一進一退の攻防に緊張感が伝わるほどの熱戦
クラブマンシリーズの第3戦終了時点でのポイントリーダーに、スーパー耐久レースに出場できる権利が与えられるのがチャレンジプログラム2015。それを争うドライバー達には、いつも以上のプレッシャーがかかっていたはずだ。
ポールポジションは#305遠藤選手。2番グリッドは今季初参戦となる#62松原亮二選手が入り、ポイントリーダーを争う#450小野田選手は5番グリッド、#759岩本佳之選手は6番グリッドからのスタートとなった。
しかし遠藤選手はスタートで松原選手に先行を許してしまう。しかし前を行くライバルの走りをじっくりと分析した上で、100Rのアウト側からオーバーテイクするという大胆な作戦でトップを奪還。遠藤選手に続いて、小野田選手が浮上し、そこに#84橋本洋平選手が合流。3台が連なる、一進一退のギリギリのバトルが展開した。最終的に順位の変動はなかったものの、死力を尽くした全力のレースは見応え十分だった。
また16台で行われた決勝レースBでは、トップを走る2台が反則スタートとなるなど、大混戦の中、#884ヒロハヤシ選手が優勝を果たした。
決勝結果 クラブマンA
- Rank
- Driver
- Car name
- Total time
- Gap
-
- 1位
- #305 遠藤 浩二
- CGROBOTかえる君BS86
- 21'26.126
- -
-
- 2位
- #450 小野田 貴俊
- N東埼玉T埼玉KND2和光86
- 21'26.413
- +0.287
-
- 3位
- #84 橋本 洋平
- カーウォッチ86ポテンザED
- 21'28.156
- +2.030
-
- 4位
- #62 松原 亮二
- N群馬FKマッシモGYμ86
- 21'33.126
- +7.000
-
- 5位
- #74 冥賀 直文
- towa☆DTEC86R
- 21'33.320
- +7.194
-
- 6位
- #759 岩本 佳之
- カローラ名古屋86Racing
- 21'34.752
- +8.626
決勝結果 クラブマンB
- Rank
- Driver
- Car name
- Total time
- Gap
-
- 1位
- #884 ヒロ ハヤシ
- 林テレンプ86Racing
- 22'00.198
- -
-
- 2位
- #561 佐藤 優
- (医)幸仁会ノウムBRZ
- 22'03.632
- +3.434
-
- 3位
- #314 佐久間 進
- DEES-86Racing
- 22'21.246
- +21.048
-
- 4位
- #12 五賀 貴男
- SYMS.楡クリ自動車部BRZ
- 22'30.820
- +30.622
-
- 5位
- #46 野崎 功一
- NTMSC☆ポテンザ☆86
- 22'32.894
- +32.696
-
- 6位
- #786 辻 和憲
- トヨタカローラ滋賀 大津 86
- 22'39.033
- +38.835
遠藤選手がチャレンジプログラムによるS耐シートの権利獲得!
今回のレースの結果、第2戦までのポイントリーダーだった小野田選手をわずか1ポイント差で逆転した遠藤選手に、スーパー耐久レースのシートの権利が与えられることになった。1ポイントとは、ポールポジションやファステストラップでの加点でもあり、微妙な差ということができる。
遠藤選手は「嬉しいですね。やっぱりプロのチームで走るのは違うと思うし、スーパー耐久の86というマシンにも乗ってみたいですね。でもスーパー耐久のチームと契約して参戦しているので、チームと相談してみたいと思います」。遠藤選手がGAZOO Racingからスーパー耐久に出場できるかは、まだ未定ということだ。
その場合、シートの権利は小野田選手に移ることになる。「いやぁ、走りたいです。(遠藤選手が辞退することになったら)もう、絶対走ります」と意気込み十分。チャレンジプログラムについては、続報をお伝えする予定だ。
Pick up CLUBMANs
86/BRZ Raceで活躍するオ・ン・ナたち
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- CarNo.773塚本 奈々美 選手
予選2組 17位決勝A 41位 - #773塚本奈々美選手は派手なカラーリングのマシンで初年度から活躍中。「86はFRということもあってドライビングは簡単ではないけれど、ドライバーにいろいろなことを教えてくれるマシンなので、スポーツ走行などで腕を磨いてレースにも参加してもらいたいですね」
- CarNo.773塚本 奈々美 選手
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- CarNo.22小山 昌子 選手
予選2組 10位決勝A 17位 - 今季初参戦となった#22小山昌子選手は、初年度に6戦に参加している。ヴィッツレースのチャピオンも獲得している。「ヴィッツレースより難しいですが、86が好きだとか、FRに乗りたいというなら86でレースを始めるのもいいと思います」。マイカーも86なのだそうだ。
- CarNo.22小山 昌子 選手
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- CarNo.14鈴木 祐子 選手
予選1組 28位決勝B 8位 - ブラックのレーシングスーツの#14鈴木祐子選手は昨年から参戦を始めて、今回7レース目。「去年はとにかく楽しかったんですよ。ただ走るだけで満足だったんですが、今年は周りの人が速くなってしまっているので、自分ももっとスキルアップしようと思っています!」
- CarNo.14鈴木 祐子 選手
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- CarNo.48荒川 美恵子 選手
予選1組 27位決勝B 12位 - 今年の開幕戦でデビューし、今回が2戦目の参戦となった#48荒川美恵子選手。デビュー戦でクラッシュ、今回も木曜日の練習走行でクラッシュ。「だけどハマっちゃてるんです。もう走るのが楽しくてワクワクしていて、もう辞められないんです!」と少々過熱気味??
- CarNo.48荒川 美恵子 選手