ニュルブルクリンクの正面ゲートにそびえる『ホテル・ドリント』が、彼の地に訪れるカーガイの憩いの場なのだと、かつて紹介したことがある。
ホテル・ドリントは欧州全土に展開するホテルチェーンなのだが、ニュルの造りは独特で、サーキットに寄り添う宿らしい装いである。
そこかしこにモーターレーシングが溢れている。正面ロビー横のバーラウンジの天井からは「ザクスピードF1」が釣り下がっている。各階のエレベーターホールにも、それぞれ志向をこらしたモーターオブジェが展示されている。一階のバーレストランは夥しい数のレース写真とドライバーサインで埋め尽くされている。モーターレーシングファンならば、一度ならずとも足を運びたくなる場所なのである。ニュルを訪れたらドリントへ…。クルマ好きの聖地だと思う。
ただし、数年前にライバルが出現。中東資本だと噂されているそのホテルの名は『ホテル・リンドナー』
ドリントが最終コーナーに接するのに対してリンドナーは1コーナーに寄り添う。ドリントが正面ゲートにあるのに対してリンドナーはサブゲート真横だ。どこか欧州風テイストの残る造りであるドリントと対峙するように、リンドナーは米国式近代的ホテルの様相なのである。まさにライバル…。
かくゆうキノシタは、あれほどドリントに惚れていながら宗旨替えなのだが、最近の定宿はリンドナーである。新しい分だけ綺麗なこと。新しい分だけネット環境が整っていること。などを理由に、宿はリンドナーに決めているのだ。
もっとも、居心地の良さも理由である。ドリントと同様に、ホテル内はモーターレーシングで埋め尽くされている。エントランスを跨いだ瞬間からどっぷりと、モーターレーシングの世界につかれるのである。
フランクフルト空港からレンタカーを飛ばして約1時間30分。翌日からのサーキットランを控えて気持ちを高揚させ整えるには、モーターレーシングを強く感じさせてくれるホスピタリティは都合がいい。サーキットアタックに備え、気持ちを徐々に高めていくには、最適な施設なのである。
エントランス、ロビー、バーラウンジ、ダイニングレストラン、部屋、バスルーム、そして廊下…。すべてがレーシングワールドなのだ。
以下、文章で説明する必要はないだろう。写真からその雰囲気を感じてくだされ!
ヤバいと思ったことないんだよね。たしかにレースでは危険な場面はあった。命の危険が迫っていた。だけど、こと仕事に関してヤバいと考えたことは一度もないのだよ。
というのも、キノシタが完璧な能力の持ち主でないことは明白です。いつもミスばかりです。思うように事が運ばないことばかりです。だから挫折しそうになることはある。ただし、究極のポジティブ人間ゆえに、劣勢も最大のチャンスだと発想を転換することにしているのだ。
たとえば、仕事が減ったとする。減ったら別の仕事にチャレンジできるチャンスだと考えます。仕事が減ったら、別の仕事にじっくりと取り組める時間ができたこととイコールだから、それは好機だと考えます。といった具合に、すべてがチャンスだと解釈する性格なのだよね。
ただ、仲間が減るのは絶対に避けたい性分だから、人を裏切ることはしないつもり。
それやったらほんとうにヤバいからね。
先日素敵なクルマを見掛けました。いるんですねぇ、いろいろな趣味の方が。ピンクのレクサスIS。目立っていました。いいことありそうです。
www.cardome.com/keys/
【編集部より】
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