SUPER GT 2014年 第8戦（最終戦）もてぎ
予選

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LEXUS RC F勢が苦戦する中、
中嶋一貴／ジェームス・ロシター組が2列目4番手グリッド

　11月15日（土）栃木県のツインリンクもてぎでSUPER GT第8戦（最終戦）の予選が行われ、中嶋一貴／ジェームス・ロシター組 PETRONAS TOM'S RC F 36号車が2列目4番手グリッドを獲得。脇阪寿一／関口雄飛組 WedsSport ADVAN RC F 19号車が7番手につけた。

　今大会は14日（金）に公式テストが実施。15日（土）は予選に先立って午前中に公式練習走行が行われた。金曜日のテストではロシターがランキング首位につける36号車がトップタイム、同2位の37号車が5番手につけたが、土曜日午前の練習走行では、19号車の6番手が最上位と、ライバルの先行を許して予選を迎えることとなった。

　エンジン、シャシー共に一新された今季のSUPER GTはシーズンを通してこれまで以上の速さを見せているが、今大会も、公式練習走行の時点で、15台全車がこれまでのコースレコードを上回り、新生SUPER GTの速さを改めて示す形となった。

　午後1時45分、15分間の予選Q1が開始。セッション序盤は全車ピットで待機し、残り9分を過ぎたあたりからコースイン。立川祐路のZENT CERUMO RC F 1号車がコースに出てすぐスローダウン。5コーナー付近でコース脇に車両を停めてしまった。これによりセッションは赤旗中断。1号車はノータイムで最後尾スタートとなった。

　セッションは残り7分で午後2時ちょうどに再開。全車一斉にピットアウトし、アタックを開始した。しかし、アタックに入ったKeePer TOM'S RC F 37号車の伊藤大輔がコーナー進入でスピンを喫し、コースオフ。そのまま走行を終えることとなり、13番手。

　このセッションでは関口の19号車が終盤好走を見せタイムアップを果たし、LEXUS RC F勢最上位の3番手。ロシターの36号車も順当に7番手タイムをマークしQ2進出を決めた。

　一方で、フリー走行でトラブルに見舞われるなど苦しい幕開けとなったENEOS SUSTINA RC F 6号車は大嶋和也がアタックしたが10番手、石浦宏明がアタックしたDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が11番手とタイムを伸ばせず、LEXUS RC Fは4台がQ1で姿を消すこととなってしまった。

　Q2（12分間）も残り9分ほどから各車コースへ。36号車の中嶋は最後にコースインし、終盤2周連続のアタック。チェッカーが振られた直後、最後の計測ラップで更にタイムを更新し、2列目4番手グリッドを獲得。脇阪がアタックした19号車が7番手グリッドから明日の決勝レースをスタートすることとなった。

PETRONAS TOM'S RC F 36号車 中嶋一貴：
「思ったよりライバルが速かった。なんとか割って入りたかったが、こればかりは仕方ない。予選の一発は良いが、決勝のロングランが若干心配だ。我々に出来る最良の位置にはつけたので、明日は自分たちのレースをするだけだ」

PETRONAS TOM'S RC F 36号車 ジェームス・ロシター：
「予選は3メーカーの戦いとなったが、その中で我々のパッケージでは最良の結果を出せたと思う。一貴が良いアタックをしてくれたこともあり、我々なりに頑張った結果4番手と悪くない位置につけた。クルマの調子も良いので、明日のレースはタイトル目指し頑張る」

SUPER GT 2014年 第8戦（最終戦）もてぎ 予選結果：GT500