クラブマンらしいクリーンで白熱したレース展開
ポールポジションは2分20秒926を記録した#305遠藤浩二選手。ツインリンクもてぎと相性が良く、昨年も7位を獲得している#450小野田貴俊選手は予選を失敗し、2位から優勝を狙う。
予選3位はベテラン#50高島登選手、予選4位には#333若林勝弘選手が入った。
レースは序盤から小野田選手の追い上げで始まり、1周目に早くもオーバーテイクに成功し、トップへと上がる。しかし遠藤選手を引き離せない。周回を重ねるうちに小野田選手のタイヤとブレーキが厳しくなり、明らかに遠藤選手が優位。7周目についに逆転し、遠藤選手がトップを奪還し、そのまま優勝のゴールとなった。強引なブロックをせずにトップを明け渡した小野田選手は2位、3位には若林選手が入った。
上位経験者があえてクラブマンシリーズを選んだ理由
クラブマンシリーズには、プロフェッショナルシリーズでも活躍できそうな速さを持ち、実際に実績を残してきたドライバーも参加している。小野田選手もそのひとりで「(タイヤ)メーカーの縛りナシに、ワンメイクレースを楽しんで走りたい」ということで、クラブマンシリーズでの参戦を決めたという。遠藤選手は「本当はプロフェショナルシリーズに出たいけど、資金的な面で…」、実際に相当に悩んで決めたのだという。#84橋本洋平選手は「クラブマンシリーズが、本来のナンバー付きレースだと思ったので」というロジカルな理由だった。理由はさまざまだが、そうした速いドライバーたちがクラブマンシリーズの牽引役として機能してくれるに違いない。