SUPER GT 2014年 第6戦 鈴鹿1000km
予選

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唯一Q2進出の中嶋一貴が今季2度目のポールポジション獲得！
他のLEXUS RC F勢は苦戦を強いられQ1敗退

　8月30日（土）鈴鹿サーキットでSUPER GT第6戦「43rd International SUZUKA 1000km」の予選が行われ、中嶋一貴／ジェームス・ロシター組のPETRONAS TOM'S RC F 36号車が今季2度目となるポールポジションを獲得した。

　30日（土）は好天に恵まれ、気温30度、路面温度40度というコンディションで、午後2時よりノックアウト方式で予選が実施された。

　上位8台がQ2へと進出する予選Q1では、セッション後半に入ると各車アタックを開始。順位がめまぐるしく入れ替わった。LEXUS RC F勢では、ロシターのドライブする36号車が5番手。立川祐路の駆るZENT CERUMO RC F 1号車は終盤までQ2進出圏内の8番手につけていたが、最後の最後に逆転され9番手。Q2進出を逃すことに。

　他のLEXUS RC F勢も予選でのセッティングをあわせきれず苦戦。DENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が11番手、WedsSport ADVAN RC F 19号車が12番手、ENEOS SUSTINA RC F 6号車13番手、KeePer TOM'S RC F 37号車は14番手となり、Q2進出はならなかった。

　Q2では、36号車は中嶋一貴が担当。中嶋一貴はセッション開始後、ライバルがピットで待機する中、先陣を切ってコースインし、ライバルよりも早い段階からじっくりとタイヤを暖め、アタックを開始した。

　6台のLEXUS RC Fのうち唯一Q2進出となった36号車の中嶋一貴は気迫の走りを見せ、トップタイムをマーク。Q1でライバルがマークした新コースレコードに1000分の4秒まで迫る速さを見せた。ライバル勢もセッション終盤にかけてタイムアップを果たしたが、36号車のタイムには及ばず、36号車は第4戦SUGOに続き、今季2度目となるポールポジションを獲得した。

PETRONAS TOM'S RC F 36号車 中嶋一貴：
「今日は朝から調子が良いとは言えない状況だったが、セッションが進むにつれコンディションが良くなり、ジェームス（ロシター）のコメントもポジティブになっていった。その流れもあって、Q1では朝よりも良いタイムを出してくれたが、ポールポジションは正直期待していなかった。ジェームスのクルマに対するフィーリングが非常にポジティブになっていたので、自分の担当するQ2は楽しむ気持ちで臨んだ。タイヤのウォームアップもあれ以上はないというタイミングで合わせられ、ポールを獲得することが出来た。LEXUS勢が苦戦する中でポールを取れたのは良かった。明日は、新型車で初めての長いレースということで、予想は困難だが、ミスなくベストを尽くしたい」

PETRONAS TOM'S RC F 36号車 ジェームス・ロシター：
「朝の走行時と違い、予選でアタックした際にはクルマのバランスが抜群に良くなっていた。タイヤマネージメントが思うようにいかなかったが、Q2へ進出することが出来た。Q2では、ドキドキしながら（中嶋）一貴を応援していた。明日は、6時間の長丁場を新型車両で初めて走ることになるので、どうなるか全く分からないが、集中して頑張る」

SUPER GT 2014年 第6戦 鈴鹿1000km 予選結果：GT500