SUPER GT 2014年 第5戦 富士
予選

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石浦／ジャービス組LEXUS RC Fが5番手、中嶋／ロシター組7番手
ランキング上位のLEXUS RC F勢はハンデに苦しみQ2進出ならず

　8月9日（土）富士スピードウェイでSUPER GT第5戦の予選が行われ、LEXUS RC Fは石浦宏明／オリバー・ジャービス組 DENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が5番手、中嶋一貴／ジェームス・ロシター組 PETRONAS TOM'S RC F 36号車が7番手につけた。

　台風接近による天候の悪化が心配されるレースウィークとなったが、午後2時の予選開始の時点では所々小雨はぱらつくもののまだスリックタイヤで走れる状態。気温25度、路面温度31度とこの季節としては予想外に低いコンディションでQ1が開始された。
　GT500クラスは全車セッション開始から7分ほど待機。残り8分ほどでコースインしたが、直前のGT300セッション時にトラブルに見舞われた車両がピットに戻れずコース上に止まってしまったため赤旗中断に。
　残り10分でセッションが再開されると、再びアタックが開始され、次々に各車タイムアップを図っていった。そんな中、重いウェイトハンデと燃料リストリクター制限を受けた、ランキング上位勢はタイムを縮めることが出来ず苦戦。前戦勝利を挙げたZENT CERUMO RC F 1号車が12番手、ENEOS SUSTINA RC F 6号車が13番手、ランキング首位のKeePer TOM'S RC F 37号車が14番手と厳しい結果に。WedsSport ADVAN RC F 19号車はわずか100分の1秒及ばず惜しくもトップ8入りならず9番手。LEXUS RC Fは4台がQ1敗退となってしまった。
　一方で、午前中の公式練習でも2番手と好調な39号車はジャービスがドライブしトップタイムをマーク。ロシターの36号車も6位につけ、2台がQ2へと進出した。

　Q2は今にも雨が降りそうな状況となり、各車セッション開始と共にコースイン。しかし、走り始めと共に降り始めた雨は強さを増し、コースアウトやスピンが続出。36号車の中嶋一貴は、先陣を切ってピットインし、レインタイヤへと交換した。
　翌周には39号車の石浦を含め、ほとんどの車両がタイヤを交換。先に交換した36号車の中嶋からタイムを縮めていったが、その後路面は回復方向へ。終盤にかけてめまぐるしくタイムが塗り替えられていった。
　最後はスリックタイヤのまま走り続けた車両がトップタイムをマークするほど路面は乾いていき、早めにタイヤを交換した36号車にとっては厳しい展開に。最終的に39号車が5番手、36号車は7番手グリッドとなり、明日の決勝に臨むこととなった。

DENSO KOBELCO SARD RC F 39号車 石浦宏明：
「今シーズンなかなか調子が上がらなかったが、ここに来てエンジニアが素晴らしいセットを見つけてくれた。そのおかげで、二人とも走り始めからセット変更は全くせず、クルマは触らずにお願いしますと伝えた。後は、我々のドライビン グ次第だと思えるほど、仕上がりの良さには自信がある。オリバー（ジャービス）がQ1トップで戻って来たことを考えると、クルマと持ち込みのタイヤの評価も良かったと言える。ポールポジションを狙いに行ったが、天候が変わったので クルマの特性を考えてタイヤを換えた。久しぶりに心地良いプレッシャーを感じ、チームの士気も上がり笑顔が見られたので、明日はぜひ良い結果を残したい」

DENSO KOBELCO SARD RC F 39号車 オリバー・ジャービス：
「今日の予選はとても良かった。Q1は嬉しいことにトップタイムを出すことが出来た。ヒロ（石浦宏明）も、レクサス勢最上位の5番手につけられた。前回の富士に比べるとクルマのコンディションはとても良くなっており、前戦菅生から更 に戦闘力は高まった。明日は台風の影響で、どんなコンディションになるのかわからないが、クルマには自信があるので、レースを楽しみたい」

SUPER GT 2014年 第5戦 富士 予選結果：GT500