TGRF 2012 イベントレポート
2012.11.25 13:25
ああ勘違い、に大爆笑
ワクドキトークショーのサーキット編。ステージに上がったドライバーの皆さんは、ベテランから若手までの布陣となりました。
MCさんが「何歳でレースを始めましたか?」と質問したところ、井口卓人選手は「17歳」と回答したのですが、蒲生尚弥選手はなぜか実年齢を回答。笑いを誘っていました。その蒲生選手、最近ではサーキット走行会での講師もはじめたのだとか。気軽に参加できる走行会には、ミニバンや軽自動車での参加も少なくないそうです。片岡龍也選手は、「そうそう、ときどき自転車で来る人もいるよね」と話を盛って、石浦宏明選手にツッコミを入れられていました。
一方、影山正彦選手は「僕は小3のとき、初めてクルマを動かしたんだよね」とナイショ話を披露。「あっ、でも私有地だから大丈夫だよ」とご自身でフォローも。みなさん、いろんな話のネタをお持ちのようです。ステージの盛り上がりに、お客様も大満足の様子でした。
2012.11.25 13:19
ニュルブルクリンクの風が富士に吹く
ニュルブルクリンク24時間レースで活躍したLFAをドライブするのは、モリゾウ選手、木下隆之選手、そして脇阪寿一選手。86は大嶋和也選手がドライブ。
さらにはGT-Rを駆るのはドライビングシミュレーションゲームとして世界に知られる“グランツーリスモ”の開発者である山内一典選手、スバルWRX STIを駆るのは佐々木孝太選手と、ニュルで大活躍の国産車が勢揃いです。
ニュルブルクリンクでのホットな走りが富士で再現されました。
ニュルの勇者たちがコースに出る際は、スペシャル観覧エリアには多くの人垣ができて、
大きな声援が贈られていました。
2012.11.25 12:54
ラリーカーが巧みなパフォーマンスを披露
伝説のレーシングカーの後に登場したのは、ラリー仕様のTOYOTA 86、2台です。COSCO RACINGの三好英昌選手、GAZOO RACINGの大倉聡選手によるパフォーマンス。メインスタンド前でドーナツターンや巧みなハンドル捌きを披露しました。
さらに勝田範彦選手によるスバル・インプレッサにデモ走行では、コ・ドライバーの足立さやかさんが箱乗り、さらに勝田選手も運転席のドアを開け、身体を乗り出しながらスピンターンを決めてくれました。
舗装されたコース外れ(わざと?)、芝生にタイヤを乗せてもまったく走りが乱れないのは、さすがラリーカー&ドライバーです。たっぷりと全日本ラリーのチャンピオンのテクニックを見せてくれました。
2012.11.25 12:45
トヨタの伝説的レーシングカーが走行
トヨタの歴史的レーシングカーがデモランを行うヘリテイジ・オブ・トヨタ。まずは、関谷正徳“選手”がTS010をドライブし、富士スピードウェイを周回。1992年のル・マン24時間レースで総合2位に入った相棒と再びの走行となりました。
続いて、初代トヨタワークスドライバーが集った“チーム・トヨタ”のキャプテンを務めた細谷四方洋さんがトヨタ7で富士を1周。ピットではなく、大観衆が詰めかけたメインスタンド前のグリッドにと着きます。
そこに待っていたのは、同じく往年のワークスドライバー久木留博之さんと、現在のトヨタ&レクサスの若手ドライバーである平手晃平選手です。これまでトヨタ7は細谷さんがドライブしてきたのですが、今回を期にこの大役を若手ドライバーに引き継ぐことになりました。久木留さんらのエールを受け、細谷さんが振るフラッグを合図に、平手選手がドライブするトヨタ7が走行を開始。トヨタレーシングのスピリッツが引き継がれ、そして継続していく瞬間に、大観衆から大きな拍手が贈られました。
細谷四方洋さんのご挨拶
「1966年3月26日、この富士スピードウェイがオープンし、そのオープニングレースでトヨタRTXで総合優勝したのがわたしです。
その後、細谷、大坪組で第1回の富士24時間レースと富士1000キロレースにトヨタ2000GTで総合優勝しました。
今日まで46年間このコースを数え切れないほど走りましたが、このトヨタニューセブン久木留号の走行を最後に久木留博之さんと共にトヨタニューセブンを運転することはもうありません。
今日、我々の時代から次の若手ドライバーの平手晃平君の時代のドライバーに引き継ぎセレモニーができたことを非常に嬉しく思います。
セブンはメンテナンスをしっかりすれば後30年、50年、100年と走りつづけます。
いつまでもサーキットで快音を轟かせて元気に走り続けてください。
有難うございました。」
細谷四方洋さんは、初代トヨタワークスであるチームトヨタのキャプテンとして、1966年の富士オープニングレースにおいてトヨタRTXで優勝。また、同年の第3回日本グランプリで、トヨタ2000GTのデビュー戦を総合3位でフィニッシュして以降、同車により主要レースで優勝を飾る。さらに2000GTでは国際スピード記録にも挑戦。見事3つの世界記録(72時間、15,000km、1万マイル)と13の国際記録を樹立した。1967年には本格的レーシングカー「トヨタ7」の開発に着手し、1968年以降様々なビッグレースで優勝を飾った。”チームトヨタ”は2000GT、そしてトヨタ7の開発に携わり、黎明期のトヨタのレース活動の礎を築いた。
【チームトヨタの詳細についてはこちらから】
2012.11.25 12:28
ウェルカムセレモニー
コースに続々と登場する全選手たちと豊田章男社長が、がっちり握手。今日一日、クルマの楽しさを来場してくれたファンに存分に味わってもらおうと、共に決意を固めたことでしょう。
全選手が整列すると、豊田社長から「スタート・ユア・エンジン!」の掛け声が。すると、ピットに置かれたクルマたちが一斉にエンジンを始動! 来場のお客様にご挨拶するかのように、高らかな咆哮を挙げていました。