世界最大の草レースと呼ばれるニュルブルクリンク24時間耐久レース(以下ニュル24時間)が開幕。5月14日(現地時間)にフリー走行、予選1回目が行われた。
チームはニュルブルクリンク耐久シリーズ第2戦(VLN2)に参戦して以降、短い期間で各マシンの問題や改善点をひとつひとつクリアしてきた。15時45分から行われた2時間のフリー走行は、LFA Code Xはマシンチェックと合わせて予選/決勝に向けたブレーキのローター焼きを実施。RCは予選/決勝のセットアップ違いを試している。
フリー走行終了間際に降り始めた雨は、時間が経つにつれて本降りとなる。ウエット路面の中で行われた予選1回目は、19時25分から23時25分までの4時間。ちょうど日没からナイトセッションの中での走行となる。LFA Code X、RC共にウエット用のセットアップに変更して出走、無理をせずにタイムアタックを行った。予選途中に雨はやみ、路面は次第にドライに変化していった。
LFA Code Xは10分01秒614でSP-PROクラス2位を獲得。トップタイムを計測した井口卓人選手は「僕のセッションでは雨が止み、路面がほぼドライだったので結果的にトップタイムでしたが、それよりも石浦選手のセッションで、VLN2で課題となっていたウエット状態でのハンドリングの改善が確認できたことのほうが収穫でした」と語る。
RCは11分24秒255でSP3Tクラス5位を獲得。トップタイムを計測した蒲生尚弥選手は「最初は雨が強かったですが、走れば走るほどライン上はドライに変化していたので、ドライバー毎にセットアップを色々試しながらの予選となりました。明日の予報は晴れになりそうなので、今日は無理をしないと言う判断でライトチェックなどのメニューをこなしました」と語る。
予選1回目の結果を元に、再びマシンのチェックやセットアップを行い、5月15日の9時30分から行われる予選2回目、更にLFA Code Xは17時10分から行われるトップ30予選に挑む。