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舘信秀×星野一義×近藤真彦
スーパーフォーミュラ監督対談 後編(2/3)

ホンダじゃないよ。やはり、対TOM'Sだね(笑)、負けたくないよ Lenovo TEAM IMPUL 星野一義監督

--現在は、トヨタエンジンが優勢です。しかし、ホンダエンジンも負けじと迫ってきていますね。

星野 シーズンが始まったときには、ホンダさんとの差は明らかだったけれど、今やその差はドンドン狭まってきているね。うちらが優勢なんて言ってられないよ。

いずれにしても、遅かれ早かれホンダさんは来るでしょう。

近藤 もっとシリーズをおもしろくするためにホンダさんがんばってなどと言っていられないですよ。だって、シーズン始まってから着実にパフォーマンスがアップしているから。

近藤真彦監督と星野一義監督、舘信秀監督

そう、ホンダが来る前に早いところ逃げなくちゃ(笑)。でもね、このような状況を作ってきてくれたトヨタさんには、本当に感謝してます。立場が逆転していたと思うと、ゾッとします。

星野 正直、(ホンダさん)もう少しゆっくりしていてって(笑)。それが、本音だね。しかし、ウチは、ホンダがどうこうなんて考えていない。やはり、対TOM'Sだね(笑)、負けたくないよ。

ボクはね、自分が走っていた昔から、エンジンに関してホンダは素晴らしいというイメージが強い。"ホンダ"イコール"エンジン"だった。しかし、今やトヨタのエンジンの凄さに助けられている。

星野 そうだね。それは実感している。ありがたいよ。

近藤 ホント、強いというイメージですね。

ウチは、ずっとトヨタさんと共にレース活動してきたから、良いときも悪いときも一緒でした。でも、今はトヨタさんとやって来て良かったと思ってます。スーパーフォーミュラでは特にね。

星野 だから、チャンピオン争いはトヨタエンジン同士になるよね。たぶん。ウチは舘さんところ、TOM'Sを負かさないとチャンピオンになれないワケですよ。

近藤 ウチも順調に来ているのでがんばりますよ。ようやく、チャンピオンという言葉を発することができるようなところまで来られました。