We are MOTORSPORT COMMUNITY!!
  • 松本健二選手
    松本健二選手 2015年よりVitz Raceに参戦し、2017年の関西シリーズ第3戦では初のシングルフィニッシュとなる8位を獲得。限られた自己資金の中でもシミュレータートレーニングと実戦を上手に組み合わせることで、腕を磨いている。
  • 神谷裕幸選手
    神谷裕幸選手 2001年からVitz Raceに参戦してきて、2013年から86/BRZ Raceにステップアップ。2017年シーズンは念願のシリーズチャンピオンを獲得する。普段は、ネッツトヨタ中部のGR Garage midress豊田に務めるディーラーメカニック。
  • 荒川美恵子選手
    荒川美恵子選手 2015年より86/BRZ Raceのクラブマンシリーズに参戦し、2017年はシリーズ全10戦にエントリー。同じチームのスタッフやドライバ-はもとより、多くのレース関係者にも愛されているクラブマンシリーズのマドンナ。

 ナンバー付きのワンメイクレースとして人気を集めている86/BRZ RaceとNetz Cup Vitz Race。2017年シーズンは、86/BRZ Raceが計10レースを開催し、多いときで130台のマシンがエントリーしました。Vitz Raceも5つの地区シリーズで計17レースが開催され、最大エントリーは70台を数えました。年間では86/BRZ Raceが延べ860台、Vitz Raceが延べ644台という多くのドライバーが参加型モータースポーツを楽しんでいます。
 86/BRZ Raceのプロフェッショナルシリーズを除くと、参加しているのはアマチュアドライバーで、参戦の目的はさまざまです。ここでは、両レースに参戦している3人のドライバーにエントリーした切っ掛けや魅力を語ってもらいました。
 2017年の86/BRZ Raceクラブマンシリーズでチャンピオンを獲得した神谷裕幸選手は、約10年に渡ってVitz Raceを戦い2013年からステップアップして同レースに参戦しています。
「2001年にVitz Raceでデビューし、初めは20番手あたりを走っていて、まずはその順位を争うライバル達と仲良くなりました。上位に入るようになると、また別のコミュニティがあり、次第に全国に仲間が増えていったのです。仲間でもあり、ライバルにもなるドライバーができると必然的にレースが楽しくなり、毎年参戦するようになりました」。
 参加型モータースポーツは、ドライバー同士が切磋琢磨する仲間になります。パドックでは、同じ目的を持つコミュニティだからこそできる話で盛り上がっているそうです。

 40代になってからモータースポーツを始めたという荒川美恵子選手は、「最初はレースを見ていてもルールが分からなく、もちろんクルマの動かし方で言えばヒール&トゥ※も知りませんでした。とにかく1年はレースを勉強する意味で、チームに帯同しました。そして2015年の最終戦でデビューしたのです。だんだんとタイムや順位が上がる満足感と、レーススタート時の緊張感は、他では味わえないものです。最初は色々と心配ごとがありましたが、今では止められない趣味となっています」。レースはハードルが高いという人も多いはずですが、一歩踏み出してみると心配ごとは過去のものとなり、レースで得られる非日常感は格別なようです。
 Vitz Raceに参戦している松本健二選手は、レース歴3年の若手ドライバー。限られた自己資金でやりくりできるのも参加型モータースポーツの利点となります。
「もともとはサーキット走行を楽しんでいて、次第に公式戦に興味が沸いてきました。カテゴリーの選択肢は色々ありましたが、参加台数が多いことや20代でも資金的に継続参戦できるVitz Raceを選びました。参戦3年目になりますが、トップ10を狙いたいです」と切っ掛けと豊富を語っています。
 このように多様なドライバーがレースの面白さに魅了されているのが、86/BRZ RaceとVitz Raceになります。