SF14
TOYOTA RI4A
1'23.3951'23.2321'22.788
58ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
TOYOTA RI4A
1'23.2111'23.3301'22.972
67平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
TOYOTA RI4A
1'23.6021'23.4401'23.202
71山本 尚貴TEAM 無限 SF14
Honda HR-414E
1'23.9561'23.3961'23.234
820クマール・ラム・ナレイン・カーティケヤンLenovo TEAM IMPUL SF14
TOYOTA RI4A
1'24.0851'23.8131'23.253
938石浦 宏明P.MU/CERUMO·INGING SF14
TOYOTA RI4A
1'23.6871'23.842
103ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
TOYOTA RI4A
1'24.2351'23.882
1118中山 雄一KCMG Elyse SF14
TOYOTA RI4A
1'24.5131'23.927
1240野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
Honda HR-414E
1'24.4801'23.984
1310塚越 広大HP SF14
Honda HR-414E
1'24.2941'24.354
1431中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
Honda HR-414E
1'24.3671'36.733
1541武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
Honda HR-414E
1'24.663
162中山 友貴TEAM 無限 SF14
Honda HR-414E
1'24.727
1762嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset SF14
TOYOTA RI4A
1'24.773
1811ヴィタントニオ・リウッツィHP SF14
Honda HR-414E
1'25.085
1932小暮 卓史NAKAJIMA RACING SF14
Honda HR-414E
1'25.287