いつの間にか舗装路も豪州特有のビッツマンからホットミックス(日本の舗装方法と同じく、予め砂利とアスファルトを混ぜた物で舗装する工法)に変わっていた。どんどん、アウトバックから都会に変化していく。これから、都市特有の困難が待ち受けているだろう。
渋滞の中では大小様々な加減速が発生する。自分のイメージ通り加減速出来ないとブレーキや再加速と言った追加操作が発生する。それが都会の大きな渋滞では短時間で疲労として蓄積される。“疲れないクルマ”。言葉だとあまりポジティブに感じとれないかも知れないが潜在意識にこのクルマイイよねと思って頂ける大事なポイントだと思った。
コフスハーバーにある、WRCで使われている、ウェディングベルという道。普段は小型車やセダンなども走行する公道。大小様々な小石や路面スポットなどがあり、田原テストコースを思いだします。 オーストラリアでは、決して特性路面ではなく、一般路面となっている。 ランクルでは全く問題無く走れましたが、小型車やセダンなどでも、同じ安心感を得るために、路面干渉などからクルマを守る必要性を体感しました。
シドニーへの道。 シドニー手前の高速道路で目を引いたのは、元々は一つであったであろう大きな岩を切り拓いて作った道。崩れる恐れが無いのか、落石の看板や岩肌には、一切の加工は無し。 シドニー通過では、道幅の狭さと交通量の多さから、初めて名古屋高速や首都高を走った時の緊張感を思い出す。 相川さんのナビと、事前に作成して頂いた写真付き資料で無事走行出来ました。 同乗者は勿論の事、隊列を守るコンボイ走行を目の当たりにすると、チームみんなで走行した感がたまらない。 資料は理解し易く、ナビも画面上にリアル映像と矢印とかで表現するのもアリかもしれない。と思いました。
最後の走行も無事終了。 ゴールに着いた時は喜びより安堵感の方が今はまだ大きかった。 仲間の話しを聞いていると徐々に色々な感情が込み上げてきた。 今日がゴールではない。 これからのスタート。 今回の経験を職場の仲間に伝え、皆でもっといいクルマづくりに取り組んで行きます。 走破メンバー、サポートして下さった方々、本当にありがとうございました。 またご一緒出来る事を楽しみにしてます。